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【IRTV 7095】Macbee Planet/事業会社のMAVELとAll Adsともに過去最高の売上・利益を達成

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2024年3月21日

Macbee Planet(7095)代表の千葉様が、2024年4月期 第3四半期決算についてIRTV※1で解説しています。

※1 IRTVとは、IR Robotics社が運営する“投資家と企業をつなぐ上場企業のIR動画メディア”です。決算情報から事業モデル・経営戦略・成長可能性まで、トップ自らがわかりやすく、かつタイムリーに解説しています。

この記事は、IRTVの動画内容を書き起こししたものです。動画の内容を文字で確認したいときに、ぜひご活用ください!

(出典:IRTV for YouTube

2024年4月期 第3四半期決算概要

株式会社Macbee Planet(7095)代表取締役社長の千葉知裕でございます。本日は、2024年4月期 第3四半期決算説明資料に沿って決算概要につきましてお話させていただきます。

会社概要

<会社概要>

会社概要

(出典:2024年4月期 第3四半期決算説明資料[PDF])

まずは会社概要です。事業内容はユーザーの利用金額・継続期間を最大化し、広告費用効果を最適化するためにデータを駆使したデジタルマーケティングであるLTVマーケティングを提供しております。

当社Macbee Planetは2015年の8月に創業し、2021年には技術力強化を目的にAlphaの株式を取得し、23年には組織と顧客基盤の強化を目的に株式会社ネットマーケティングを完全子会社化しております。

また、2023年11月のホールディングス化を機に、当社Macbee Planetの事業会社をMAVEL、ネットマーケティングをAll Adsに商号変更しておりますのでご留意ください。

LTVマーケティングとは

<LTVマーケティングとは>

LTVマーケティングとは

(出典:2024年4月期 第3四半期決算説明資料[PDF])

改めてLTVマーケティングの概要を説明します。

当社は独自のデータ取得技術や可視化する技術、そのデータを解析しコミュニケーションの最適化を図るテクノロジー、成果報酬型で提供するコンサルティング力を競争力の源泉とした独自のLTVマーケティングを提供しています。

LTVマーケティングでは、広告主にとって優良な顧客候補を、インターネット広告やメディアを活用し成果報酬型で企業に送客します。従来型のインターネット広告代理店との違いは、送客の質にこだわっていることと、広告配信量やクリック数に応じたフィーをとるモデルではなく成果報酬型のため収益につながりやすい点にあります。広告主のニーズが、配信量ではなく集客の質を重視する傾向があることと、成果報酬型で無駄な広告費がかからないという点から、広告市場の動向に影響を受けづらいモデルとなっております。

また、費用対効果に優れているため、競合企業と比べても高い成長率を実現してきました。

2024年4月期 第3四半期決算ハイライト

<2024年4月期 第3四半期決算ハイライト>

2024年4月期 第3四半期決算ハイライト

(出典:2024年4月期 第3四半期決算説明資料[PDF])

続きまして、2024年4月期第3四半期の決算ハイライトについてご説明します。

MAVEL(Macbee Planetの事業会社)、All Ads(旧ネットマーケティング)共に過去最高の売上利益を達成しており、総じて順調でございます。

売上高は前期比106%増の29,043百万円、営業利益は112%増の3,189百万円となっております。営業利益率につきましても、案件の大型化のよる生産性向上と、テクノロジーによる売上総利益率が向上しており、中期経営計画で目標としていた売上高220億円、営業利益22億円、営業利益率10%を前倒しで達成しております。なお、期初計画では、のれん償却の影響と、All Adsとの売上総利益率の差により営業利益率は8%程度に落ち込む見込みでしたが、昨対比でも利益率が向上しており、順調にオーガニック成長およびPMIが進捗していると評価しております。

なお、両社が提供するLTVマーケティングにつきましては、市場成長を大きく超える成長が継続することに手ごたえを感じております。

2024年4月期3Q:概要

<2024年4月期3Q:概要>

2024年4月期3Q:概要

(出典:2024年4月期 第3四半期決算説明資料[PDF])

続いて、各社の概況についてご説明します。

MAVELにつきましては、新規案件が増加しており、特に保険やAll Adsの知見を活用できる人材業界の成長が期待できる状況でございます。既存顧客につきましても、概ね順調で、特に市場環境が良い金融業界の顧客が伸長しております。なお、コンシューマーファイナンス業界につきましては、年末が弱い傾向にあり、こちらも想定通りでございます。

