コラム・資料室

ブロックチェーン関連株まとめ

ブロックチェーン株式市場で注目を集める、ブロックチェーン関連株をまとめました。

ブロックチェーンとは、情報をさまざまな場所に分散して保存し、それをお互いに監視し合う情報管理システムのことで、ITと金融を掛け合わせたフィンテックの一種でもあります。

個人の銀行口座と取引履歴を例に挙げて考えてみましょう。ブロックチェーン技術では、このような情報を公表し、さまざまな場所にコピーを保存します。その時に、コピー元になった情報もセットで保存されます。これらの情報には不特定多数の人間がアクセスできるようになるので、情報を改ざんしてお金を盗み取ろうと考える人間が現れるかもしれません。

しかし、同じ情報が世界各地に散らばっており、かつその情報はコピー元の情報と紐づけされているため、過去の情報も含め世界中に散らばっている情報すべてに変更を加えなければなりません。これにはとてつもないコストと時間がかかりますし、その作業中にも新たなコピーが作成されているので、全く終わりが見えません。

このシステムはセキュリティがかなり強力なうえに、世界中の人間が情報をお互い監視し合えば良いので、銀行が細心の注意を払って情報を保存しなければならないコストを削減することもできます。この技術がもっと発展すれば、金融取引の安全性が高まるとともに、他の情報も信頼性が格段にアップするでしょう。

注目株は、ブロックチェーンをECサイトに応用する技術を開発する「ロックオン(3690)」、ビットコインとブロックチェーンを取り扱うBitFlyer社と業務提携を発表した「リアルワールド(3691)」、ブロックチェーンを組み込み新たな金融システムの開発をおこなう「SJI(2315)」、ブロックチェーンのシステムを世界で初めて一般に無料開放した「さくらインターネット(3778)」などが注目されています。

銘柄
コード
銘柄名
(クリックで最新株価)
事業内容
3690 ロックオン ブロックチェーンをECサイトに導入する技術を開発している会社。これによって注文処理の際に掛かるサーバー1台あたりへの負荷を減らしたり、二重注文の防止、セキュリティ強化が今までより簡単にできるようになる。また管理コストも大幅に抑えられるため、今後ECサイトを運営している会社からの需要が高まると考えられている。
3691 リアルワールド ビットコインとブロックチェーンを扱うBitFlyer社との業務提携を発表した。簡単な作業でポイントが貯まるクラウドソーシング事業や、買い物やクレジットカードの発行といった広告に対してアクションをすることでポイントが貯まるクラウドメディア事業をしていることから、業務提携によってビットコインへの換金やブロックチェーンによる安全性の確保が実現できると判断した。
2315 SJI 金融分野のシステム開発をおこなう会社。都銀や地銀、証券会社にシステムを卸した実績がある。今回はプライベートブロックチェーン技術に強いテックビューロ社と提携し、従来の金融システムにブロックチェーンシステム「mijin」を組み込む形で新たな金融システムの開発を進めている。
3778 さくら
インターネット
ブロックチェーン技術関連で人気が急上昇した会社。サーバーやクラウドサービスをおこなっていることで有名だが、最近はプライベートブロックチェーン技術の開発をおこなうテックビューロ社のシステムを世界で初めて一般向けに無料で提供した。ブロックチェーンの先駆けとして世界からも注目が集まっている。
3696 セレス スマートフォン向けポイントサイトを運営している会社。ブロックチェーンをもとにした仮想コインの発行システムを開発するOrbの株式を取得したことで注目を集めている。ブロックチェーンを活かしてポイントを仮想コインに変換できるようなシステムを開発すると発表した。
3917 アイリッジ テックビューロ社と業務提携をおこない、フィンテックとO2Oの融合を目指している会社。ブロックチェーン技術を利用して、安全性の高い金融関連のスマートフォン向けアプリの開発をおこなう方針。まだまだ競合が少ないフィンテック関連アプリ業界なので、実用性の高いアプリを開発した場合、株価が急騰することが予想される。
3853 インフォテリア データベースやシステム開発をおこなう会社。ブロックチェーン技術大手のテックビューロ社と業務提携をおこない、自社のサービスと連携させるためのアダプターの開発を進め、現在は実証実験をおこなっている。商品化は2016年4月で、発売前後に注目が集まると予想されている。