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ひふみ投信へ取材してきました!(3)

Q.これからのセミナー方針について教えてください

どうしても知名度が一番のネックになっていますが、やはり直販の想い、ファンドの運用方針についてこれからもしっかりと説明していきたいと思っています。お客さまが10人以上集まっていただけるのであれば、全国どこへでも行こうと思っています。 会社訪問で全国を飛び回っていますが、セミナー開催でも、もちろん全国制覇を考えています。

また、ネットでの情報発信(webセミナー)や、みなさんとのコミュニケーションなども考えています。今後はこのようなサービスを充実させていくことで、みなさんにより身近なファンドとして認知してもらえるよう努めます。

かえる : 藤野さんは本当に積極的に活動をされてます。ひふみ投信のセミナー"ひふみアカデミー"以外にも"ひふみサロン"と言って、起業家を呼ばれて「ゆたかなくらし」についての勉強会もされています。また、みなさんがセミナーの内容をネット上で見れるように、動画の配信も検討されているようなので、ぜひ期待したいと思います。

あと、藤野さんと言えばTwitterでも有名ですよね(笑)

かえる : みなさん、ひふみ投信のレポートはいかがでしたでしょうか?

なぜ今回の取材を思い立ったかと言いますと、実は私の個人的な投資の考えが関係しています。私は、"個別株"と"インデックスファンド(市場平均の動きに連動する投資信託)"を使って投資をしています。インデックスファンドは機械的な運用ができるので、他の投資商品に比べ時間や金銭的コストが安くなっています。しかも、個別株やアクティブファンドなどに比べパフォーマンスも安定しているので、将来の安心を得るには持ってこいの投資商品です。

しかし、私はそんなインデックスファンドでも、全額を投資するのはこわいと感じています。

なぜかと言いますと、私はこれからもバブルや暴落は繰り返しやってくると思っているからです。つまり、市場に連動するインデックスファンドに投資しているだけでは、バブルや暴落と一緒に大きく資産が動いてしまうのです。

そこでインデックスファンドを買うときも、株式と反対の動きをする債券型のインデックスファンドを組み合わせて、安定的な値動きになるように買っています。しかしそれでも、ある程度市場に連動した動きになってしまいます

中でも、特に気をつけたいと思っているのが暴落相場です。先ほどの運用方針の章で、資産を減らさないことが後のリターンにつながりやすいイメージをつかんでいただけたかと思いますが、減ってしまった資産を取り戻すのには、"より大きい利回り"、"より長い投資期間"、"元本の追加" のいずれかが必要になります。

より大きい利回り
リターンは不確実です。自分で簡単に利回りを大きくすることはできません。無理な投資(借金をして投資をしたり、デイトレードの短期的な取引き)をすることで、より損をする可能性もあります。

より長い投資期間
利回りよりも"資産の増え方"が確実に期待できるのは、投資期間を長くすることです。 ただその投資期間も、何か不慮のことがおこり投資資金を引き出さないといけなくなるかもしれません。また、定年間近で大きな暴落にあってしまうと、定年後の計画に大きな支障がでるかもしれません。そう言ったことも考えているので、時間があれば回復すると言っただけの投資もしたくありません。

元本の追加
残るは“元本の追加”ですが、投資期間が長くなれば長くなるほど、それまでコツコツ積み上げてきた投資金額に対して、新たに元本に追加できる割合はあまり多くないのではないでしょうか。

私は暴落相場に付き合って、この3つともに大きな負担をかけてしまうような投資をしたくありません。ですから、私は全額を市場に連動するインデックスファンドに投資するのはこわいと感じ、一部の資産を自分で個別株に投資をして、相場に応じ株式の保有比率を調整して、なるべく資産を減らさない運用を心掛けています。相場を読めるとは思っていませんが、私なりの自己防衛なんです。

ファンドマネジャーが暴落時になるべく減らさない運用をしてくれればうれしいのですが、ほぼ全てのファンドが株式の保有比率を90%以上に保つ決まりを持っており、実際にそのような運用ができるファンドは少ないのが現状です。つまり、資産を減らさないような運用をしようとするなら、どの投資信託(インデックスファンドも含め)を買っても、結局は自分で"売り"や"買い"の判断をしなければならなかったのです。

そのような理由から、信託報酬が高くなりがちで、しかも市場に連動していることが多いアクティブファンドには、あまり興味がありませんでした。

しかし、ひふみ投信の比較的安い信託報酬と、運用スタイル『株式の保有比率を50%まで引き下げる方針』を知って、「これは今までのアクティブファンドの常識にとらわれないファンドではないだろうか?」と思い、取材をさせていただきました。

そして、実際にお話を聞いてそれが確信に変わり、これはみなさんにお伝えしなければと思ったので、今回のレポート作成しました。

最後に、ここまで貴重な時間をさいてレポートに目を通してくださったみなさんと、お忙しいのにかかわらず、取材を快く承諾していただいた藤野さんに感謝の意を述べて、このレポートを終わりとさせていただきます。ありがとうございました。

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