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信用取引向け証券会社を徹底比較しました!

株取引に慣れてくると、『投資余力を増やしたい、もっとたくさん投資がしたい!』と思うこともありますよね。そのときに活用したいのが信用取引です。証券会社によって異なりますが、信用取引を始めることにより、投資余力が3倍程度まで増やすことができます。(仮に、100万円持っていたら、約320万円まで投資余力が増えます)

信用取引のイメージ

(出典:松井証券、信用取引の解説ページ)

信用取引をはじめる5つのメリット

  1. 信用取引を使うことで、投資余力が増える
  2. 投資余力が増えるので、投資先のバリエーションが増える(複数の株に分散投資できる)
  3. 空売りを使うことで、株価が下がっているときも利益を出せる
  4. 日経平均に連動するETFなどを空売りすることで、現物株を持ったままリスクヘッジができる
  5. 空売りと現物買いをミックスすることで、お得に株主優待が手に入る。(→株主優待タダとり

※口座開設料、管理料は無料

信用取引を始めるメリットは、上記の他にもあります。それは、IPO投資(新規公開株)に投資余力を回せることです。例を挙げて説明します。例えば、100万円の余裕資金を持っているとします。これまでは、その100万円を全額使って、株を購入していたとします(現物取引)。100万円分の株を買うために信用取引を使って行うと、50万円(株価の変動も考慮して)あれば十分可能です。残りの余った50万円は、IPO投資にまわすことができます!

ただし、メリットばかりあるわけではありません。メリットと同時に、デメリットについて考えることも重要です。1つ目のデメリットは、金利などの諸経費がかかる(売り建ての場合は貸株料)ことです。デイトレードなどの短期で取引される方は、ほとんど気にならないレベルですが、しばらく保有する場合には少し気にしたい数字です。2つ目は保証金が必要なことです。これは必ずしも現金が必要ではなく、株式や投資信託でも担保として代用できます。

他に気を付けたいことは、急に取引できる額が増えるので、気持ちが大きくなってしまうことです。「お金が増えているわけではないのに、取引がたくさんできる状況」になります。うまくいけば利益もその分増えますが、失敗すると損失もふくらみます。自分の感情ををうまくコントロールすることを忘れないでください。

信用取引向け証券会社<手数料・金利の比較>

信用取引の手数料は、証券会社ごとに大きく異なります。実際に取引するにあたって、安いに越したことはありません。そんな中で、特に売買手数料が安いのはSMBC日興証券です。取引金額や期間に関係なく、なんと無料です!同じく、SBIネオトレード証券は、優待クロスに必要な一般信用取引の売り建てはできませんが、こちらも無料です。他社ではおこなっていない、魅力的なサービスですね。

SBI証券楽天証券は、信用取引の売買手数料が約定金額にかかわらず完全無料です!また、当日中に反対売買をおこなうことで、約定金額にかかわらず買建金利・貸株料もすべて無料になります。

証券会社 信用取引手数料(税込) 買建金利
上段:制度
下段:一般
貸株料
上段:制度
下段:一般※1
~20万円 ~50万円 ~100万円 ~300万円
SBI証券
★デイトレは完全無料
無料※2 2.80% 1.10%
2.80%
(0%)※4
1.10%
(0%)※4
楽天証券
★デイトレは完全無料
無料※3 2.80% 1.10%
2.80%
(0%)※4
1.10%
(0%)※4

※1 一般信用取引の貸株料は、「無制限(長期)」を利用時の金利です。
※2 取引報告書や各種交付書面をすべて郵送から電子交付に切り替える必要があります。
※3 手数料コースを「ゼロコース」に変更する必要があります。
※4 当日中に反対売買で決済した場合、買建金利と貸株料が0%となります。

また、auカブコム証券(デイトレ信用)、松井証券(一日信用取引)、マネックス証券(ワンデイ信用)も、当日中に反対売買をすれば、売買手数料が無料です。さらに、1回の取引が100万円以上の場合は、金利・貸株料も無料になります。つまり、条件を満たせば完全に無料で信用取引ができてしまうのです。デイトレをする方や、一度に大きな取引をされる方に便利です。

