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【IRTV 3482】ロードスターキャピタル|再エネ活用でCO2削減

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2023年12月26日

ロードスターキャピタル(3482)CFOの川畑様が、ESGの取り組みについてIRTV※1で解説しています。

※1 IRTVとは、IR Robotics社が運営する“投資家と企業をつなぐ上場企業のIR動画メディア”です。決算情報から事業モデル・経営戦略・成長可能性まで、トップ自らがわかりやすく、かつタイムリーに解説しています。

この記事は、IRTVの動画内容を書き起こししたものです。動画の内容を文字で確認したいときに、ぜひご活用ください!

(出典:IRTV for YouTube

ESGの取り組みについて

IRTV : 本日は、ロードスターキャピタル(3482)で最高財務責任者(CFO)を務める川畑様にお越しいただきました。よろしくお願いします。

川畑様 : よろしくお願いします。

IRTV : 川畑様は貴社の「SDGs※2推進委員会」の委員長を務められています。本日は、それらに関連したお話をいろいろお聞かせください。さっそくですが、貴社がESG※3やSDGsに注力している背景を教えていただけないでしょうか。

※2 SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標を指します。
※3 ESG(イーエスジー)とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の英語の頭文字を合わせた言葉です。企業が長期的に成長するためには、経営においてESGの3つの観点が必要だという考え方を指します。

川畑様 : 最近は世界的に人権問題や社会問題など、ESGの問題に取り組もうという流れがありますよね。日本でも、自然災害や少子高齢化問題などが問題になっています。我々の不動産投資業界でも、資金量が豊富な大手による寡占(によるプレイヤーの少なさ、業界の景気の波の大きさ、個人投資家の資産形成のチャンスの少なさ等)が問題になっている状況です。

<ESGの取り組みについて>

ESGの取り組みについて

(出典:IRTV for YouTube

川畑様 : そのような社会問題に取り組み、持続可能な社会を作るのはチャレンジングなことではありますが、弊社の精神にもつながるため、この問題に取り組んでいこうと考えています。

SDGs推進委員会の立ち上げ

川畑様 : そのような中で「SDGs推進委員会」を立ち上げました。

<SDGs推進委員会の立ち上げ>

SDGs推進委員会の立ち上げ

(出典:IRTV for YouTube

川畑様 : 弊社の関わりある事業領域からにはなりますが、サステナブルな社会に向けて課題に取り組み、事業の発展や企業価値の向上も含めて取り組むべく、(SDGs推進委員会を)設置した次第です。

IRTV : 貴社グループ全体でESGに取り組まれているのですね。

ESG取り組み事例

IRTV : ESGを構成する環境、社会、ガバナンスの3つのうち、どの部分に注力されていらっしゃいますか。

川畑様 : まずは「E」ですね。事業に関わるのはEの部分、環境のところでしょう。弊社のメイン事業であるコーポレートファンディング事業は、都内にある中規模の中古不動産に投資をおこなっています。

そのバリューアップの過程で、LEDを使って電力を抑えています。また、2021年にはafterFIT社という再生可能エネルギー事業を手がけている会社と業務提携を締結しました。同社から二酸化炭素(CO2)実質ゼロの再生可能エネルギーを不動産に導入することによって、CO2削減に取り組んでいます。

物件の制約上、導入できない物件もあります。2024年には、導入できる物件には再生可能エネルギーを導入しようと取り組んでいる次第です。

<ESG取り組み事例①(イメージ図)>

ESG取り組み事例①(イメージ図)

(出典:IRTV for YouTube

川畑様 : 投資家様のお金を不動産で運用するアセットマネジメント事業(子会社で展開)では、受託している不動産のひとつ「晴海トリトンスクエア」にエコカーペットを導入し、「DBJグリーンビルディング認証」も取得しました。DBJグリーンビルディング認証は、日本政策投資銀行(DBJ)が創設した認証制度であり、環境・社会に配慮した不動産と、その不動産を所有する事業者を支援する取り組みです。

