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【IRTV 2934】ジェイフロンティア/事業の成長及び大口案件受注により通期計画達成を見込む
ジェイフロンティア(2934)代表の中村様が、2024年5月期 第3四半期決算についてIRTV※1で解説しています。
※1 IRTVとは、IR Robotics社が運営する“投資家と企業をつなぐ上場企業のIR動画メディア”です。決算情報から事業モデル・経営戦略・成長可能性まで、トップ自らがわかりやすく、かつタイムリーに解説しています。
この記事は、IRTVの動画内容を書き起こししたものです。動画の内容を文字で確認したいときに、ぜひご活用ください!
(出典:IRTV for YouTube)
2024年5月期 第3四半期決算の概要
ジェイフロンティア(2934)代表取締役の中村篤弘です。よろしくお願いします。2024年5月期 第3四半期の決算を報告させていただきます。
第3四半期のグループ全体の業績ですが、連結売上高は128億8300万円で、年間計画の205億9800万円に対する達成率は63%でした。一方でSOKUYAKU事業の成長とヘルスケアマーケティング事業の大口案件の受注が順調に進んでいることから、通期での計画は達成できる見込みです。
<2024年5月期 第3四半期決算の概要①>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
なお、連結営業利益に関しては、通期および来期の目標達成のために「SOKUYAKU」およびD2C※2での広告投下を進めたため、実績はマイナス3億3100万円となっています。
※2 D2C(ディーツーシー)とは、メーカーが中間流通を介さず自社のECサイトなどを通じ、商品を直接消費者に販売するビジネスを指します。
SOKUYAKUヘルスケア経済圏に関するKPIについては、下のスライドのとおりです。病院・薬局提携数とユーザー数に関してはそれぞれYoYで158%、189%と大きく成長したほか、オンライン診療件数でも202%と増加中です。また医療人材支援事業の売上ではYoY115%、医療機関向けマーケティング支援・DX化支援の売上ではYoY112%と伸びました。
<2024年5月期 第3四半期決算の概要②>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
最後に、SOKUYAKUウェルネスの取扱新商品はYoYで11商品の増加にとどまるものの、第4クォーター(第4四半期)で13商品のリリースを予定しており、今後は年間20商品を目安に新商品を展開する計画です。
メディカルケアセールス事業
続いて、事業ごとの説明に移ります。まずはメディカルケアセールス事業についてです。オンライン診療・服薬指導・薬の宅配プラットフォームのSOKUYAKUでは、引き続きユーザーの獲得と利用が順調に推移しているほか、自由診療のオンラインクリニックの利用者も増加しています。
<メディカルケアセールス事業>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
また、先日リリースしたとおり、日本郵便との提携による当日配送網の拡充を進めていることから、より一層の利用者獲得を進めていく考えです。
さらに、健康経営を推進する法人向けプランである「SOKUYAKUベネフィット」をリリースしました。SOKUYAKUベネフィットの導入を進めながら、新たなストック型のキャッシュポイントの獲得を目指していく計画です。
その他にも、「ついで買いサービス」や「SOKUYAKUデリバリープラス」などの日用品を宅配する周辺サービスの提供を開始しています。SOKUYAKU事業の黒字化に向けて、サービスの充実を進めていく考えです。
医薬品のD2Cにおいては、上期における漢方薬および医療用医薬品の在庫不足の影響がありましたが、現時点において在庫問題は解決しています。また、新商品の漢方薬もリリースしているため、新規顧客のさらなる獲得を進めていく計画です。
ヘルスケアセールス事業
続いて、ヘルスケアセールス事業についてです。ヘルスケアセールス事業の売上進捗率は65%で着地しました。今期から本格化した化粧品分野において、足元では新規顧客数を大きく伸ばすことができており、今後もさらなる新規顧客の獲得を進めていきます。
ヘルスケアマーケティング事業における売上の進捗率は71%です。下期に大口案件の受注が着実に進んだことから、通期での予算超過を見込んでいます。
第1四半期の際にも説明したとおり、メディカルケアセールスおよびヘルスケアマーケティングの一部売上に関して、前期の1四半期のみ純額ではなく総額で計上していたため、売上が大きくなっています。
しかしながら、この部分を純額に修正した売上対比では、今期の売上は順調に伸びていると言っていいでしょう。
<ヘルスケアセールス事業①>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
また、提携病院数は3600件、薬局数は1万694件と合計1万4294件の医療機関と提携したほか、ユーザー数は205万人と増加中です。
<ヘルスケアセールス事業②>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
