実戦投資法を考える

<高配当投資法> おすすめ度 ★★

高配当投資法とは、『配当をチェックして、永続的に高配当を実現している銘柄を狙っていく投資法』です。 まず、この株価チャートを見てください。

株価チャート

ヤフーファイナンスから引用)

このチャートは、高配当株の代表とも言われていた『ソトー』の株価ですが、よく見てみると配当の権利確定日までは、右肩上がりのチャートになっています(ソトーは2006年3月期末以降、特別配当(年間150円)がなくなりました)。

これは、株価が下がろうとした場合には、高い配当利回り(このときの配当は7.5%)が下支えをして、株価が下落しにくくなっている状態です。つまり下値には指値が入りやすいということです。

…しかし、権利確定日の次の日、すなわち権利落ち日(9月末、3月末)をご覧ください。配当が多いだけにその反動は激しく、トレンドが崩れて急降下しています。ここに注目です。一時的には大きく下げていますが、次の配当までには、株価が持ち直しています(3月末→9月末)。この株価の流れに投資余地があることがわかります。

よって、高配当投資法の買い時売り時は次のようになります。

買い時チェック】

高配当投資法の買い時は、配当権利落ち日付近の安値だと思います。ここが最安値というのは、誰もわかりませんから、「下がりすぎたかな?」と感じるところで買いを入れるといいと思います。

あまり長く保有したくない方は、配当権利日の1~2ヶ月前に買いを入れるといいと思います。配当権利日が迫ってきているため、買いが入りやすくなっています。

売り時チェック】

売り時は、2つあると思います。まず1つは、配当権利日までに売ることです。高配当の銘柄は下げもきついことが多いので、ある程度キャピタルゲイン(値上がり益)を得られたら、売ってしまうのも一つの手でしょうね。

もう一つは、保有し続けて高配当の恩恵を受け続けることです。例えば、配当利回り5%ずっと続けている銘柄は、単純計算で20年も持っていれば配当のみで元が取れることになります(5%×20年=100%)。

このように『高配当投資法』は、うまくやればリスクの少ない投資法です。ただ配当が減らされること(減配)が発表された時は、配当利回りの下支えがなくなり、株価が大きく下がるリスクが存在します。銘柄選びは、配当利回りの大きさだけでなく、業績にも十分に注意する必要があります

高配当株を狙うときは、企業分析を怠らないでください