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【IRTV 9600】アイネット/売上高は増収、営業利益は前年同期比倍増となる増益
アイネット(9600)代表取締役兼専務執行役員の内田様が、2024年3月期 第3四半期決算についてIRTV※1で解説しています。
※1 IRTVとは、IR Robotics社が運営する“投資家と企業をつなぐ上場企業のIR動画メディア”です。決算情報から事業モデル・経営戦略・成長可能性まで、トップ自らがわかりやすく、かつタイムリーに解説しています。
この記事は、IRTVの動画内容を書き起こししたものです。動画の内容を文字で確認したいときに、ぜひご活用ください!
(出典:IRTV for YouTube)
2024年3月期第3四半期の業績サマリー
皆様こんにちは。株式会社アイネット代表取締役兼専務執行役員の内田でございます。本日は2024年3月期 第3四半期決算に関するご説明をおこないますので、よろしくお願いいたします。まずは、2024年3月期第3四半期の業績サマリーです。
<2024年3月期第3四半期の業績サマリー>
(出典:2024年3月期 第3四半期 決算補足説明資料[PDF])
数字はご覧のとおり、売上高282億1,300万円、前年同期比10.6%増。営業利益22億3,300万円、前年度比65.1%増。親会社株主に帰属する当期純利益15億100万円、前年度比76.5%増となりました。
売上が伸びた要因についてご説明いたします。情報処理サービス・システム開発サービスともに、新規取引先の獲得、並びに既存取引先との適正価格を意識した取引の推進をおこなったことにより、結果として10.6%の増収となりました。
サービス別では、データセンタークラウドサービスが前年同期比13%増と好調である他、メーリングサービスが同19%増と大きく伸びています。営業利益が増益となった要因についてご説明いたします。データセンター事業における効率化推進等による原価低減、労務費や電気代高騰を視野に置いた取引採算の改善および販管費抑制によって営業利益率を大きく改善することができました。
情報処理サービスは、サービス提供価格の見直し、システム開発サービスは、受注単価の引き上げに努めたことで、収益性が大きく改善いたしました。特に、前期課題となった電気料金の高騰が落ち着き、原価高は収まってきております。
また、空調機器の更新等で効率化も実現できております。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましても、営業利益の増加が寄与し、営業外特別損益ともに、今年度は大きな変動がなかったことなどの要因により、前年同期比76.5%増と大幅に増加いたしました。
2024年3月期第3四半期の業績
次に、2024年3月期第3四半期の業績についてご説明いたします。資料は、期初予想対比での第3四半期までの進捗率で達成具合を示しております。第3四半期ということで、今期の4分の3、75%を過ぎましたが、売上高と各利益についても今期予想に対して順調な実績を上げております。
<2024年3月期第3四半期の業績①>
(出典:2024年3月期 第3四半期 決算補足説明資料[PDF])
次に、直近3ヵ年の四半期ごとの売上高と営業利益額をグラフにしたものです。当第3四半期は、売上高、営業利益ともに前年同期比でプラスとなり、売上高は6%増、営業利益は倍増となっております。前年は電気料金の高騰により採算が悪化して、営業利益率が落ち込みましたが、当四半期では7.1%まで改善しております。
<2024年3月期第3四半期の業績②>
(出典:2024年3月期 第3四半期 決算補足説明資料[PDF])
続きまして、連結貸借対照表についてご説明いたします。2023年12月末の総資産残高は350億1,900万円となり、前期末比で23億8,900万円増えました。総資産が前期末比で増加した主な理由としましては、保有しております上場有価証券の株価が上がったこと、および手元現預金の増加によるものです。
<2024年3月期第3四半期の業績③>
(出典:2024年3月期 第3四半期 決算補足説明資料[PDF])
サービス別の状況
ここからは、サービス別の状況についてご説明いたします。まずは、情報処理サービスの当連結累計期間の売上高と売上総利益の構成、その増減要因についてご説明いたします。
情報処理サービス
情報処理サービスは、「データセンタークラウドサービス」、「ガソリンスタンド向けの受託計算サービス」、「メーリングサービス」の3つで構成されております。向かって左下の円グラフをご覧ください。情報処理サービスの売上高の構成を示しております。
<情報処理サービス>
(出典:2024年3月期 第3四半期 決算補足説明資料[PDF])
2024年3月期第3四半期の売上高は、データセンタークラウドサービスが61億400万円となり、情報処理サービスの55%を占めております。以下同様に、ガソリンスタンド向けの受託計算サービスが32億4,500万円で30%、メーリングサービスが16億8,400万円で15%となっております。
向かって右上の棒グラフをご覧ください。情報処理サービスの売上高の増減要因について記載しております。ガソリンスタンド向けは横ばいに推移いたしましたが、データセンタークラウドサービスが好調で増収となりました。
向かって右下の棒グラフをご覧ください。情報処理サービスの売上総利益の増減要因について、サービス別に記載しております。データセンタークラウドサービスにおいて、価格の見直しなどの採算改善に努めた結果、増益となりました。これにより、売上総利益は前年同期比5億9,000万円の増加となりました。
システム開発サービス
次に、システム開発サービスの当連結累計期間の売上高と、売上総利益の構成とその増減要因についてご説明いたします。システム開発サービスは、「ソフトウェアの受託開発」、「ハードウェア受託開発等」の2つで構成されております。
<システム開発サービス>
(出典:2024年3月期 第3四半期 決算補足説明資料[PDF])
ソフトウェアの受託開発が売上の約90%を占めております。向かって右上の棒グラフをご覧ください。システム開発サービスの売上高の増減について、サービス別に記載しております。2つのサービスともに増収となっております。
次に、売上総利益についてご説明いたします。向かって右下の棒グラフをご覧ください。売上総利益の増減要因について、サービス別に記載しております。ソフトウェア受託開発が3億6,400万円の増加となっております。主に金融向け開発案件が好調に推移したため増収となり、結果として増益となりました。ハードウェア受託開発も、増益を確保できております。
2024年3月期 第3四半期の実績
次にサービス別の2024年3月期第3四半期の実績です。全サービスにおいて売上高は増加となり、利益率におきましても、各サービス20%以上の売上総利益率を確保しております。
<サービス別2024年3月期第3四半期の実績>
(出典:2024年3月期 第3四半期 決算補足説明資料[PDF])
売上高の推移
最後に、四半期ごとのサービス区分別売上高の推移についてご説明いたします。オレンジ色はシステム開発サービスとなっております。コロナ禍の影響を脱して順調に推移しております。
グラフの青色部分をご覧ください。当社が注力しているデータセンタークラウドサービスからの売上高が、情報処理サービスの中でも順調に成長していることがおわかりいただけると思います。
<四半期ごとのサービス区分別売上高の推移>
(出典:2024年3月期 第3四半期 決算補足説明資料[PDF])
私からの説明は以上となります。情報技術でEnjoy Lifeを応援するアイネットを今後ともご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。ご清聴ありがとうございました。
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当記事では、筆者独自の見解を述べることがありますが、証券およびその他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的ではなく、証券およびその他の金融商品に関する助言や推奨をするものではありません。また、個別企業の業績予想や株価予想、投資推奨を提供する予定はありません。投資判断等は、自己責任でお願いいたします。