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【IRTV 3559】ピーバンドットコム/年度末の駆け込み需要獲得で挽回する想定、通期業績予想に変更なし

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2024年2月29日

ピーバンドットコム(3559)代表の後藤様が、2024年3月期 第3四半期決算の概要についてIRTV※1で解説しています。

※1 IRTVとは、IR Robotics社が運営する“投資家と企業をつなぐ上場企業のIR動画メディア”です。決算情報から事業モデル・経営戦略・成長可能性まで、トップ自らがわかりやすく、かつタイムリーに解説しています。

この記事は、IRTVの動画内容を書き起こししたものです。動画の内容を文字で確認したいときに、ぜひご活用ください!

(出典:IRTV for YouTube

2024年3月期 第3四半期決算の概要

こんにちは。ピーバンドットコム(3559)代表の後藤です。2024年3月期 第3四半期決算概要についてご説明いたします。まずは、決算のサマリです。

<2024年3月期 第3四半期サマリ>

2024年3月期 第3四半期サマリ

(出典:2024年3月期 第3四半期決算補足資料[PDF])

当期は、安定的な成長軌道に乗せることを事業方針としています。その計画を推進するために必要と考えていた3か年分の人財投資を一気に前倒しで実行しています。

それを受けての業績となりますが、外部環境が非常にきびしいなか、我々のお客様である産業電子機器の特に現在増加傾向にある中堅大手の需要が下支えとなり、売上は前期並みを維持しているところです。

毎年のことになりますが、年度末は予算消化を目的とした駆け込み需要が増える傾向にあります。駆け込み需要をしっかり獲得し、挽回していきたいと考えています。その他のトピックとしては、ハードウェアコンテストGUGENの開催と生成AIの活用です。

サービス別の売上推移

下のスライドは、サービス別の売上推移です。

<サービス別の売上推移>

サービス別の売上推移

(出典:2024年3月期 第3四半期決算補足資料[PDF])

1番下の緑色の部分が「製造サービス」で、プリント基板の板の部分だけの売上を示しています。業界内では「生板」と呼ぶこともあります。そちらを製造するサービスです。

このほかに、プリント基板の上に電子部品をはんだ付けしていく「実装サービス」、プリント基板を製造するための設計図をCADで設計する「設計サービス」があり、大きく分けて3つのサービスを展開しています。さらに、実装サービスに使う部品を調達する「部品調達サービス」と「その他」を加え、売上を5つに分類しています。

お客様の傾向を見ますと、最初にプリント基板の製造サービスを何回かご利用いただいた後に、サービス品質とサポート対応にご満足いただき、その前後のサービスを利用される傾向があります。こういった傾向から、それぞれのサービスをクロスセルでしっかりと取っていくことが、我々の1つの狙いです。

顧客単価の推移

下のスライドは、2017年以降の顧客単価の推移になります。

<顧客単価の推移>

顧客単価の推移

(出典:2024年3月期 第3四半期決算補足資料[PDF])

先ほどお話したように、製造サービスから入っていただき、その前後のサービスをご利用いただく水平展開を施策として進めてきました。客単価のデータには、この取り組みが現れています。

部品調達自動化サービス

部品調達・実装サービスは、我々の攻めていく勝ち筋です。

<部品調達自動化サービス>

部品調達自動化サービス

(出典:2024年3月期 第3四半期決算補足資料[PDF])

これらは完全自動化を予定しています。これまで、見積りに人が介在することから時間を要したり、見積価格に人件費が転嫁されたりしていました。

見積りから注文までを完全自動化することによって、さらに使いやすく、お求めやすい価格で部品調達できる体制を構築していきたいと考えた次第です。

部品調達が増えれば、プリント基板の上に部品を実装することになるため、実装サービスの利用も増えていくことが想定されます。これにより、客単価の上昇が期待されています。そういった戦略を現在展開中です。

開発・量産支援サービス

開発・量産支援サービスの「S-GOK(スゴック)」について説明します。

<開発・量産支援サービス>

開発・量産支援サービス

(出典:2024年3月期 第3四半期決算補足資料[PDF])

現在はIoT周りの案件が多いものの、今後は開発案件やその後の量産の獲得を狙っていきます。現在はスマートファクトリー系の脱炭素を目的とした消費電力の測定ソリューションを手掛けていますが、こちらをしっかりと収益化につなげていきたいと考えています。

ハードウェアコンテスト

我々が14年ほど開催している、ハードウェアコンテストGUGENを説明します。

<ハードウェアコンテスト>

ハードウェアコンテスト

(出典:2024年3月期 第3四半期決算補足資料[PDF])

GUGENは、世の中の誰かの課題を解決する、未来の普通となるであろう作品を具現化するというコンセプトで実施してきた、オリジナルハードウェアコンテストになります。社会課題の解決を志すエンジニアさんたちに、熱い作品を数多く応募いただいてきました。

昨今、家でデスクワークしている方が多いため、深呼吸を誘発するデバイスが今年の大賞に選ばれました。その他に、感染症対策や環境を可視化するモニタリングシステムや、高齢化社会にともなう労働力不足を補う遠隔の草刈りロボットの応募がありました。

時代の潮流を捉えながら課題解決を目指す作品が毎年応募されてきた経緯があり、私自身もこの大会を非常に楽しみにしています。こちらのイベントは引き続き、開催していく考えです。

生成AIの活用

続きまして、生成AIの活用です。

<生成AIの活用>

生成AIの活用

(出典:2024年3月期 第3四半期決算補足資料[PDF])

我々のお客様であるハードウェアエンジニアが設計するときに少し便利になるツールを、我々のできる範囲で小さいところから提供していきます。これは我々のPURPOSE(パーパス)としているアイデアと探求心で、これまでの当たり前を革新していこうという思いのなかで生まれたものです。

このような取り組みを積み重ねていくことで、より良いサービス、本当に世の中に必要とされるサービスを、我々が提供していきたいと考えています。

株主還元

株主還元についてご説明いたします。

<株主還元>

株主還元

(出典:2024年3月期 第3四半期決算補足資料[PDF])

冒頭でお伝えしたように、我々は成長投資を優先的に進めています。それと並行しながら、株主還元を継続的に実施する予定です。配当予想は、例年から引き続き1株当たり8円を予定しています。

IR発信

投資家様との円滑なコミュニケーションを図るため、Xを使った積極的なIRを発信していく考えです。ぜひXアカウントをフォローしていただければと思います。

<IR発信>

IR発信

(出典:2024年3月期 第3四半期決算補足資料[PDF])

以上で、2024年3月期第3四半期の決算概要についてのご説明を終了いたします。本日もご視聴いただき、ありがとうございました。

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ディスクレーマー

当記事では、筆者独自の見解を述べることがありますが、証券およびその他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的ではなく証券およびその他の金融商品に関する助言や推奨をするものではありません。また、個別企業の業績予想や株価予想、投資推奨を提供する予定はありません。投資判断等は、自己責任でお願いいたします。

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

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