株式用語集(サ行)

財務健全性(ざいむけんぜんせい)

…財務健全性とは、会社の健康状態のことを言います。健全性が高いほど、倒産しにくく、会社が長続きしやすくなります。
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サーキットブレーカー(さーきっとぶれーかー)

…サーキットブレーカーとは、株式や先物などの価格が暴落・暴騰したときに、取引を停止する制度です。日本をはじめアメリカやヨーロッパなどの先進国で導入されています。 
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下げ渋る(さげしぶる)

…株価が下がるスピードが弱くなり、株価の下落が止まることを言います。株価が下がりそうな状況なのに、意外と下がらないときにも使われる言葉です。

三角合併(さんかくがっぺい)

…三角合併とは、『国境をまたいだ買収で、主に使われる株式交換を使ったM&A(企業の合併と買収)の手法のこと』を言います。 
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地合い(じあい)

…「地合い」とは、その時の相場の雰囲気や状況のことを言います。例えば、「地合いが良い」と言えば、相場全体が上昇している状態のことを言います。

塩漬け(しおづけ)

…「塩漬け」とは、買った株の株価が下がってしまい、売るに売れず何年も触らずに眠ってしまった状態のことを言います。それにしても「塩漬け」と例えるとはおもしろいセンスですね(笑)。
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時価総額(じかそうがく)

…「時価総額」とは、その点においての株から見た銘柄の価値(総額)を表わします。時価ですから、日々の株価の変動で時価総額は動きます。同業他社と時価総額を比較することで、株価から見た会社の大きさを比較することもできます。(時価総額とは会社丸ごとの値段ということになります) 計算式としては、『株価×発行済み株式数』で表わされます。

時価会計制度(じかかいけいせいど)

…「時価会計制度」とは、企業の資産負債を決算期末時点の時価で評価し、財務諸表に反映させる会計制度のことです(2001年に導入)。 時価会計制度が導入されたことで、企業や金融機関が保有する有価証券を、時価で評価することになりました。特に、財務の健全性に関してきびしい規制のある金融機関は、持ち合い株式の売却を進めました。その結果、株式市場で売り圧力が広がり、1~2年ほど市場が低迷することになりました。

自己資本比率(じこしほんひりつ)

…「自己資本比率」とは、総資本(負債+純資産)に占める純資産(自己資本)の割合を表したものです。企業の財務の健全性を測る指標であり、一般的に高いほど倒産しにくい企業と言えます。 計算式は、「純資産÷総資本×100(%)」です。
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資産(しさん)

…「資産」とは、会社が集めた資金(資本と負債)をどういう形で保有しているかを表しています。具体的には、現金・株式・不動産などがこれに当たります。貸借対照表(B/S)の左側です。

資産

収益性(しゅうえきせい)

…「収益性」とは、会社の稼ぐ能力のことを言います。収益性が高いほど、少ない資本で大きな利益を上げることができます。
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種類株(しゅるいかぶ)

…「種類株」とは、普通の株式とは異なり、配当や株主総会の議決権などに差がある株式を指します。種類株の中には、優先株・劣後株・無議決権株・黄金株などがあります。

優先株 配当の支払いが普通株よりも優先される
劣後株 配当の支払いが普通株よりも後回しになる
無議決権株 株主総会での議決権を行使できない
黄金株 一株でも株主総会の重要事項の決議を否決できる

償還(しょうかん)

…「償還」とは、債券や投資信託の元本部分が投資家に約束した日に戻されることです。かんたんに言うと満期のことです。

証券外務員(しょうけんがいむいん)

…「証券外務員」とは、所属する証券会社に代わって投資家と取引をすることができる人です。銀行の窓口で証券取引法上の有価証券を販売する際には、この資格が必要です。

上場(じょうじょう)

…「上場」とは、取引所でその銘柄を売買の対象として定めることをいいます。つまり、株の売り買いしてもいいですよ~、とお許しが出たということです。
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少数投資非課税制度〔NISA〕(しょうがくとうしひかぜいせいど)

