プレサンスコーポレーション(3254)の社長逮捕!今後の株価はどうなる?

プレサンスコーポレーション(3254)の社長逮捕!今後の株価はどうなる?

担当・ゆうと

最終更新日:2019年12月17日

(出典:SBI証券

衝撃的なニュースが飛び込んできました!なんと、12月16日にプレサンスコーポレーション(3254)の社長が逮捕されたのです。逮捕の理由は、同社の社長(山岸)が横領事件に協力していた疑いです。これにより、今日(17日)は朝から大量の売り注文が殺到して、株価はストップ安売り気配になっています。おそらく、このままストップ安で終わるでしょう。

また、14時現在で、買い注文約17万株に対して、売り注文が518万株あり、差し引きで500万株もの売り注文があるため、18日の相場も厳しい展開が予想されます。再度、ストップ安になる可能性も十分にあります。

さて、ここからは事件の影響について詳しく見ていきましょう。

プレサンスコーポレーションってどんな会社?

業務内容は「関西を中心に、投資用ワンルームからファミリー向けの開発・販売に展開。名古屋、東京にも拠点」となっています。業績は問題なく、毎年、増収増益を続けているような優良企業です。

事件の背景

事件を時系列で見ると、ざっとこんな感じです。

2016年 山岸社長が明浄学院元理事長の大橋氏に18億円の資金を提供する。
大橋氏は、そのお金を使って当時の理事長から、明浄学院の経営権を譲り受ける。
2017年 プレサンスコーポレーションから明浄学院への土地売買の手付金21億円が支払われる。
大橋氏は、その手付金を横領して、そのうち18億円は山岸社長に送金する。
2019年 山岸社長が好立地の土地を取得する狙いで、大橋氏に資金を提供した疑いで逮捕(横領の共犯)

山岸社長が大橋容疑者から返してもらったお金が、明浄学院からの横領のお金だったことが問題となっています。

業績、株価への影響

業績への影響

(出典:SBI証券

今期の業績は、会社四季報に「ワンルーム・ファミリーともに今期計上戸数の9割超が契約済み。」と記載があり、ほぼ契約済みであるため問題はなさそうです。ただ一方で、来期以降の業績は、社長逮捕による信用力の低下や販売が落ち込む可能性があります。

財務(下の図)を見ると、銀行借入などの有利子負債が多く、営業キャッシュフローがマイナスであることがわかります。プレサンスコーポレーションは、銀行借入を使って不動産を買っているため、ビジネスモデル的にも有利子負債が大きくなりがちです。また、不動産を買った分はお金が出て行くため、営業キャッシュフローもマイナスになっています。

今回の不祥事をきっかけに、銀行から融資の返済を迫られたり、在庫が積みあがったりするとお金が回らなくなって、経営危機に発展する可能性もあります。

(出典:SBI証券

株価への影響

冒頭でも書いたように、ほとんど投げ売り状態で非常に強い売り圧力となっています。事件発覚の最初の営業日はストップ安でしたが、翌日以降も厳しい状態が続き、寄り付いた後の株価は激しく乱高下しそうです。落ち着くまでは、いわゆるマネーゲームとなりそうなので、初心者の方は取引しない方がよさそうです。

一方で、あまりにも株価が下がって、割安になりそうであれば、リバウンドのチャンスになるかもしれませんが、ファンドの投げ売りが断続的に続く可能性もあるため、自己責任でご判断をお願いします。

過去の不祥事事例

最後に、過去に起きた社長の不祥事を調べてみました。

スペースバリューホールディングス(1448)

原価付け替えや売上高の先行計上などの不正な会計処理や、社長が会社のお金を私的な費用に使っているという不祥事が起こりました。スペースバリューホールディングスも、今回の事件と同様に、ひふみ投信などのファンドが買っていたため、断続的に売られることで、株価は、1か月でおよそ40%以上も下がりました。リバウンドはあったものの、その後の株価は低調に推移しています。

(出典:SBI証券