SBI証券のロボアドバイザー「ウェルスナビ」、「テオ」を徹底比較!

SBI証券のロボアドバイザー
「ウェルスナビ」、「テオ」を徹底比較!

SBI証券のウェルスナビとテオの比較

ロボアドバイザー(以下、ロボアド)は、一人一人に最適な資産運用のアドバイスや運用をしてくれるサービスです。ここ最近、さまざまな金融機関で見かけるようになりました。このページでは、ネット証券人気No.1のSBI証券が提供する、「WealthNavi(ウェルスナビ)」と「THEO(テオ)」の2種類のロボアドを比較していきます。

※SBI証券のロボアドを使うには、あらかじめSBI証券の口座が必要です。「SBI証券に口座開設!」を参考に、口座を開設してください。

ウェルスナビとテオはロボアドの中でも“2強”と呼ばれ、とても人気が高いサービスです。SBI証券はこの2社と提携して、『WealthNavi for SBI証券』と『THEO+ SBI証券』という名前で提供しています。私がはじめに感じた疑問は、「通常のウェルスナビやテオと何が違うの?」というものでしたが、結論を言いますと、基本的なサービスは全く一緒です。初期投資額やキャンペーンが少し変わるくらいです。では、2つのロボアドの違いはどこにあるのでしょうか?早速、くわしく見ていきましょう!

「ウェルスナビ(WealthNavi)」と「THEO(テオ)」の比較

「ウェルスナビ」と「テオ」のサービスの違いを比較しました。下表をご覧ください。

項目 ウェルスナビ(WealthNavi) テオ(THEO)
自動運用
最低投資金額 30万円 1万円
運用開始条件 口座へ入金後、リスク許容度を設定 口座へ入金後、投資運用目的を設定
自動積立 10,000円から(1円単位) 10,000円から(1,000円単位)
手数料(税抜) 預かり資産が
3,000万円までは年率1.0%
3,000万円を超える部分は0.5%
投資対象 海外ETF(銘柄は異なる)
取扱銘柄数 6~7銘柄 30~40銘柄
運用方針 リスク許容度にあわせた運用 投資運用目的にあわせた運用
運用パターン 5通り 231通り
リバランスの頻度 最長6ヵ月 毎月
スマホアプリ Android/iOS iOS
自動税金最適化機能
(DeTAX)
×
<ウェルスナビとテオの共通点

まず、ロボアドには大きく分けて2種類あります。ポートフォリオ(金融資産の組み合わせ)の提案をしてくれる「アドバイス型」と、運用までおこなってくれる「投資一任型」です。ウェルスナビとテオは、どちらも後者の投資一任型です。最初にかんたんな質問に答えて入金するだけで、銘柄選びから売買、リバランス(ポートフォリオの再調整)まで全てお任せできます。「積み立てをしたい」という場合、どちらも“自動積み立て”機能をそなえているので、毎月入金する手間がありません。ふだん仕事で忙しい方も、無理なく資産運用をおこなえるのが両サービスの最大の特徴です!

※投資先の「海外ETF」は、海外の証券取引所に上場する投資信託を指します。くわしい説明は、当サイトの海外ETFページを参考にしてください。

<ウェルスナビとテオの違い

両サービスの大きな違いは、最低投資金額です。テオは1万円から資産運用を始められますが、ウェルスナビは最低30万円必要です。「ちょっと試しに使ってみたい」という方は、少ない金額で始められるテオのほうがハードルが低いです。

その他の違いは、投資できる海外ETFの銘柄数運用パターン(ポートフォリオ)が変わることです。ウェルスナビは投資先を6~7銘柄ほどに厳選していますが、テオは30~40銘柄の中から最適な組み合わせを選びます。運用パターンは、ウェルスナビは5通りとシンプルですが、テオは取扱銘柄数が多いため231通りになります。ちなみに運用パターンというのは、どの銘柄にどれだけの割合で投資するかを決めた、ポートフォリオのパターンのことです。

ウェルスナビ(WealthNavi)で無料診断してみました

■私のリスク許容度は最大の「5」 

ウェルスナビは、ノーベル賞受賞者の理論に基づいた算出方法で資産運用を自動でおこないます。利用者は、はじめに5つのかんたんな質問に答えると、どこまでリスクがとれるかという「リスク許容度」が診断されます。1~5で表示され、5が最もリスクのとれるグループです。私の場合は“リスク許容度5”と提示されました。最もハイリスク・ハイリターン型なので、リスクを取る分、30年後に狙う利益の金額も大きく設定されます。これがリスク許容度1になると、「100万円の投資額が、10年以上の運用をおこなうと70%の確率で109万円以上になります」と変わります。

■ポートフォリオ(資産配分)は、米国株と日欧株で約7割

“リスク許容度5”の投資先と割合(ポートフォリオ)は下記のとおりです。米国株と日欧株が同じくらいの割合で、この2つで投資先の67.5%を占めています。どちらも比較的値動きが激しい投資先になるので、ある程度のリスクがとれる若い方や、年収の高い方に向いています。ここが仮にリスク許容度1になると、米国債券の割合が最も高く35%、さらに“物価連動債(TIP)”という項目が新たに追加されて、こちらの割合も30%と高くなります。この2つは変動率が個別株に比べて小さいので、ご年配の方や年収・余裕資産の少ない方に向いています。

<リスク許容度“5”のポートフォリオ>

  • 米国株 … 33.7%
  • 日欧株 … 33.8%
  • 新興国株 … 14.5%
  • 米国債券 … 5%
  • 金 … 8%
  • 不動産 … 5%