下の表は左右にスクロールが可能です。

1日あたりの信用取引手数料【1日定額制】
順位 証券会社 信用取引手数料(税込) 買建金利
上段:制度
下段:一般
貸株料
上段:制度
下段:一般※1
~20万円 ~50万円 ~100万円 ~300万円
1位 SMBC日興証券 無料 無料 無料 無料 2.50% 1.15%
3.00% 1.40%
2位 SBIネオトレード証券 無料 無料 無料 無料 2.30% 1.10%
2.75% 取扱なし
3位 auカブコム証券※5
★デイトレは完全無料
無料 無料 無料 3,300円
(無料)※6
2.98%
(0%)※7
1.15%
(0%)※7
2.80%
(0%)※7
1.50%
(0%)※7
4 松井証券※5
★デイトレは完全無料
無料 無料 1,100円
(無料)※6
3,300円
(無料)※6
3.10%
(0%)※8
1.15%
(0%)※8
4.10%
(0%)※8
2.00%
(0%)※8
5 マネックス証券
★デイトレは完全無料
550円
(無料)※6
550円
(無料)※6
550円
(無料)※6
2,750円
(無料)※6
2.80%
(0%)※7
1.15%
(0%)※7
3.47%
(0%)※7
1.10%
(0%)※7
6 GMOクリック証券 無料 無料 無料 1,320円 2.75% 1.10%
2.00% 0.80%
1回あたりの信用取引手数料
順位 証券会社 信用取引手数料(税込) 買建金利
上段:制度
下段:一般
貸株料
上段:制度
下段:一般※1
~20万円 ~50万円 ~100万円 ~300万円
1位 SMBC日興証券 無料 無料 無料 無料 2.50% 1.15%
3.00% 1.40%
2位 松井証券※5
★デイトレは完全無料
無料 無料 1,100円
(無料)※6
3,300円
(無料)※6
3.10%
(0%)※8
1.15%
(0%)※8
4.10%
(0%)※8
2.00%
(0%)※8
3位 SBIネオトレード証券 無料 無料 無料 無料 2.30% 1.10%
2.75% 取扱なし
4 DMM株※5 一律88円(300万円超は無料) 2.10% 1.10%
3.09% 取扱なし
5 GMOクリック証券 143円 187円 264円 264円 2.75% 1.10%
2.00% 0.80%
6 マネックス証券 148円 198円 385円 385円 2.80%
(0%)※7
1.15%
(0%)※7
3.47%
(0%)※7
1.10%
(0%)※7
7 auカブコム証券※5 148円 198円 385円 385円 2.98%
(0%)※7
1.15%
(0%)※7
2.80%
(0%)※7
1.50%
(0%)※7
8 野村證券
(野村ネット&コール)
576円 576円 576円 576円 0.50%※9 1.15%
0.50%※9 取扱なし

※1 一般信用取引の貸株料は、「無制限(長期)」を利用時の金利です。
※5 25歳以下の方は、手数料が無料です。
※6 当日中に反対売買で決済した場合、取引にかかる手数料無料となります。
※7 当日中に反対売買で決済した場合、買建金利と貸株料が0%となります。
※8 松井証券の「一日信用取引」の「金利・貸株料」は0%となります。
※9 野村證券は2020年2月に買建金利を年0.5%に大幅引き下げし、業界最低水準になりました。

株主優待クロス取引向け証券会社

株主優待をお得にもらう「クロス取引」に向いている証券会社をご紹介します。下の表でまとめていますが、特にSMBC日興証券auカブコム証券がおすすめです。両社とも、逆日歩の発生しない“一般信用取引の売り注文”ができるのはもちろん、取扱銘柄数や在庫数が多いので、比較的欲しい優待を手に入れやすいメリットがあります。さらに、両社とも信用取引の手数料が無料となっており、SMBC日興証券の場合は貸株料が低めに設定されているので、低コストでクロス取引ができます。

ただ、株の在庫は証券会社ごとに常に変動しているので、1社だけでクロス取引をしようとすると、在庫切れで取引できない可能性も出てきます。できるだけ、下の表に載っている証券会社の口座は開設しておき、どの証券会社からもクロス取引できる状態にしておくのがベストです。

下の表は左右にスクロールが可能です。

クロス取引で“一般信用取引の売り”ができる、おすすめネット証券比較
順位 証券会社 貸株料
(一般信用
銘柄数 在庫数 マル得情報 ネット証券
詳細情報へ
1位 SMBC日興証券 1.4% 約2,000社 ◎ 信用取引
無料

詳細

2位 auカブコム証券 1.5% 約2,000社 ◎ 信用取引
無料
(デイトレのみ)

詳細

3位 SBI証券 1.1% 約2,000社 ○ レポート&
2,500円

詳細

4 松井証券 2% 約1,000社 ○ 株式手数料
キャッシュバック

詳細

5 GMOクリック証券 0.8% 約200社 ○ 財務分析ツールが無料

詳細

6 マネックス証券 1.1% 約300社 ▲ 高機能な
分析ツール

詳細

※一般信用取引の貸株料は、「無制限(長期)」を利用時の金利です。

信用口座開設までの流れ

  1. 証券口座を作る
    通常の口座開設(現物取引用)をします。はじめから信用取引の口座は作ることができません。

  2. 信用口座の申込
    現物取引用の口座開設が完了したら、次に、証券会社のホームページから信用口座の資料を請求します。

  3. 信用口座を提出
    送られてくる資料に必要事項を記入し、本人確認書類(免許証・保険証など)と合わせて証券会社に送り返します。

  4. 審査
    質問書、もしくは、電話にて簡単な審査が行われます。(ある程度の投資経験を必要とする証券会社もあります。)

  5. 信用口座開設完了のお知らせ
    審査が通ると、信用口座開設完了の連絡が来て、信用取引が行えるようになります。

信用取引は株価下落にも対応できるので、信用取引の口座を作っておけば、資産運用の幅が大きく広がります。短期投資のデイトレード派のように、資金の回転性を考えるなら、信用口座は必須ですね。

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