割安株(バリュー株)投資法

おすすめ度 ★★★★

割安株(バリュー株)投資法とは、『株価と業績などから評価して、割安で放置されている株を狙う投資法』です(以下バリュー株で統一)。割安に放置されている株が市場の原理によって、最終的に適正な株価に戻るところを狙います。

バリュー株投資法に関しては、株式投資の応用の 「PERPCFRPBR」 の部分で詳しく紹介していますので、読まれていない方は、まずこちらを参考にしてください。

バリュー株投資のメリットは、割安感が株価の下支えをしてくれることです。割安を示す指標が出ていると、下値の不安が少なくなります。また、市場の原理によって、いずれは適正株価まで上がるのでは?という安心感もあります。

バリュー株投資のデメリットは、『注目されなければ、なかなか株価が上がらない』ところです。バリュー株は成長力がなかったり、時価総額が低かったりと地味な銘柄であることが多いです。それゆえに、個人投資家はもちろん、機関投資家でさえ、なじみのない株であることが多いです。注目を浴びるまで、保有する忍耐が必要です。

バリュー株投資法の買い時売り時は次のようになります。

買い時チェック】
バリュー株投資法の買い時は、割安の状態であればいつでもよいと思います。買い時よりも売り時に気をつけたいところです。

売り時チェック】
売り時は、その株の割安感が薄れた状態です。割安株投資は、売り値をあらかじめ設定しておいて、その状態(株価)になったら利益を確定するのが望ましいと思います。必然的に長期投資になることが多いと思います。

割安かどうかを判断するには、公式に当てはめて考えたり、スクリーニング(銘柄分析)をする必要がありますが、大まかに知りたいときは、SBI証券の『分析』の項目を使うのも一つの手です(口座開設していれば、無料で使えます)。割安性を10段階で評価してくれます。

<『分析』項目のサンプル画面>

『分析』項目のサンプル画面

本格的なバリュー投資のすすめ

ここで紹介している、PERやPBRだけでは、企業の成長性や資金の効率性が計れないので、どうしてもきちんとした評価することができません。企業価値と理論株価を使った“本格的なバリュー投資”を始めたい方は、財務分析ツール(無料)が助けになると思います。「株価分析」、「経営分析」、「財務諸表」、「シミュレータ」などの分析ができるので、かなり高機能なツールです。

☆バリュー株投資は、成果を気長に待ちましょう。

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