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信越化学工業株の自己株TOBはいつ?なぜ?今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社も解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2026年5月20日

信越化学工業(4063)自己株TOB(自己株式の公開買付)を実施し、1株当たり5,235円での一部株式取得を目指すと発表しました。今回は大株主の大量売却による株価下落を防ぎつつ、自社の資本効率の向上と株主還元を図ることを主な目的としたディスカウントTOBで、2026年5月21日終値6,845円を基準にすると、ディスカウント率23.52%です。

このコラムでは、信越化学工業の自己株TOBの概要や今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社はどこなのかを、株初心者向けにわかりやすく解説しています。ぜひ最後まで読んでくださいね。

信越化学工業の自己株TOB【公開買付価格・期間・応募方法など】

信越化学工業の自己株TOBの概要を、下の表に整理しました。

信越化学工業の自己株TOBに関する基礎情報
公開買付者信越化学工業(4063)
被買収企業信越化学工業(4063)
公開買付価格5,235円※1
2026年5月21日終値6,845円
プレミアム-23.52%※2
利益(100株あたり)-161,000円※3
公開買付期間2026年5月21日(木)~6月17日(水)
買付株数10,069,400株
買付予定株数の下限-
買付予定株数の上限10,069,500株
公開買付代理人野村證券
公開買付復代理人-
上場維持
目的大株主の大量売却による株価下落を防ぎつつ、自社の資本効率の向上と株主還元を図るため

※1 普通株式1株あたりの買付価格です。
※2 2026年5月21日終値に対して、何%の上乗せがあったかを表しています。
※3 TOB発表日の終値に対して何%の上乗せがあったのか計算したプレミアムを元に、公開買付価格で100株を売却した場合の利益を計算しています。

信越化学工業が自己株TOBをおこなう理由

今回の自己株TOBは、信越化学工業の大株主である「あいおいニッセイ同和損害保険」と「損保ジャパン」から、保有株式を売却したい意向が示されたことを受けて実施されます。

もし両社が市場で一斉に売却すれば、大量の売り圧力によって株価が大きく下落する可能性があります。そこで会社側は、市場を通さず自社で株式を買い取ることで、需給悪化による株価下落を抑える選択を取りました。

買付価格は市場価格より低いディスカウント水準に設定されています。これは既存株主にとって一見マイナスにも見えますが、会社側から見ると取得コストを抑えながら自己株式を消却・保有できる合理的な設計です。

自己株式の取得は、市場に流通する株数を減らす効果があります。結果として1株あたり利益(EPS)の改善や需給の引き締まりにつながりやすく、大株主の売却対応と株主還元を同時に進める施策と見ることもできます。

つまり今回のTOBは、単なる株式買い取りではなく、「大株主の出口対応」と「残る株主の価値維持」を両立させる資本政策という側面が強い案件といえそうです。

信越化学工業の株式を保有している場合はどうすれば良い?

信越化学工業のTOBは「一部株式取得」です。信越化学工業の株式を保有している方は、「①市場で売る」、「②指定の証券会社で申し込む」、「③そのまま保有する」のどれかを選択することになります。

しかし、今回は公開買付価格が株価を下回る「ディスカウントTOB」です。応募してしまうと、株式市場で売るよりも低い株価で取引することになってしまいます。「③そのまま保有する」が望ましいでしょう。

TOBの公開買付代理人に選ばれやすい証券会社

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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