アップ(9630)の企業分析をしました。
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アップ(9630)   



 学習塾のアップ(9630)について、企業分析してみました(アップの公式ホームページ)。それでは、順番に見ていきますね。(ページ最終更新日:2007年12月18日)

注)まだページが途中書きですが、ホームページにアップしてしまいました…(汗”)



【なぜ注目したのか?】
 学習塾業界は日本の人口が少子化へと進んでいるので、生徒数の減少を招く(=売上の低下)という大きな懸念があります。ですから、学習塾は割安で放置されている銘柄が非常に多い状態です。パイ(子供の数)の減少というのは基本的にマイナス要因と考えられますが、ものは考え方で、『出生率が低いのであれば、それだけ1人あたりの子供にかける費用をふやすこともあるのでは?』と考えました。もっとも、学習塾間の競争は厳しくなる可能性はありますが、単純に、『子供の数が減る=個別の企業の業績悪化』とは考えにくいような気がします。

 あと他の注目理由ですが、学習塾業界は素人的にもキャッシュフロー(お金の流れ)がわかりやすいと思います。ビジネスモデルは簡単で、まず生徒が持ってきた月謝(売上)を集めて、そこから先生の給料や校舎の維持費、広告宣伝費などの経費を差し引けば利益が出ます。授業料の単価に変化がなければ、『生徒数の増加=売上の増加』といえると思います。そういう点から見ると、株初心者の方に紹介する銘柄としては、理解しやすい方ではないかと思います。

 




【会社の事業内容】
兵庫県西宮市を中心に、幼児から社会人までを対象にした学習塾を中心とした事業を展開しています。
(事業部門としては、現役大学合格を目指す「研伸館高校生課程」、中高一貫の有名国・私立中学生を対象に大学受験を意識した受験指導を行う「研伸館中学生課程」、国・私立中学受験部門「進学館」、小・中学生・高1生対象の「開進館」、小・中・高校生の個別ニーズに応える「個別館」、幼児から成人を対象に真のコミュニケーション能力を育成する英会話部門「アナップ」、次代の知的理系人間を育む科学実験教室「サイエンスラボ」、大学受験のための個別指導部門「研伸館プライベートスクール」、知恵を育む幼児教室「こどもカレッジ」、レゴブロックを使ったユニークな教室「レゴ・エデュケーション・センター」があります。)

 


【貸借対照表(簡易)】(参考:貸借対照表とは?



      


図の右側(負債・資本の部)から見ていきますと、利益剰余金他の占める割合が多い印象があります(56億円)。自己資本の割合にあたる株主資本比率が87%と非常に高く、有利子負債はほぼゼロです。財務の健全性は非常に良好です◎。

次に図の左側(資産の部)を見ますと、まず有形固形資産が大きいことに気がつきます。校舎や土地などでしょうか?まさに学習塾という感じですね。他には現金・有価証券が多い(27億円)です。企業が利益を上げていく上では直接関係がない現金は、これほど多くは必要ないと思われます。そんなことを思っていた2007年、株主還元を積極的に行ない始めました。具体的には、自社株買いの開始と配当性向のアップです。これにより、現金を株主に還元しますから、会社の中に無駄なお金が少なくなりROE(株主資本利益率)の向上が期待できます。(2007年現在のROEは7.53%)


自社株買いの発表、上限20万株・2億円までアップ公式発表のPDF-2007年7月17日)
割安な株を自社株買いすることにより、株主価値の向上が期待できます。企業活動をしていく上で、あまっている現金(27億円)をうまく有効活用しようとしています。

<現在の自社株買い進捗状況>
・7月〜8月…38200株
・9月…11500株(815万5500円)
・10月…13400株(944万5700円)
・11月…14900株(1028万3900円)
・12月…10700株(752万5500円)

☆これまで(7月〜12月)の自社株取得数の合計
 88700株(6392万9000円)


配当政策−配当性向のアップアップ公式発表のPDF-2007年10月22日)
 配当性向が24%以上から35%以上へと変更になりました。具体的に見ていくと、2007年3月決算の1株あたりの利益が65.7円で1株あたりの配当は16円でした。この配当性向を求めると、24.3%(=16円÷65.7円×100)です。確かにこれまでの会社の方針通りです。

     
                                       ヤフーファイナンス アップ(9630)

そして、これを配当性向35%に変更すると…1株配当は
65.7円×35%≒23円  1株配当は23円になります。 すなわち、16円→23円(+7円)となります。
 
 
もう少しわかりやすくするために、配当利回り(=配当÷株価)で見てみると、1株配当が16円の時は2.25%(=16円÷710円)になりますが、23円の時は3.23%(=23円÷710円)になります。配当利回り3%を越えてくるとは、高配当株の仲間入りですね。配当金だけで年間2億3000万円(発行済み株式数1030万株×23円)のお金が会社の株主に流れることになります。

しかも、会社四季報の予想では、08年3月期の1株利益は67.3円となっています。同じように計算すると、配当性向を24%→35%となりますから、67.3×35%≒24円  23円の時は3.38%(=24円÷710円)になり、配当利回りはさらに上がってくるかもしれません。


【過去業績分析】(参考:損益計算書とは?
■損益計算書
■キャッシュフロー計算書


【現在業績分析】



上の表は、3年間の四半期決算(3ヶ月ずつ)です。特筆すべきは、営業利益率(=営業利益÷売上高)の高さも魅力です。2006年、2007年ともに15%を越えています。2007年で同業他社と営業利益率を比べてみると、早稲田アカデミー(11.2%)、ウィザス(11.6%)、明光ネットワーク(25.3%)、東京個別学院(14.3%)、ステップ(20.4%)、

売上や各種利益も順調に推移しています。



【今後のシナリオ(将来予測)】
■定性的な分析(数字以外)
少子化問題がありますので、M&Aが活発になり企業の統合がはじまるかも知れません。

■定量的な分析(数字で見る分析)

【考えられるリスク】

【まとめ】

☆新しい試みとして、今回、企業分析のページを作ってみました。株式投資のお役に立っているでしょうか?ちょっと内容がむずかしいでしょうか?お手数ですが、ささいなことで結構ですので、ご意見いただけますとうれしいです♪みなさんのご意見を参考にして、今後のページ作りに活かしていきたいと思います。

 注)ここで紹介している分析方法や結果等は管理人の個人的な視点のもので、銘柄を推奨するものではございません。投資判断等は自己責任にてお願いいたします。

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