エリオットが、ソフトバンクグループの株式を取得

エリオットが、ソフトバンクグループの株式を取得

投資家ゆうとのプロフィール

担当・ゆうと

2020年2月7日、ソフトバンクグループ(9984)の株価が、一時+8%まで急上昇しました。理由は、日本経済新聞で「エリオット(アクティビストファンド)が、ソフトバンクグループの株式を約3%取得した」と報じられたからです。

株価推移

(出典:SBI証券

ここで登場する「エリオット」とは、約4兆円を超える運用規模のファンドです。日本株ではアルプスアルパイン(6770)ユニゾホールディングス(3258)に投資しています。過去には、破綻したアルゼンチン国債を安値で大量に買い占めて、アルゼンチン国家を相手に裁判をしたこともあります。結果は、エリオットの勝利に終わり、巨額のリターンを手に入れました。

このように、エリオットは投資先の企業へ株主提案や裁判をおこなう、攻撃的なファンドです。

今後、ソフトバンクグループの株価はどうなる?

エリオットが株主になったことで、今後の展開次第では株価の上昇が考えられます。株価が上昇すると予想している理由は、次の2点です。

  • ①エリオットがソフトバンクグループに働きかけて、自社株買いや増配がおこなわれる
  • ②エリオットはソフトバンクグループの株価を「割安」と考えており、今後も買い増しをおこなう

1つ目の理由からご説明します。日本経済新聞によると、エリオットは「ソフトバンクグループの株価は、ソフトバンクグループの資産価値と比べて安すぎる」と主張しています。下のグラフは、ソフトバンクグループ自身の株価(4,727円)と、持っている資産価値(14,507円)を比べたものです。資産価値よりも株価の方が安く、割安なのがわかりますね。

株価推移

このような理由から、エリオットはソフトバンクグループに有価証券の資産の売却や自社株買い、増配などを働きかけ株価を適正な水準まで高めようと考えているのです。

特に、自社株買いや増配は、株主にとってうれしいことです。自社株買いがおこなわれると“市場で付いている株価よりも高い値段”で手持ちの株式を買い取ってもらえ、増配がおこなわれると“受け取る配当金が増加”します。そのため、値上がり益や配当金を目当てに投資家が殺到して株価が上がると考えられるのです。

2つ目の理由は、エリオットが買い増すことで株価が上がるというものです。先ほどご説明したとおり、エリオットの主張から考えれば、買い増しは十分あり得るでしょう。

以上の2つの理由から、ソフトバンクグループの株価は今後上がる可能性があると言えます。

エリオットがソフトバンクグループに投資した金額は2,700億円以上と考えられます。この投資額は、エリオットの投資先で2番目に大きな規模です。エリオットの本気度がうかがえますね。

まとめ

エリオットは、ソフトバンクグループが市場から過小評価されていると主張しています。そのため、ソフトバンクグループの価値が見直されるように、株主還元策をおこなうように働きかける可能性があります。具体的には、有価証券などの資産の売却や、自社株買い・増配などの株主還元でしょう。これによって株価が上がると考えられます。今後のエリオットの動きに注目していきましょう。

ゆうとのプロフィール

投資家ゆうとのプロフィール

・投資歴6年、資産バリュー投資家
・オフ会を主催、年間100回近くオフ会に参加
・いつも四季報を持ち歩き、1年の半分は株のことを考えている株オタク

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