このように、自動でおすすめのポートフォリオや投資金額、運用期間が組まれるのですが、気に入らなかったら手動で変更することもできます。「リスク許容度5で提案されたけど、そこまでリスク取れないから3にしよう」という感じで簡単に変えられますし、それに応じてポートフォリが自動で再設定されます。 運用が始まった後も好きなタイミングで変えられますが、長期投資の考え方からあまり頻繁なリスク許容度の変更はおすすめしません(途中で頻繁に売買してしまうと資産が育たないため)。リバランスを半年に一度おこなってくれるのも便利です。

ウェルスナビの機能に、『自動税金最適化機能(DeTAX)』という項目があります。これは、損益通算を自動でおこなってくれる機能です。例えば、リバランス時に10,000円の利益が発生したとします。通常なら、ここに20%の税金がかかるので2,000円を支払わなければいけません。しかし、保有銘柄に含み損がある銘柄があれば、その銘柄を一度売ってすぐに買い戻すことで損失を発生させ、利益と損失を相殺させて税負担を減らすことができます。このような手続きは、本来なら手動でおこなわなければいけないのですが、それを自動でおこなってくれる優れたシステムが「自動税金最適化機能(DeTAX)」です!この機能が使えるのはウェルスナビのみで、残念ながらテオをはじめとした他社のロボアドにはありません。

テオ(THEO)で無料診断してみました

■私の資産運用方針は「値上がり益重視」

続いて、テオ(THEO)で運用設定をしてみました。はじめに投資に関する確認をしたあと、「年齢」、「就業状況」、「金融資産額」を答えると、おすすめのポートフォリオと、あなたの資産運用方針が提示されます。私の資産運用方針は『値上がり益重視』でした。ウェルスナビと同じく、ハイリスク・ハイリターンの部類ですね。

■テオのポートフォリオ(資産配分)は、株式がやや控えめ、債券は多めの約3割

先進国株の割合が60%と高いのですが、ウェルスナビと比べるとやや控えめになりました。テオのポートフォリオは債券の割合が多いのも特徴ですね。どちらかというとやや保守的に感じます。

<ポートフォリオ(割合が大きい順)>

  • 先進国株 … 60%
  • 先進国国際 … 12%
  • 投資適格債券 … 12%
  • 新興国株 … 4%
  • コモディティ … 4%
  • ハイイールド債券 … 3%
  • 新興国債券 … 3%
  • リート・不動産株 … 2%

「THEOにおまかせ」モードを有効にすると、上記のように自動で運用方針を設定してくれますし、1年に1回、自動的に再設定がおこなわれます。リバランスが1ヶ月に1回おこなわれ、運用方針に基づいた最適な配分比率に戻してくれます。また、構成銘柄も3ヶ月に1回見直してくれますし、ETFの分配金の再投資なども自動でおこなってくれます!

2018年6月18日より、AIを使って運用してくれる『THEO AI アシスト』機能が実装されました!国内主要ロボアドバイザー初の機能です。従来のロボアドとの違いは、“世界中のニュース・ブログ・SNSなどの膨大な情報”からAIが市場心理を学習する点です。この情報と従来の市場データを組み合わせて、今後、対象銘柄が大幅に下落するかどうかをAIが判断してくれます。その結果、該当する銘柄の比率を調整し、下落幅・下落リスクを抑制してくれます。注意点は、比率を下げた銘柄の価格が上昇した場合、上昇分の利益は少なくなることです。

<THEO AI アシスト機能のイメージ>

(※画像はSBI証券の公式ホームページより転載)

キャンペーンを使ってお得にはじめましょう♪

<WealthNavi(ウェルスナビ)>

キャンペーン期間中に新規に「WealthNavi for SBI証券」で資産運用を始めると、最低投資金額30万円からのところ、10万円から始められます(~2018年6月29日12時まで)。テオの1万円には及びませんが、ウェルスナビで運用したい方はチャンスです♪

<THEO(テオ)>

キャンペーン期間中に、キャンペーンにエントリーをして、「THEO+ SBI証券」口座へ新規資金を30万円以上入金すると、もれなく最大50,000円プレゼントされます!(~2018年7月31日まで)

まとめ

ウェルスナビとテオを比較してきましたが、どちらもアドバイスだけでなく運用やリバランスまで一貫しておこなってくれるので、投資初心者の方に向いています。ただ、お任せできるからといって完全に信用しきって放置するのはよくありません。どんなイベントがあって、そのとき運用成績がどう動いたか。なぜ落ち込み、なぜ戻ったのか。変化が起きたときはその背景を知ることが大切です。投資に慣れてきたら、自分の判断でリスク許容度を変更したり、運用方針を決めるのも良いでしょう。

ウェルスナビとテオ、どちらの運用成績がよいかは、出来事やポートフォリオによってその都度変化するので予測は不可能ですが、過去のデータは公式サイトで公表されています。ただ、過去の実績というのは未来の実績を確証するものではないので、個人的にはあまり重視しなくても良いと考えています(ロボアドの歴史は浅く、数年のデータしか取れないのも理由の一つです)。まずは無理せず始められるほうを試してみて、経過をみながら継続・切り替えの判断をしてみてはいかがでしょうか。

2つのロボアドを使うには、あらかじめSBI証券の口座が必要になります。まだ口座をお持ちでない方は、「SBI証券に口座開設!」をご覧ください。口座開設方法を画像付きで紹介していますので、誰でもかんたんに口座が作れます♪