vol.4 買ってはいけない!? 個人向け国債

追記:2011年3月8日 情報が古くなったため追記)
第4回のメルマガになります。今回は【買ってはいけない!?個人向け国債】という題目でみていきます。

前回まで通して読んでくださっている方にとっては、「あれあれ??」ですよね…(笑)。前回は「個人向け国債を買った方がいい」と言っておきながら、今回は、ちょっと違う角度から見ていきます。

まず、“個人向け国債”の現状ですが、最近(2011年3月)は売れ行きが悪くなったようです。理由は簡単で、金利に魅力がないからです。日本国債というリスクに対して、金利が低い。機関投資家(銀行や年金ファンド)には、国債は人気があるようですが、個人投資家にとっては人気がないようです…。

さて、国債を購入される方の感覚ですが、“定期預金”と同じみたいですね。定期より利率がいいから、「まぁ、こっちでもいいかな」という感じでしょうか?たしかに、途中解約しなければ元本割れをしませんし、10年モノであれば、金利も見直しが行われるので(変動金利)、使い勝手がよい金融商品といえます。

…しかし、どんな商品にもリスクは必ずあるものです。何気なく国債を買ってしまった方は、ぜひ見ていただきたい内容です。

まず最初に。多くの方がご存知のように、日本国は借金だらけです…(苦笑)。(借金のお話をし始めると、それだけで相当長い話になってしまうので、ここでは、“借金がものすごく多い”ということにしておきます。)

日本政府は“財政の構造改革”と言いながら、いろいろやっている“フリ”をしていますが、そのスピードは、亀が歩くようなのんびりとしたスピードです。…はっきり言って遅すぎますね。この調子でのんびりやっていると、被害を受けるのは、われわれ国民と未来に生まれてくる子どもたちです。中でも、一番大きな被害を受けてしまうのは…、 『個人向け国債を保有している方々』かもしれません…(汗”)。どうしてそうなってしまうのか!?をみていきます。

日本国債は10年満期の国債だけでなく、20年など長いものもあるので、少し金利が上がったぐらいでは影響は少ないですが、金利上昇によって、国債全体にかかる金利が上昇していくことは間違いありません。国債の金利が上昇していくということは、国債にかかる利払い負担(利子)も必ず増えますから、国民にかかる負担も大きくなります。利子を補うためには、毎年の税金(歳入)を当てればよいのですが、当てられる分の税金が集まらなかった場合は、国債を発行することになります。 (日本の財政は火の車なので、今まさにこの状態です…)

その国債を買っているのは、日本国民銀行・年金・郵貯など国内勢です。国債が消化できているうちは、心配をしていません。買い手がいるわけですから大丈夫です!

それでは、いつからが本格的に危ういのでしょうか?? 私が思うリミットは、『日本全体の貯蓄で借金を支えられなくなったとき』だと思います。…もう少し生活に密着した言い方をすれば、 「日本ってやばいんじゃない?」っていう会話が、金融に詳しくない国民、いわゆる<おばちゃん>たちの普段の会話の中に出てきたときです(すでに出ているかもしれませんが)。国債は買い手がいるうちは大丈夫だと思いますが、買いたくないと思われると消化しきれなくなり、大変なことになりかねません。

(ここから先のお話は、“最悪のこと”を想定しているのであって、今すぐ起きるといったようなことではありませんが、着実にその方向に進んでいることは間違いありません。)
リミットは、『国債の買い手がいなくなったとき』です。買い手がいなくなったときの国債はどうなるか…。はっきり言って悲惨です(トルコやロシアが経験しているようですね)。
国債の買い手がいないわけですから、国債の金利をさらに上げるか、やむを得ず日本国が買うことになります。日本国が買うといっても、お金がありませんから困ったものですネ。そこでどうするかというと…。 お金(円)を新たに刷っちゃうんですね…(汗”)。 アララ…。

お金を印刷して増やすということは、お金の絶対量が増えるので、お金の価値(=日本円の価値)が下がります。お金の価値が下がると、インフレが起こり、今まで買えたのものが、その値段では買えなくなってしまいます。

…つまり究極的には、国の崩壊につながってしまいます。国が壊れると、デフォルト(借金返済不能)に陥って、国債を買っていた人がまず被害を受けます…。(普通は満期になると元本+利息が返ってきますが、デフォルトすると元本は大きく割れるだけでなく、最悪の状態ではなかったことになります…おお!恐ろしい。)もちろん直接買っていない人にも大きな影響があります。

ここで、話を少し戻しまして、先ほど「国債は国内勢が買う」と言いましたが、実は外国勢はほとんど日本国債を買っていません。その理由は、日本の財政再建計画していないというだけでなく、日本国債のリスクとリターンが一致していない、つまり、日本国債が割高であることをよく理解しているからです。(この行動が普通のレベルなんですけど…笑)

他国を見わたすと、財政はもっと健全なのに利回りがよい国債はたくさんあります。10年満期で1%前後の国債の金利で喜んでいる(?)のは、日本くらいでしょうね…(笑)。(1%程度の金利で国債が売れてしまうので、それ以上金利が上がらない…つまり、金利を上げる必要がないのです。私なら、1年満期SBI債1.90%の方がいいです。)

これは、個人的な意見ですが、『日本国債は5%くらいないと海外では売れないのでは?』と思います。国債には格付け(評価)があるのですが、日本は先進国の中で最低ランクです…(汗”)。それでいて、あの利回りでは。。。

☆日本政府は国民みんなが幸せに暮らせる日本へと舵取りして欲しいです。ムダを減らして、必要ならば増税する。最悪なこと(国家破綻)は起きて欲しくないですが、頭の中であらかじめ準備・想定しておくことは大切ですね。

◆今回の結論としては、国債はしばらくの間は大丈夫かも!?しかし、国の信頼によって国債は成り立っているので、信頼感が揺らいだときは一気に危なくなる可能性もないわけではないと思います。国債は、国の健全度を意識しながら保有することが大切です。

「それでは、どうしましょうか?」というのが次回になります。

★次回は、【vol.5分散投資に最適!?投資信託】です。投資信託を中心に運用されている方は必見です。(メールマガジン無料購読はこちら)