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LINEヤフーの自己株TOB・買収はいつ?なぜ?今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社も解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2024年8月2日

LINEヤフー(4689)自己株TOB(自己株式の公開買付)を実施し、1株当たり388円での一部株式取得を目指すと発表しました。今回は東証プライム市場の上場維持基準の達成を主な目的とした自己株TOBで、2024年8月2日終値350.6円を基準にすると、プレミアムは10.67%です。

このコラムでは、LINEヤフーの自己株TOBの概要や今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社はどこなのかを、株初心者向けにわかりやすく解説しています。ぜひ最後まで読んでくださいね。

LINEヤフーの自己株TOB【公開買付価格・期間・応募方法など】

LINEヤフーの自己株TOBの概要を、下の表に整理しました。

LINEヤフーのTOBに関する基礎情報
公開買付者 LINEヤフー(4689)
被買収企業 LINEヤフー(4689)
公開買付価格 388円※1
プレミアム 10.7%※2
公開買付期間 2024年8月5日(月)~9月2日(月)
買付株数 386,597,939株
買付予定株数の下限 -
買付予定株数の上限 -
公開買付代理人 野村證券
公開買付復代理人 -
上場 上場維持
目的 東証プライム市場の上場維持基準である
「流通株式比率35%以上」を達成するため
その他 親会社(Aホールディングス)以外の株主も応募可能

※1 普通株式1株あたりの買付価格です。
※2 2024年8月2日終値に対して、何%の上乗せがあったかを表しています。

LINEヤフーの株式を保有している場合はどうすれば良い?

LINEヤフーの自己株TOBは「一部株式取得」です。LINEヤフーの株式を保有している方は、下の画像の「一部買付の場合」に書かれているように「①市場で売る」、もしくは「②指定の証券会社で申し込む」のどちらかを選択することになります。

自分の保有株がTOBされた場合のイメージ例

自己株TOBの機会を活かして利益確定したい方は「①市場で売る」、「②指定の証券会社で申し込む」がおすすめです。一方、企業の将来性に期待が持てるなら「③そのまま保有する」が良いでしょう。

一部買付の場合、すべての株式が買い取ってもらえるわけではありません。指定の証券会社で申し込んだとしても、募集株式数以上の株数が集まった場合は抽選になるため、外れる可能性がある点に注意してください。

また、すべての株主が自己株TOBの恩恵を受けられるわけではないため、株価はTOB価格まで上昇しない傾向にあります。とはいえ、多少の株価上昇は期待できるので、市場で売って利益確定するのも良いでしょう。

LINEヤフーの公開買付代理人・復代理人はどこの証券会社?

LINEヤフーの自己株TOBに応募する場合、指定の証券会社で申し込む必要があります。指定の証券会社のうち、公開買付者から業務・権限を委託された証券会社を「公開買付代理人」、公開買付代理人の業務を請け負う証券会社を「公開買付復代理人」と呼びます。

LINEヤフーの公開買付代理人
公開買付代理人 野村證券
公開買付復代理人 -

LINEヤフーの株式を保有している方で、市場で売却せず自己株TOBへの応募を考えている方は、野村證券に口座開設して株式を移管する必要があります。

公開買付代理人や復代理人には、SBI証券マネックス証券などのネット証券が指定されるケースがあります。自己株TOBの応募をスムーズに進めるためにも、今のうちに口座開設しておくのがおすすめです。

LINEヤフーの自己株TOBに応募する方法

続いて、自己株TOBに応募する方法を説明します。3つの手順で応募可能です。

LINEヤフーの自己株TOBに応募する方法

  1. 野村證券に口座開設する
  2. 野村證券に株式移管する
  3. 自己株TOBに申し込む

それぞれ説明しますね。

① 野村證券に口座開設する

野村證券の口座を持っていない方は、口座開設しましょう。

② 野村證券に株式移管する

LINEヤフーの自己株TOBに応募するためには、野村證券の口座に、LINEヤフーの株式を入れておかなければなりません。

ほかの証券会社の口座で株式を持っている方は、株式移管の手続きが必要です。株式移管の方法については、野村證券にお問合せください。

③自己株TOBに申し込む

野村證券にログインして、自己株TOBに申し込みましょう。具体的な自己株TOBの応募方法については、野村證券のQ&Aページや、問い合わせフォームから確認してください。

TOBの公開買付代理人に選ばれやすい証券会社

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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