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【IRTV 3726】フォーシーズHD/新社長就任！経営体制を一新させて早期のジャンプアップを目指す
担当：やさしい株のはじめ方編集部
最終更新日：2024年2月19日
フォーシーズHD（3726）の天童会長と寺田社長が、代表取締役の異動、再任及び新任取締役候補者の異動についてIRTV※1で解説しています。
※1 IRTVとは、IR Robotics社が運営する“投資家と企業をつなぐ上場企業のIR動画メディア”です。決算情報から事業モデル・経営戦略・成長可能性まで、トップ自らがわかりやすく、かつタイムリーに解説しています。
この記事は、IRTVの動画内容を書き起こししたものです。動画の内容を文字で確認したいときに、ぜひご活用ください！
（出典：IRTV for YouTube）
新体制！寺田社長就任
IRTV ： 本日のゲストは、フォーシーズHD（3726）より天童会長と寺田社長にお越しいただきました。よろしくお願いします。
天童様、寺田様 ： よろしくお願いします。
IRTV ： 2023年11月20日に衝撃のニュースが舞い込んできました（代表取締役の異動及びその他の取締役の異動に関するお知らせ）。天童社長が会長になられ、新たに外部から招かれた寺田様が社長に就任されますね。そこで本日は、交代の経緯も含めていろいろお聞かせください。
取締役会長となった背景
IRTV ： まず、天童会長にお聞きします。このタイミングで会長になられた経緯や背景をお聞きしてもよろしいでしょうか。
天童様 ： はい。コロナが完全に収束に向かう中で、なかなか弊社は黒字化ができていない状況でした。従業員や株主様、ステークホルダーの取引先様などと話をする中で、新しい体制・感覚のもと新しい動きをしていったほうが、早く利益を出せる体制になるのではと考え、このタイミングでの交代を決めました。私は代表権のない取締役として残る形です。
IRTV ： 完全に退くという選択肢もありながら、あえて会長として残られ、事業を推進していくことを選ばれたのはどのような理由からでしょうか。
天童様 ： 中期経営計画なども策定しており、急に変わるよりも、引き継ぎも兼ねて段階を踏んだほうが、スムーズに移行できるのではと考え、このような体制を取ることにしました。
IRTV ： 最初は天童会長と寺田社長が二人三脚で会社を統括していく感じでしょうか。
天童様 ： 一旦はそうなりますね。
謎に包まれた寺田社長の経歴
IRTV ： 寺田社長にもいろいろお聞きします。まずは、どのような経歴を歩まれてきたのでしょうか。
寺田様 ： ファーストキャリアは、税理士事務所の職員として経理・会計事務に携わってきました。
IRTV ： そこで17年ほど経験を積まれた後、アパレル系の広告代理店であるティーナイン様に移られました。業種はまったく違うものの、ポジションとしては同じような経理になるでしょうか。
寺田様 ： そうですね。これまでのスキルを活かした転職をしたいと考え、私がいなければ会社が成り立たないと思えるような会社に転職すべく、1つの会社の小さな経理ポジションを選びました。
その会社は数字が倍ゲームのように大きくなっていくベンチャー企業であり、バックサポート部門が後手に回っていました。そこで、税理士事務所での経験を活かし、それまでアウトソーシングしていたものをインソーシングすることで、社内の体制を整える仕事をしゃかりきにおこなっていたフェーズです。
IRTV ： 続いて突如、代表取締役に就任されます。
寺田様 ： ティーナインの中でステップアップさせていただき、経営管理部の部長として業務を推進していました。その後、それぞれ独立してグループ化していく方針となり、グループ会社それぞれの経理財務を管理するバックサポートの会社を設立しました。
寺田様 ： 代表に就いた後は、「攻めることも必要であれば挑戦してみよう」ということで、グループ会社以外のクライアント様も獲得しました。
現在は、SDGs※2に取り組むクライアント様や、海外でも業務を展開する会社様など、多岐にわたって取引しています。
※2 SDGs（エス・ディー・ジーズ）とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標を指します。
IRTV ： 財務管理から事業のトップに就くことは大変だったのではないでしょうか。
寺田様 ： そうですね。基本的にはそれほど大変だとは考えない性格でして、「やるしかない」と決意してコツコツとおこなってきた結果と考えています。
2度目の取締役はピザ屋？
IRTV ： ここから代表としてのキャリアを歩まれ、2020年7月にはピザニスタトウキョウの代表取締役に就任されました。
寺田様 ： ピザニスタトウキョウは、スケートボーダーのレジェンドと言われている方がロサンゼルス（L.A.）で作ったピザ屋「PIZZANISTA！（ピザニスタ）」を日本で展開するビジネスです。PIZZANISTA！の単なる飲食店展開ではなく、カルチャーの発信という部分に、私自信とても心が動かされました。
ちょうど東京オリンピックでスケートボーダーが好成績を収めており、アパレルと組み合わせた新しいカルチャーを取り入れることで、日本を変えてみたいと思いました。2社目の代表ということもあり、私も少しはリラックスでき、そのような選択をしました。
IRTV ： 代表のご経験は、起業というよりも、アサインされて社長になられたのですね。
寺田様 ： 私の経緯はそういうことになります。
フォーシーズHDへの参画理由
