1. ホーム
  2. NISA(ニーサ)とは?

新NISA(ニーサ)とは?拡充・恒久化はいつから?拡充内容やおすすめの証券会社を解説

最終更新日: 2023年8月28日

NISA口座は投資金額120万円まで非課税
お知らせ
2024年1月からはじまる新NISAの「成長投資枠」で購入できる投資信託が、1,000本公表されました。

NISA(ニーサ)とは、「株や投資信託(投信)など運用益や配当金を、一定額非課税にする制度」です。通常は、利益に対して20.315%の税金がかかるので、NISA口座で利益が出た場合は、節税面で大きなメリットを受けられます。反対に、NISA口座で損失が出てしまうと、他の利益と合わせて税金額を減らせる「損益通算」ができないので、ご注意ください。

※すぐに、「NISA口座を作るのにおすすめの証券会社」を見たい人は、こちらをクリックしてください。

新NISAの拡充・恒久化はいつから?拡充内容を解説

新NISAの拡充・恒久化は2024年1月から実施される予定です。当初予定されていた2階建ての新NISAは、仕組みがわかりにくいことから撤廃されました。

次の表では、現行の一般NISA・つみたてNISAと、2024年1月から実施予定の新NISAを比較しています。

現行NISA(つみたてNISA)と新NISAを比較
項目 一般NISA(現行)
新NISA
(2024年1月以降)
つみたてNISA(現行)
口座開設期間 2028年まで 恒久化
2042年まで
非課税期間 5年 無期限
20年
年間投資枠 120万円 240万円
40万円 120万円
生涯非課税投資枠 最大600万円 1,800万円
成長投資枠は
1,200万円
最大800万円
投資対象 上場株式など 投資信託・上場株式など
投資信託
併用 不可 可能

新NISAは、一般NISAが「成長投資枠」、つみたてNISAが「つみたて投資枠」として設けられ、一本化される方針で固まっています。

これまでは「一般NISA」か「つみたてNISA」それぞれのメリット・デメリットを把握して、どちらかを選ぶ必要がありました。しかし新NISAであれば、2つのNISAが一本化されるので、投資に今一歩踏み切れなかった方も投資をはじめやすくなるのではないでしょうか。

NISA口座は2023年中に作っておこう!

2024年1月に開始するNISAを待つ理由は特にありません。2023年中に現行のNISA口座を作っておけば、2027年まで非課税で運用できます(つみたてNISAは2042年まで)。

そのため、NISAをはじめたいと考えている方は、早めにNISA口座を作っておくといいでしょう。

NISA口座を作るなら、キャンペーンの利用がお得です。NISAキャンペーンについては下記ページでまとめているので、ぜひ参考にしてください。

非課税投資枠のかしこい使い方

結論から言って、長期投資向けの株や投資信託を買うのがかしこい選択肢かと思います。仮に、順調に株価が上がって5年目になれば、一旦売って、新しい“非課税枠”で買い直すことで、再び5年間は非課税の状態になるからです(10年間は毎年120万円分の非課税枠が増えるので)。

逆に、短期でくりかえし売買をすると、一瞬で非課税枠を使い切ってしまうことでしょう。というのも、NISA制度は資産の売却後に非課税枠の再利用することができないしくみだからです。これは、どう見ても長期投資向きの制度設計ですね。仮に、私が5年間運用するとしたら、株なら「割安で成長が期待できる株」を、投資信託なら「外国株式ファンド(新興国)(別窓)」をその中でも、手数料が安い「インデックスファンド(別窓)」で買うでしょうね。

NISAを使った投資の成功例

例えば、2019年に120万円分のA社株に投資したとします。5年後、めでたく株価が2倍になって、資産は240万円になりました。儲けを計算すると120万円です。税金の計算を考えると、普通であれば、120万円の20%(=24万円)が税金となりますが、NISA口座で取引をすると、なんと税金はゼロです。この場合はNISAを使ったことで、24万円も得しましたね!