…「少額投資非課税制度」とは、「株式投資や投資信託などにおいて、値上がり益や配当金を非課税にする制度」です。これを使うことによって、税金面で大きなメリットが受けられます。
→ 少数投資非課税制度(NISA)のもっと詳しい解説

少数株主持分(しょうすうかぶぬしもちぶん)

…「少数株主持分」とは、親会社が子会社に投資している資本(持分)のうち、“親会社の資本(持分)でない部分”のことをいいます。100%の資本を入れた純粋な子会社ではない場合に発生します。少数株主持分は、2015年4月から「非支配株主持分」に名称が変わっています。
→ 少数株主持分(非支配株主持分)のもっと詳しい解説

消費者物価指数(しょうひしゃぶっかしすう)〔CPI〕

…「消費者物価指数」とは、全国の世帯(消費者)が購入する各種の商品(財やサービス)の物価変動を測定するものです。これを指数としてあらわしています。この指数は1995年の「100」が基準となっています。

この指数を見ることによって、一般の世帯の消費生活に必要な支出(食品・飲料、住宅、アパレル、交通、医療、リクレーション、教育・コミュニケーション、その他)が、どのような影響を受けるか明らかになります。日本での発表は総務省が毎月おこなっています。

スクリーニング

…「スクリーニング」とは、“ふるいわけ”をすることを指します。株式投資をするときに、膨大な銘柄(約3000社)から投資先を選ばなければなりませんが、いろいろな条件をつけることにより銘柄を絞ることができます。例えば、配当を多く出す会社を選んだり、割安な株を選んだりすることです。

たいていの証券会社には、スクリーニング機能(無料)がある会社が多いので、口座開設をした際には試しに使ってみてください。

新株予約権

…発行した会社に対してお金を払い、行使することで株式を受け取る権利のことです。発行した会社は、新株予約権を行使されることで資金調達ができます。株主にとって、株式が希薄化するため、株価が下がる悪材料となることもあります。

ストップ高(すとっぷだか)

…「ストップ高」とは、人気がふっとうして、定められた1日の値幅制限の上限までいってしまった状態です。もし3日連続ストップ高になると翌営業日から値幅制限が2倍になります。 ⇔ ストップ安

ストップ安(すとっぷやす)

…「ストップ安」とは、定められた1日の値幅制限の下限までいってしまった状態です。ストップ高同様、3日連続ストップ安になると翌営業日から値幅制限が2倍になります。 ⇔ ストップ高

成長性(せいちょうせい)

…「成長性」とは、企業が今後、業績を伸ばすことができる可能性のことです。成長性の高い企業は、業績の成長とともに、株価も高くなる可能性があります。
→ 成長性のもっと詳しい解説

制度信用取引(せいどしんようとりひき)

…「制度信用取引」とは、証券取引所が公表している制度信用銘柄選定基準を満たした銘柄のみを対象としておこなわれる信用取引です(信用取引とは?)。証券取引所のお墨つきともいえます。返済期限は長くても6か月以内と決められていて、金利も証券取引所ごとに決められています。
→ 一般信用取引と制度信用取引の違い(詳細)

増資(ぞうし)

…「増資」とは、企業の資金調達方法の一つで、新たに株を発行してお金を集めることです。企業側は、集めたお金を償還(返却)する必要がないため、魅力的な資金調達方法です。ただ、株式が希薄化するため、株価が下がる悪材料となることもあります。
→ 増資を詳しく知る

続伸(ぞくしん)

…「続伸」とは、株価や相場が前営業日に続いて上がっている状態を表します。「株価が〇日続伸となりました。」のように使われるケースが多いです。

続落(ぞくらく)

…「続落」とは、株価や相場が前営業日に続いて下がっている状態を表します。「株価が〇日続落となりました。」のように使われるケースが多いです。

損益通算(そんえきつうさん)

…「損益通算」とは、株式の売却で得られた利益と損失をぶつけて節税することです。複数の証券会社で売買されている方は節税のためにもチェックしておくとよいと思います。
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損切り(そんぎり) = ロスカット

…「損切り」とは、含み損がでている時に株を売って損を確定させることです。損切りによって新たなスタートが切れますから、放置せずに思い切って損切りをすることをおすすめします。
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