化粧品ブランドの状況
続いて、化粧品ブランドの状況を説明します。当社では2023年2月から化粧品アイテムの販売を開始しました。当初の計画からは若干遅れたものの、足元の3クォーターでは新規定期顧客の獲得数が大きく伸びています。今後も新たな主力事業の1つとして注力していく考えです。
<化粧品ブランドの状況>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
直近の主な取り組み
最後に直近の主な取り組みに関しての説明です。先ほどのKPIでも示したとおり、薬局・ドラッグストアとの提携数は順調に伸び、1万店を超えました。導入シェアは17%です。足元でも新規導入の交渉は進んでいることから、今後はさらなるシェア拡大を見込んでいます。
<直近の主な取り組み①>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
冒頭で説明したとおり、新たに日本郵便と処方薬の当日配送に関する提携を開始しました。第1弾として、東京都世田谷区、杉並区、練馬区、千葉県船橋市において5月8日から日本郵便による処方薬の当日配送サービスの提供をはじめる予定です。
このサービスは、郵便局員がドラッグストアや薬局で処方薬をピックアップして、それを個人宅まで宅配するサービスです。対象エリア内では10時までの服薬指導受診で当日中の受け取りが可能となり、16時以降の服薬指導でも翌日中に処方薬の受け取りが可能となります。対象エリアに関しては、今後は全国に拡大していく計画です。
<直近の主な取り組み②>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
4月11日、健康経営を推進する法人向けに社員への福利厚生サービスとして、SOKUYAKUベネフィットをリリースしました。これにより、導入企業の社員は急な発熱や体調悪化の際、休日や夜間を問わずにオンライン診療の利用が可能です。
仕事の合間などでも自宅やオフィスにいながら受診や処方薬の受け取りが可能なことから、通院負担を軽減し、社員の大切な時間の有効活用を支援できると考えています。なお導入第1号として、ツルハドラッグ様が5月16日からSOKUYAKUベネフィットの利用を開始する予定です。
<直近の主な取り組み③>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
さらに、ツルハドラッグの関東エリア16店舗、I&Hグループの札幌と大阪の店舗では3月18日から、ついで買いのサービス提供を開始しました。これにより、オンライン服薬指導後に受診したドラッグストアで販売している医薬品や日用品、食品をSOKUYAKUアプリ上で購入することが可能です。
ついで買い機能によって、利用者は自宅にいながら処方薬と同時にドラッグストアで販売している医薬品や日用品、食品などを受け取ることが可能となりました。
<直近の主な取り組み④>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
また、3月19日からは従来のto C向けサービスに加えて、新たな法人向けサービスとして施設や企業向けの日用品宅配サービス「SOKUYAKUデリバリープラス」の提供を開始したところです。
<直近の主な取り組み⑤>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
以前から介護施設や保育施設等の施設や企業では必要な日用品をドラッグストアや薬局で購入するケースがあったものの、購入に際しての業務負荷が発生していました。またドラッグストアや薬局側では施設の入居者別に請求書を発行するなど会計処理が煩雑で、負担が大きい状況でした。
各施設や企業はSOKUYAKUの法人アカウントを開設することで、本サービスの利用が可能となります。SOKUYAKUのWebブラウザからドラッグストアの商品を発注することがかんたんにできるほか、ドラッグストア側の業務負担も軽減されることが予想されます。
3月19日に「生漢煎シリーズ」から更年期や月経関連の症状などの女性の悩みに特化して開発された漢方薬「第2類医薬品・加味逍遥散錠」の販売を開始しました。また、3月26日に同じく「生漢煎シリーズ」から肥満症に効く漢方薬の第2弾として「防已黄耆湯錠」の販売が開始されたところです。
<直近の主な取り組み⑥>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
3月1日にウェルヴィーナス社の株式67%を取得して、連結子会社化しました。主力商品である「北国の恵み」は、軟骨の構成成分の約90%を占めるプロテオグリカンとⅡ型コラーゲンを高純度で抽出し配合したサプリメントとして、高い商品力とブランド力を持っています。
<直近の主な取り組み⑦>
(出典:2024年5月期 第3四半期決算説明資料[PDF])
当社グループのサプリメント・化粧品分野における取扱商品のポートフォリオ拡充によって事業を拡大するとともに、収益力を強化しつつ、SOKUYAKUとの相互送客も進めていく考えです。以上、今後とも引き続き、よろしくお願いいたします。
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