そして、毎年120万円ずつ非課税枠が増えるので、うまくこの方法が再現できれば、節税効果はなんと120万円(5回分)にもなります!!(「5年で2倍」を5回連続で続けることは至難の業ですが…)

どうすればNISA口座を作れるの?

2014年1月から制度が始まっているので、いつでもNISA口座を作ることができます。まずは、通常の証券口座を作っておき、NISA口座開設に備えましょう。

気をつけたいことは、せっかくNISA口座を作っても、株の売買手数料が高い証券会社を利用していては、節税効果も半減してしまいます…。まだ証券総合口座をお持ちでない方明らかに高い売買手数料を払っている方(対面の大手証券を利用されている方)は手数料の安いネット証券の中から、口座開設を検討するのがよい方法ではないでしょうか?

NISA口座を作るのにおすすめの証券会社

まず、通常の証券口座がないとNISA口座は作れません。いくつかネット証券の通常の口座を作って、株取引を試してみるのもよいでしょう。以下で、投資家に人気の大手ネット証券を比較しましたので、ご参考になれば幸いです(NISA口座は1人1つまでですが、通常の証券口座は、複数作ることができます)。

NISA口座の株式売買手数料を比較(税込)
証券会社
(複数の口座開設ができます)
株式の売買手数料(税込) 詳細
(NISA口座は1つだけ)
~10万円 ~30万円 ~50万円 ~120万円
1位 松井証券 一律無料永久

詳細

口座開設の流れをみる
2位 マネックス証券 一律無料永久

詳細

口座開設の流れをみる
3位 SBI証券 一律無料永久

詳細

口座開設の流れをみる
auカブコム証券 一律無料永久

詳細

口座開設の流れをみる
GMOクリック証券 一律無料永久 詳細
SMBC日興証券 137円 275円 440円 880円

詳細

口座開設の流れをみる
SBIネオトレード証券 88円 198円 198円 440円 詳細
NISA口座での取り扱い金融商品とその特徴
ネット証券
(複数口座開設ができます)
取り扱い商品 特徴












楽天証券 ◎ ○ ○ ○ ・2019年1月より、最短で「NISA口座開設申込日」から取引可能
・国内株式の売買手数料完全無料
永久に無料
・金融商品の取り揃え◎
マネックス証券 ○ ○ ◎ ○ ・国内株式(単元未満株を除く)の売買手数料完全無料
・外国株式は買付手数料全額キャッシュバック
松井証券 ◎ ✕ ○ ○ ・株式売買手数料完全無料
永久に無料 (通常の口座でも50万円以下の取引は無料
・投資信託は100円から積立ができる
SBI証券 ◎ ○ ○ ○ ・2019年1月より、最短で2営業日程度で取引可能
・国内株式の売買手数料完全無料
永久に無料
・金融商品の取り揃え◎
auカブコム証券 ○ ✕ ○ ○ ・株式売買手数料完全無料
SBIネオトレード証券 ○ ✕ ▲ ✕ ・株式売買手数料、最安値水準
・投資信託の取り扱いは10本
SMBC日興証券 ○ ▲ ▲ ○ ・株式売買手数料、最安値水準
フィデリティ証券 ✕ ✕ ○ ○ ・ファンド売買手数料完全無料
・証券口座開設で投信購入手数料無料
(最大3か月間)
店頭証券
(野村・みずほなど)
▲ ▲ ▲ ▲ ・株式、投資信託ともに、手数料が高い
銀行全般 ✕ ✕ ▲ ▲ ・株式の取り扱いはない
・投資信託は種類も少なく、手数料が高い

☆最後に補足ですが、マネックス証券に口座開設をしていれば、株初心者向けのオンラインセミナーや勉強会を無料で受けられます。初心者の方はマネックス証券に口座を作っておくと便利です。

ページ上部へ移動