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日本一ソフトウェア(3851)の株主総会に出席してきました!
2017年6月22日(木)におこなわれた、日本一ソフトウェア(3851)の第24回定時株主総会に出席してきました。先日シリーズ累計300万本を突破した「魔界戦記ディスガイア」などを開発・販売するゲームソフトメーカーで、「にっぽんいちソフトウェア」と読みます。今回は日本一ソフトウェア本社での株主総会の様子をお伝えします!
株主総会の会場に向かいます!
日本一ソフトウェアの株主総会は、岐阜県各務原市にある日本一ソフトウェア本社にておこなわれました。最寄駅は名鉄各務原線「六軒駅」です。名古屋から向かう場合は、名鉄名古屋から名鉄岐阜経由、または犬山か新鵜沼経由で名鉄各務原線に乗り換える必要があります。

9時45分頃に六軒駅に到着し、駅から徒歩1~2分で会場に着きました。駅周辺ではこの本社ビルが一番目立つ建物なので迷うことはないと思います。

建物に入ってすぐのロビーに受付があり、議決権行使書と引き換えに株主出席票とペットボトルのお茶をもらいました。ロビーには同社のキャラクターグッズなどが展示されていたので、撮影許可をもらって撮影させてもらいました。

左下にちらっと映っていますが、実は日本一ソフトウェアはギネス世界記録を持っているのです!「最も多くのシミュレーションRPGを発売した会社」として2012年に認定されています。…様々な記録があるんですね。
その後、エレベーターで会場となる8階まで移動しました。
株主総会が開会しました!
会場は会議室のような部屋で、約30名ほどがすでに着席していました。株主用の席は50席ほどだったので、例年そのくらいの参加者なのでしょう。後方や側面には社員の方が待機しており、記録用のビデオカメラもありました。参加者はほとんどが男性でしたが、若い男性の比率が他の企業より高いように思えました。ゲームソフトメーカーということで、若い層での知名度が高いのかもしれません。
10時に議長である新川社長の挨拶で株主総会は開会し、以下の順に進行されました。
- 監査役会の監査報告
- 事業報告、連結計算書類報告、計算書類報告
- 決議事項説明
- 質疑応答
- 採決
- 閉会
監査報告や事業報告は、公式サイトでも確認できる内容でしたので省略します。質疑応答については、次の項目で少し取り上げたいと思います。
こんな質問がありました!
質疑応答は10時25分頃から約20分、6人の株主から9個の質問に答えていました。今回の決議事項第2号議案である「ストック・オプションとして新株予約権を発行する件」に関する質問や計算書類に関する質問などがありました。いくつか抜粋して紹介します。
- ストック・オプションの枠を4倍にする必要性は?
- 株価が上昇しているため、ストック・オプション報酬枠の年額を増やす必要がある。
- 新株発行により株の希薄化が起こるが、対応はあるのか。
- 希薄化は事実としてあるが、今後の株価上昇を見込んでいる。
- 事業報告書にある中期目標とは何か、どこに書いてあるのか。
- IRの成長戦略に記載あり。「Entertainment for All」をビジョンとして掲げ、「あらゆるエンターテインメント分野で活躍する」、「強いコンテンツを生み出せるコンテンツメーカー」、「世界を舞台に活躍できる」以上3つの達成を目指していく。
- 一般社員に対するストック・オプション以外のインセンティブは?
- 一般社員にもストック・オプションはあるが、お金をあげることがすべてではないと考えている。成長につながる仕事が必要であり、チャンスを与えチャレンジさせることを重視している。その結果、成果を上げた場合には賞与などに反映するようにしている。
- 今後株主優待を設定する予定は?
- 予定は無い。優待制度というとらえ方ではなく、社員の活躍を株主の皆様にお知らせすることで楽しんでいただければ、と考えている。
第2号決議により報酬枠が5,000万円から2億円と4倍になるのは増やしすぎでは?と感じる株主もいたようです。 前回の決議が3年前、その時と比べると株価は3倍近く上昇しています。今後も株価上昇が見込める、ということであれば報酬枠の拡大も仕方ないかもしれません。
インセンティブとは動機付けや誘因などと訳されますが、やる気を引き出すための外部刺激という意味です。この場合、報奨金のようなものが該当します。他の質問でも「社員が財産」だと述べていましたが、人材育成と共に育成した人材を確保することも大事なので、両方バランスよくおこなってほしいところです。
質疑応答のあと採決がおこなわれました。すべて可決され、最後に議長挨拶で閉会となりました。全部で1時間弱だったので、すごく早く終わった印象でした。
お土産と株主総会の感想
帰るときに出口でお土産をもらいました!中身は「ネームトレイン」でした。

ネームトレインは日本一ソフトウェア公式通販でも販売している木のおもちゃです。車両の前後に磁石がついており、アルファベットをつなげて名前の列車を作れます。

「あたま列車」と「おしり列車」、あとは日本一ソフトウェアの略称である「N」、「I」、「S」が入っていました。公式サイトを見ると、アルファベット毎に7色バリエーションがあるようです。ネームトレイン購入時にラッピングも注文できるので、赤ちゃんが生まれた際の贈り物に良さそうですね。
比較的小規模な株主総会は初めて参加したのですが、大規模なものと比べるとかなり雰囲気が違ったのが印象的でした。参加者が少ないため、質問で指名されるチャンスも多いと思います。ちなみに、今回希望者した株主は全員質問できていました。大企業のような派手な動画などはないですが、企業側との距離も近く感じられ良い体験ができました。