買う株を選んでみましょう

このページでは、買う株の選び方を紹介します。買う株を決める根拠となる要素はいろいろとありますが、これを買えば絶対もうかる!という株はありません。株の探し方の例として、3つ挙げましたので参考程度に読んでください。

【1】 身の回りのモノをチェックしてみる

私たちが生活している中で、身の回りにはモノがあふれています。モノには時代の流れがあり、「はやりすたり」があります。今からはやっていくものは、その会社の業績を伸ばしていく要因となり、結果的に株価にも反映されます。ですから、時代背景を読んで、これからはやっていくモノを予想したり、現状のはやり具合をチェックしたりするのもひとつの手です。

これは昔の出来事になりますが、1980年代にファミリーコンピューター(ファミコン)がはやりました。この製品は任天堂が作っています。当時は全くの無名で、花札などの家庭用おもちゃ(?)を作っていました。株価も低迷していましたが、ファミコンの爆発的ヒットでどんどん上がりました。結局言いたいことはその時代に株を買っていれば…、ということですね(笑)。

株に「~たら、~れば」は禁句ですが…。時代は流れていますので、そういったチャンスはまた訪れるかもしれませんね。

【2】 配当金の多い株を買う

配当金に関しては「株のかせぎ方を知る」でも紹介しましたが、配当金の多い株を買うという考え方もありですね。特に、預貯金より少しでも金利がよい運用を目指している方には、おすすめできるかもしれません。株は持っているだけで、毎年配当をもらえますから、安定的に資産を得られます。仮に毎年3%の配当をもらえば、今の金利と比較してもずいぶんお得ですね。

ただ、注意点があります。会社の配当金は、その年ごとに増減する可能性があることです(もちろん据え置きもありますが)。業績のよくない会社の株を持っていると、減配(配当金が減ってしまう)のおそれがあります。

また、業績がよくないのに、無理に配当を出す(タコ配)会社もありますので、気をつける必要があります。配当に関しては、応用編でもくわしく扱います。

【3】 使える余裕資金の範囲内で株を選ぶ

株と一口に言っても、多種多様です。中には1万円ぐらいのものから300万円ぐらいのものまで、株によって大きく違います(もっと安い株もあります)。余裕資金の少ない方は、買える株の種類が限られてきます。そういう方は、「ミニ株(1株から買える)」に挑戦されてもよいと思います。(ミニ株については応用編『さまざまな投資手法を知る』で紹介します)

…以上、3パターン紹介しましたが、実は買う株の選び方はまだまだたくさんあります。最初はどれを買おうか迷われると思いますが、それは仕方がありません。株に慣れるにつれて、株に対する考え方にも余裕が出てくると思います。そこで、新たな切り口で株を選んでいけばよいと思います。株は、一度買ったら終わりではありませんからね。それに、はじめはみんな初心者です。「いきなり大もうけしてやろう!」と意識せずに、リラックスをしてはじめましょう!

☆はじめから株のプロの人はいませんので、ご安心ください!

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