米国が緊急利下げを発表!日本株への影響は?今後どうなる?

米国が緊急利下げを発表!日本株への影響は?今後どうなる?

担当:西尾

担当・西尾

最終更新日:2020年3月16日

2020年3月16日追記)2020年3月16日朝、アメリカのFRBが緊急利下げを発表しました。1.0%の大幅利下げで、政策金利は0~0.25%となります。これは、2008年のリーマンショック以来のゼロ金利政策です。これを受けて、日経平均株価は金曜日の終値17,430円付近で推移しています。こちらで状況をまとめているので、ぜひご覧ください。

米国が政策金利を0.5%引き下げ

2020年3月3日、米連邦準備理事会(以下、FRB)※1は臨時の米連邦公開市場委員会(以下、FOMC)を開き、政策金利を0.5%引き下げる緊急利下げ」をおこないました。これは、新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化を食い止めるのが目的です。

FRBの利下げを受けて、他の国の中央銀行も金融緩和を検討しています。日本銀行も上場投資信託(ETF)や国債の機動的な買い入れを進める方針で、これによって日本の株式市場が暴落するのを食い止めようとしています。

※1 FRBとは、米国で中央銀行のような役割を果たす組織です。年に8回、FOMCを開催して金融政策を決めています。今回のように臨時でFOMCを開き、緊急の利下げをおこなう場合もあります。

株式市場への影響

ダウ平均株価の推移

(出典:SBI証券

米国では、政策金利の引下げを受けてダウ平均は一時900ドル以上も下がり、取引終了時点では前日比で785ドルの大幅安となりました。ダウ平均が値下がりしたのは、投資家が「新型コロナウイルスの拡散による経済への打撃は、利下げだけでは防げない」と考えているからです。つまり、株価が上がるためには「コロナウイルスの終息」が必要となります。

2020年3月4日の東京株式市場では、日経平均株価は続落して始まりました。日経平均株価が下がったのは、「新型コロナウイルスの感染拡大による経済へのダメージ」や「ダウ平均の値下がり」、「一時1ドル=106円台後半まで進むなどの円高基調」が投資家にマイナス材料とみなされたためです。

今後、日本企業の株価はどうなる?

株価が乱高下しているのは、コロナウイルスの影響が見通せないためです。そのため、コロナウイルスが終息し、企業業績への影響が見通せるようになるまでは、株価の値動きが激しくなる可能性が高いでしょう。

ただし、日本銀行が上場投資信託(ETF)や国債の買い入れをおこなうため、悪いニュースが出たとしても、下げ幅はそこまで大きくはならないと考えられます。

まとめ

先行きを予想できない状態が続いていますが、コロナウイルスは湿度や温度が高くなると活動できないため、おそくとも夏には落ち着くと考えられます。それまでは、株価の値動きが激しい“我慢のとき”が続くかもしれません。

しかし、コロナウイルスによる株価下落は、長い目で見れば一時的なできごとです。コロナウイルスの影響で株価が大きく下げている今だからこそ、優良企業を安く買うチャンスともとらえられます。自分の目で企業を分析し、勇気を持って優良銘柄を買っていきたいですね。

西尾のプロフィール

・やさしい株のはじめ方の資産運用担当
・ファイナンシャルプランナー2級、証券外務員の資格あり
・年間200銘柄以上を分析中

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