IRTV ： 今回、代表のご経験がフォーシーズ様で4社目になりますが、どのような経緯で参画されたのでしょうか。一見、どういうつながりがあったのか疑問を持ちました。
寺田様 ： こちらもネットワークを通じ、アサインされたものです。私は今までベンチャーで経験を積み、上場企業がどういうものかわかりませんでしたが、与えられたシーンで挑戦してみたいと考え、お受けさせていただきました。
IRTV ： 1993年4月に近藤税理士事務所に入られたときには、上場企業の社長に就任すると想像されていましたでしょうか。
寺田様 ： まったく想像しておりませんでした。
IRTV ： 目の前のミッションを真剣にこなした結果、今のキャリアにつながったのですね。
寺田社長に期待すること
IRTV ： 天童会長にまたお話を聞きますが、今回、寺田社長が就任され、ファーストインプレッションから期待することなど、いろいろお聞かせください。
天童様 ： 大きくは2つあり、1つはこの体制で3年ぐらい事業をおこなっていると、よどみが出てくるため、新しい考えや戦略を積極的に提案することを期待しています。
もう1つは、弊社の主力は化粧品になりますが、弱みであるPRの強化です。商品自体はとても優れていると自負していますが、大手メーカー様と同じようなものを安く出しても、リーチできていないのが現状になります。この部分において、アパレル業界での経験など、いろいろな業務をおこなってきた強みを活かしてPRに力を入れてもらいたいと期待しています。
新たなPRの展望
IRTV ： 寺田社長ご自身は、外からフォーシーズHDを見たときに、「化粧品のPRをもっと強化できるのでは」と感じていたのでしょうか。
寺田様 ： そうですね。
IRTV ： どのようにPRしていくのかイメージをお持ちでしょうか。
寺田様 ： イメージにつながったのは、社員1人1人と面談した中で、1人1人が自社商品をとても好きでいてくれていると知ったことです。そうだとしたら、世間に対して「好き」を積極的に広げていくべきだと感じています。それが利益につながる最短の方法であるならば、まずはPRを強化することなのではと考えました。
広告代理店に勤めていたときのネットワークを使い、そのときに学んだことも活かし、ブランド単体のPRから会社全体としてのPRへと切り替え、より波及効果のあるものにしていく方針です。
IRTV ： これまでは1つのブランドに対し1つのPRをおこなっていたものを、組織を横断して協力しながら全体的なPRを発信していくお考えですね。
寺田様 ： はい。費用対効果を考えると、1広告に対してブランドのつながりを持たせて宣伝するほうが、より広がっていくのではと感じています。私から見ると、弱みでもあったと考えています。
IRTV ： 役員の方も一部刷新されていますが、PRを強化していく一環という認識でよろしいでしょうか。
寺田様 ： そうですね。私とは違うPRのスキルを持っており、オールランド・プレイヤー※3でもあります。PR強化に向けて、新役員体制にも期待してください。
※3 オールランド・プレイヤーとは、どんな役割でもこなせる人のことです。
中計の目標と進捗について
IRTV ： 投資家目線で見たときに、中計に関しては、2024年の着地は売上高49.6億円、営業利益2.2億円です。これに対し、現在の予想は、売上高27億円、営業利益2,900万円になります。計画対比でかなり遅れている印象を受けますが、中計についてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。
天童様 ： 今年の上期中にもう一度作り直す計画です。最初のリソースなどを考えた場合、外的要因もいろいろなことがありました。それに引きずられて今の数字を追うのではなく、下方修正にはなるものの、経営計画を一新してジャンプアップへとつなげていきます。経営陣も一新し、ここでもう一度話し合いを重ね、刷新していこうと考えています。
IRTV ： 現在も議論をされているのでしょうか。
寺田様 ： そうですね。教えていただくこともたくさんあるため、コミュニケーションを取っています。過去を分析して学び、新しい戦略を練っていく方針です。
最後に
IRTV ： 寺田社長から投資家のみなさんに一言、意気込みをお伝えしていただけますでしょうか。
寺田様 ： 私はとても人を大切にしております。身近なところで社員を大切にし、株主の皆様を大切にする中で、利益を作って分配していけるような良いサイクルを作っていく意向です。
寺田様 ： 天童会長はハード面で、私はソフト面でリーダーシップを発揮していきたいと考えています。極力早く利益を拡大していくことが求められていると、ひしひしと感じています。それを実現するためにも、まずは人を見て、社員とコミュニケーション取るところからはじめている状況です。
商品開発については、みなさんに気に入っていただけるものを世の中に出していきます。SDGsにも一層力を入れ、次の世代に残していけるような温かい国づくりにつなげていきたいです。そのような形で、私は少しずつできることから取り組んでいきます。
IRTV ： 投資家のみなさんも新しい体制になったフォーシーズHD社に注目して見ていただければと思います。お二方どうもありがとうございました。
天童様、寺田様 ： どうもありがとうございました。
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ディスクレーマー
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