All Adsの売上高につきましても、M&A前の水準から30%程の成長を実現しており、3Qだけで4,000百万円弱にまで増加しております。売上拡大が続いており、のれん償却額を超える利益貢献を実現するとともに、営業面、開発面、コーポレートと各方面で順調にPMIを推進しております。DATAHIVEとAIを活用した広告の最適化・自動化の取り組みを継続し、Robeeなどのプロダクトも導入を進めることで来期の売上総利益率改善に期待できる状況です。

2024年4月期業績予想の修正

<2024年4月期業績予想の修正>

2024年4月期業績予想の修正

(出典:2024年4月期 第3四半期決算説明資料[PDF])

業績予想の修正についてご説明します。

MAVEL、All Ads共に上期で修正しました計画を大幅に上回る実績と、足元の業績推移を踏まえて、売上高以下各段階利益の予想を再度上方修正しております。

売上高は37,000百万円から5%増の39,000百万円、営業利益は10.8%増の4,100百万円、営業利益も前回予想の10.0%から10.5%と収益性の改善も見込んでおります。のれんの増加やAll Ads(ネットマーケティング)の売上総利益率が低いことから収益性の低下を見込んでおりましたが、シナジーもあり改善しております。

4Qにつきましては、引き続き期初計画以上の成長を実現いたします。一方で、来期以降の更なる成長に向けた開発や採用投資を行うことに加え、IFRS導入やプライム市場への移行を検討するための費用による販管費の増加を見込んでおります。

前四半期比営業利益増減分析

<前四半期比営業利益増減分析>

前四半期比営業利益増減分析

(出典:2024年4月期 第3四半期決算説明資料[PDF])

3Q会計期間の業績について詳細説明させていただきます。

売上高は2Q比で同等水準となっておりますが、コンシューマーファイナンス業界において、2Qの急拡大と年末減少傾向にある業界特性を受け減収しております。一方で投資業界が、新NISA需要も取り込み伸長していることや新規獲得案件の成長がカバーしており、依然として成長基調は継続しております。

営業利益の増益に関しましては、要因が三つございます。一つ目は、売上総利益率の改善でございます。セールスミックスの変化や経過年数に伴いデータが蓄積することにより、広告効率が高まり、顧客単価が上昇傾向にあり、2Qの18.5%から3Qの19.6%と改善しております。二つ目は、顧客の大型化になります。最後は、1Qに一過性コストとして計上していた貸倒引当金の戻し入れが100百万円程ございました。こちらは、信託型SOの行使に伴う影響で、一過性の増益要因となりますのでご留意ください。

また、ご説明が重なりますが、4Qにつきましては、期初計画以上の成長は継続しつつ来期以降の成長に向けた先行投資や、プライム市場への移行を検討するためのコストを計上する計画になります。

2024年4月期の取組内容

<2024年4月期の取組内容>

2024年4月期の取組内容

(出典:2024年4月期 第3四半期決算説明資料[PDF])

最後に、今期および来期以降の取り組みについてご説明します。

来期以降も継続的な高成長させるための取り組みを3つのカテゴリで考えております。前提として、高い成長を継続するためには、LTVマーケティングをより高度化する必要があると考えております。

1つ目は、LTVマーケティングの拡販です。All Ads(ネットマーケティング)のPMIを推進し、LTVマーケティングをさらに伸ばしていきます。そのためにも採用や育成の仕組化なども必要だと考えています。足元で、採用ペースは上がっており、営業面・開発面で人員増強を図っております。

2つ目は、テクノロジーをさらに磨き、新たな付加価値の創出のため、新機能や新サービスを立ち上げる必要があると考えています。こちらも、エンジニアの採用に加え、外部の協力も得ながら投資を加速しております。

3つ目は、M&Aの活用です。シナジーの確度が高いM&Aを優先しながら、周辺領域への積極投資も考えております。現在、手元キャッシュと借入余力を加味して最大100億超の投資が可能な状況でございます。

引き続き高い成長をしてまいりますので、今後もご期待いただけますと幸いです。以上で私からの説明とさせていただきます。

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ディスクレーマー

当記事では、筆者独自の見解を述べることがありますが、証券およびその他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的ではなく証券およびその他の金融商品に関する助言や推奨をするものではありません。また、個別企業の業績予想や株価予想、投資推奨を提供する予定はありません。投資判断等は、自己責任でお願いいたします。

やさしい株のはじめ方編集部

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やさしい株のはじめ方編集部 

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