コラム・資料室

農業関連株まとめ

農業株式市場で注目を集める、農業関連株をまとめました。
 日本の農業界は高齢化が進み、地域の過疎化や耕作放棄地などの問題も発生しています。そんな中、種苗や農業機械などの効率化に取り組んだり、中国やアジアなどへの海外進出も積極的におこなう企業が増えてきています。

注目株は、農薬生産国内トップの「日本農薬(4997)」や種苗シェア国内トップの「サカタのタネ(1377)」や農業機械シェア国内トップの「クボタ(6326)」、環境循環型農業を推進している「セブン&アイHD(3382)」などがあります。

銘柄
コード
銘柄名
(クリックで最新株価)
事業内容
4005 住友化学 医農薬と情報電子に注力している企業。農作物の安定供給や衛生的で健康な生活の実現に貢献するために、農薬や肥料、飼育添加物のほか殺虫剤などを製造・販売している。
4997 日本農薬 国内トップの農薬専門企業。同社で開発された製品の比率は60%以上を誇る。
1377 サカタのタネ 種苗専業で国内トップの企業。日本国内はもとより世界130カ国に向けてタネを販売し、穀物以外の野菜・花の種苗会社としては日本国内ベスト3全世界でもベスト10に入っている。
6326 クボタ 農業機械シェア国内トップの企業。最近は畑作向け大型農業機械への進出を図っているほか、アジアで水処理施設の建設などをおこなっている。
2768 双日 植物工場技術を活用した農業事業を展開する企業。農産物の生産・販売の場面で科学的データに基づく生産体系を構築し、資材調達から生産、販売まで一体化させたモデルを売りにしている。今後は南米や東南アジア地域でのアグリビジネスの展開を視野に入れている。
6316 丸山製作所 防除機(液剤や粉剤などを散布する機械)大手。ポンプ技術とエンジン技術を中核とした農業機械分野、工業機械分野に強みがある。
3382 セブン&アイHD イトーヨーカドー店舗から出た食品残渣から作った堆肥を使って直営農場で野菜を生産し、その野菜をイトーヨーカドーで販売するという「環境循環型農業」を実践している企業。
8015 豊田通商 宮城県に新設したパプリカ農場において、農商工連携プロジェクトを発足した。自家発電設備の廃熱を有効活用し、農産物生産の環境負荷低減を図り、自動車製造で培ったノウハウを農業の生産性向上に活かそうと取り組んでいる企業。

農業関連株が急激に伸びてきている一番大きな理由として、TPPの合意が挙げられます。
TPPに合意することによって、日本には海外から多くの農産物が入ってくるとともに、日本から海外への輸出の障壁も低くなります。

そこで日本政府は「新輸出大国」をめざす方針を掲げ、「農業や中小企業の国際競争力を高める政策に重点を置く」という決定をしました。これに加えて「農業の成長産業への転換をすすめる」と明確に発言しています。つまり、TPPを合意したことによって、農業関連株への注目がさらに高まっていくことが考えられます。

農作物の生産が増えることによって物流が刺激されるので、運送関連や小売店関連の株の人気も高まりそうです。これからどんどん盛り上がっていく農業関連株に注目してみてはいかがでしょうか。