SBI証券の本社へ取材してきました!
海外ETFや海外株式に対する取り組みをお聞かせください
階戸さん : 先ほど「商品のラインナップ」を強みに挙げさせていただきましたが、2010年4月現在、当社は海外ETFを119銘柄(米国72銘柄、中国47銘柄)取り扱っています。しかし、海外では人気のETFも、日本ではまだそれほど人気がないのが現状です。これはおそらく、日本株や投資信託の取り引きでは必要のない「米ドルへの両替」、そして「少し複雑な確定申告の手続き」が、海外ETFの取り引きでは必要になるからだと思います。
ただ一方で海外ETFは、投資範囲が広く、かつ低コストで投資ができる魅力的な商品として認知されはじめてもいますので、徐々に投資する方も増えてくると考えています。なので、これからも引き続き海外ETFの取り扱い本数を増やしていこうと思っております。
海外株式については、現在4市場で個別株の取り引きをしていただけます。その4市場ですが、まずは規模が一番大きいアメリカ市場。それから高い経済成長が期待できる新興国の中でも、日本からアクセスしやすいという理由より、中国市場、韓国市場、ロシア市場の個別株を取り引きできるようにしました。
特に、成長いちじるしい中国への投資環境を充実させようと、つい先日、中国の投資情報をリアルタイムで配信している「サーチナ」をSBIグループに加えました。もちろん他の市場に関しましても利便性を高めていく予定ですが、まずは注目度の高い中国市場から優先的に対応していこうと考えています。
さらに、現在多くのお客様からご要望をいただいているベトナム市場の個別株式の取り扱いも近々はじめたいと考えています。時期は確約できませんが、少しでも早く取り引きができるように、現地の証券会社と調整を進めていきます。
海外ETF 119銘柄 |
米国市場 約200銘柄 |
中国市場 約220銘柄 |
ロシア市場 約50銘柄 |
韓国市場 約50銘柄 |
なお、海外株式の特定口座対応については、これまた多くのお客様からご要望をいただいていますので、早急に対応したいと思っております。しかしながら、日本と海外では違う取引システムを使っているため、対応までにはどうしてもある程度時間が必要となってしまいます。申し訳ありませんが、もうしばらくお時間を頂戴できれば幸いです。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス 証券 |
カブドットコム 証券 |
松井証券 | |
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米国市場 | − | − | |||
中国市場 | − | ||||
ロシア市場 | − | − | − | − | |
韓国市場 | − | − | − | − |
かえる : 上の表を見てもわかりますが、海外ETF・株式については、SBI証券をはじめ、楽天証券とマネックス証券の3社がこれからも証券業界を引っぱっていきそうだと改めて感じました。
あと、個人投資家さん期待の『海外ETF・株式の特定口座対応※』については、「まだはっきりとした時期は確約できませんが、期待して待っていてください」という力強いお言葉をいただくことができましたので、お言葉通り期待したいと思います♪
また、海外商品ではありませんが、最近話題なのがSBI債だそうです。これはSBIグループが発行している1年満期の社債で、利率がなんと約1.90%もあります!これまで11回販売していますが全て完売しているそうです。しかも第11回の販売時は、なんと1日で完売してしまったそうです…。
※特定口座対応になりますと、確定申告は簡単な計算をして書類を提出するだけで済みます(または、しなくて済むようになります)。現在は一般口座のみの対応で、確定申告には少し複雑な計算が必要です。
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