コラム・資料室

無電柱化関連株まとめ

無電柱化株式市場で注目を集める、無電柱化関連株をまとめました。

無電柱化とは、電線を地中に埋めたり、建物の軒下に這わせたりすることで、電柱をなくすことを言います。これによって電柱が不要になるため、歴史的に価値のある街並みの景観を良くしたり、災害時の電柱の倒壊による事故をなくすことができます。2017年6月には、東京都で全国初の「無電柱化条例」が成立。同年9月から施行されます。無電柱化は現在、金沢市の古い街並みや横浜市の中華街などで実施されており、今後多くの都市や観光地に広がっていきそうです。あなたの住む町から電柱が消える日も、近いかもしれませんね。

無電柱化関連株には、電気設備工事最大手の「関電工(1942)」、電線共同溝を作る「ゼニス羽田HD(5289)」、共同溝用の管材を製造する「積水化学工業(4204)」、地中線ケーブルや共同溝を製造する「那須電機鉄工(5922)」があります。

銘柄
コード
銘柄名
(クリックで最新株価)
事業内容
1942 関電工 東京電力系で電気設備工事で最大手の会社。電線の設置工事に強く、無電柱化による電線地中化などの工事を請け負うのではないかと考えられている。
5289 ゼニス羽田HD 防災用コンクリートやマンホール、ヒューム管などを製造する会社。無電柱化で地中に電線を埋める場合、コンクリートで作った共同溝と呼ばれる溝を設置する必要がある。コンクリート製品を作る同社も、共同溝の製造に携わるという見方が広まり、関連株として捉えられている。
4204 積水化学工業 住宅・環境・高機能樹脂と幅広い事業を手掛けている会社。高機能樹脂事業において、無電柱化の流れに合わせ、地中に設置する電線共同溝向けの塩化ビニル樹脂を使った管材製品を販売している。
5922 那須電機鉄工 電力鉄塔製造の代表格の会社。電線と電柱をくっつけている軽量腕金や電柱昇降用の金属ボルトといった架線金物の製造もおこなっている。無電柱化にともない、地中線ケーブル共同溝の製造を手掛けている。
5603 虹技 鉄鋼鋳型や工作機械向けの「デンスバー」と呼ばれる鋳鉄棒を国内で唯一製造する会社。マンホールの蓋の製造もおこなっており、その技術を生かして電線を埋設する共同溝用の鉄蓋を製造している。
9624 長大 公共事業の建設コンサルタントをおこなう会社。橋の建設に強く、明石海峡大橋やレインボーブリッジといった大きな橋の建設にかかわった実績がある。無電柱化においても、電線共同溝の配置計画施工管理に取り組んでいる。
9824 泉州電業 電線専門の商社。通信機械用の電線から電力ケーブル、光ファイバーケーブルなど幅広い種類の「電線」を仕入れて販売している。無電柱化が推進されることで電線の需要が高まると考えられ、注目を集めている。
5268 旭コンクリート工業 太平洋セメント系のコンクリート製品メーカー。道路下に埋めるコンクリート製排水管路などを製造しており、その技術を生かして電線共同溝の製造をおこなっている。