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欧州系ファンドEQTによる「食べログ」運営のカカクコム株のTOB・買収はいつ?なぜ?今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社も解説
- お知らせ
- (2026年5月13日追記)米投資ファンドのベインキャピタルとLINEヤフー連合が、カカクコムに対抗TOBを提案したとの報道がありました。TOB価格は3,000円を想定しているとのことです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
欧州系ファンドEQT(以下、EQT)が、カカクコム(2371)に対する買収を検討しているとの報道がありました。計画は初期段階で、TOB(株式公開買付)を開始するかは未定とのことです。
カカクコムのTOBの公開買付代理人は三菱UFJモルガン・スタンレー証券、復代理人は三菱UFJ eスマート証券(旧 auカブコム証券)です。カカクコムの株を保有していてTOBに参加したい方は、口座開設しておきましょう。
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欧州系ファンドEQTがカカクコムの買収を検討した理由
報道によると、「EQTがカカクコムの買収を検討している」という情報しか明らかになっておらず、買収を検討している理由は不明です。
ここからはやさ株編集部の推測になりますが、EQTがカカクコムの買収を検討している背景として、「カーブアウト(事業の切り出し)」による投資家からの評価向上があるのかもしれません。
この次のセクションで詳しく紹介しますが、カカクコムは『食べログ』や求人検索エンジンの『求人ボックス』といった、複数のサービスを展開しています。
領域の異なる事業を持っている場合、投資家からの評価は下がりやすくなります(コングロマリット・ディスカウント)。方向性の異なる事業をまとめて評価するのがむずかしいためです。
こういった事業を切り出し、別々の企業として運営することで、投資家からの評価が高められる可能性があります。
以上の理由は、あくまで編集部の推測でしかありません。実際は違う理由である可能性も高いので、参考程度に読んでくださいね。それでは、カカクコムの事業内容やセグメント構成などを説明します。
カカクコムの事業内容
カカクコムは「価格.com事業」と「食べログ事業」、「求人ボックス事業」、「インキュベーション事業」の4つの事業を展開しています。
| 事業名 | 事業内容 |
|---|---|
| 価格.com事業 | パソコンや家電、金融など幅広い商品の比較情報を提供し、消費者の購買行動を支援する。送客・販売等の各種手数料、広告収入、保険代理店業務から構成される。 |
| 食べログ事業 | 全国の飲食店情報やクチコミを掲載し、検索やネット予約ができるサービスを提供する。飲食店からの販促や予約に応じた手数料、有料会員費、広告収入等から構成される。 |
| 求人ボックス事業 | 多様な雇用形態・業種の求人情報を条件に応じて一括検索できるサービスを提供する。サイト上の広告枠のクリック数に応じた、掲載企業からの手数料収入等で構成される。 |
| インキュベーション事業 | 不動産住宅情報、旅行・移動手配、映画情報など、特定専門領域のサービス開発・運営を行う。これらのサービスを通じた広告収入や各種手数料収入から構成される。 |
マネックス証券の銘柄スカウターを使って、カカクコムのセグメント構成を見てみましょう。主力は「食べログ事業」で、売上高の42.6%を構成しています。
セグメントごとの四半期業績推移を見ると、主力である食べログ事業の成長が目立ちますね。足元では横ばいになっているようですが、求人ボックス事業も2025年3月期1Qから2026年3月期1Qにかけて成長していました。今後の推移に注目です。
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カカクコムのTOB【公開買付価格・期間・応募方法など】
欧州系ファンドEQTのカカクコムに対するTOBの概要を、下の表に整理しました。
| 公開買付者 | 欧州系ファンドEQT |
|---|---|
| 被買収企業 | カカクコム(2371) |
| 公開買付価格 | 3,000円※1 |
| 2026年4月22日終値 | 2,121円 |
| プレミアム | +41.4%※2 |
| 利益(100株あたり) | 87,900円※3 |
| 公開買付期間 | 2026年5月13日~2026年7月2日 |
| 買付株数 | 1億2,190万5,767株 |
| 買付予定株数の下限 | 3,494万1,000株 |
| 買付予定株数の上限 | 上限なし |
| 公開買付代理人 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
| 公開買付復代理人 | 三菱UFJ eスマート証券 |
| 上場 | 廃止予定 |
| 目的 | 株式の非公開化で経営判断を速め、 大規模なAI投資を通じた機能強化と事業成長を実現するため |
※1 普通株式1株あたりの買付価格です。
※2 2026年4月22日終値に対して、何%の上乗せがあったかを表しています。
※3 TOB発表日の終値に対して何%の上乗せがあったのか計算したプレミアムを元に、公開買付価格で100株を売却した場合の利益を計算しています。