最近では、別の受託不動産である「プライム高輪ゲートウェイ」が、CASBEE不動産評価※4でSランク評価をいただきました。

※4 CASBEE不動産評価認証は、CASBEE-不動産で評価された建築物について、その評価内容を審査し的確であることを第三者機関が認証する制度です。

IRTV : 社会、Sの部分にはどのように関わってきているのでしょうか。

川畑様 : はい。こちらについては、弊社のクラウドファンディング事業についてお話しさせてください。クラウドファンディング事業、商品名は「OwnersBook(オーナーズブック)」と申しますが、こちらは個人の投資家様から集めたお金を不動産で運用するというビジネスです。1口1万円から参加できるところが、Sに関わっていると考えています。

<ESG取り組み事例②>

ESG取り組み事例②

(出典:IRTV for YouTube

川畑様 : 今まで不動産会社やプロの機関投資家※5様が寡占していた領域に、個人の方も少額から投資できるため、個人の資産形成、サステナブルな生活にも寄与するでしょう。

※5 機関投資家とは、顧客から拠出された資金を運用・管理する法人投資家の総称です。

弊社の役職員に対しても、Sを意識した取り組みをおこなっています。一般の福利厚生制度に加え、「家事代行制度」や「ボランティア休暇制度」を導入しました。また、他社と少し違った取り組みとしては、社員の財産形成を意識しており、給与のほか従業員持株会やストックオプション※6などを通じて、従業員の財産形成にも寄与できればと考えています。

※6 ストックオプションとは、株式会社の従業員や取締役が、自社株を予め定められた価格で取得できる権利です。

その他にも、事実婚や同性婚を認めるなど、ダイバーシティ(多様性)やインクルージョン(包括性)の観点から規定を改めました。

健康経営についても注力

IRTV : 貴社は健康経営※7についても推進されているとお聞きしており、詳しく教えていただいてもよろしいでしょうか。

※7 健康経営とは、企業が従業員の健康に配慮することによって、経営面においても 大きな成果が期待できるとの基盤に立ち、健康を経営的視点から考え、戦略的に実践することを意味しています。

川畑様 : はい。弊社では同好会が活発です。「ランニング同好会」や「サウナ同好会」、「ゴルフ同好会」など、いろいろな運動系の同好会が充実しています。

<健康経営についても注力>

健康経営についても注力

(出典:IRTV for YouTube

川畑様 : 加えて、社内に懸垂器具などの健康器具が置いてあるので、それを使って懸垂をする社員がいます。また、腹筋を鍛えたり、プロテインを輸入している方もいたり、社内では健康ブームが起きている状態ですね。

ガバナンスについて

IRTV : 最後、ガバナンスの部分の取り組みについてはいかがでしょうか。

川畑様 : プライム企業※8として、市場の要請に応えるべく十分に整備しています。具体的には、社外取締役の3分の1以上の採用取締役会の実効性評価などをおこなっている状況です。

※8 プライム市場とは、東京証券取引所が2022年4月4日から導入した新市場区分のうち、最上位の市場です。

<ガバナンスについて①>

ガバナンスについて①

(出典:IRTV for YouTube

川畑様 : コンプライアンス研修についても、法務コンプライアンス部長を中心に、従業員の意識改革にも取り組んでいます。その他、テクノロジーの部分について、弊社はクラウドファンディング事業を手掛けており、そこでは個人情報を扱っているため、セキュリティをかなり強化しています。

管掌取締役とテクノロジー推進部を中心に、社内のセキュリティリスクについて日々ディスカッションしており、改善できるところは随時改善し、そこも併せてDX※9に取り組んでいる次第です。

※9 DX(ディーエックス)とは、デジタル技術を活用して生活やビジネスを変革することを指します。

<ガバナンスについて②>

ガバナンスについて②

(出典:IRTV for YouTube

進行中の取り組み

IRTV : 貴社が現在進行中の取り組みや、今後の具体的な施策などはございますか。

川畑様 : 今年は特に、紙コップ削減に取り組みました。弊社のロゴマーク入り、保温機能付きのマグカップを社員に配り、紙コップの代わりに使っていただいています。これは大きな削減効果がありました。

また、昨年に引き続きボランティア同好会が、本社の周りを清掃したり、中央区の取り組みに賛同して花壇の整備をおこなったりしています。まだ発表できる段階ではないですが、先ほどの健康経営につなげ、「健康経営優良法人※10」にも選ばれるべく少しずつ進めている次第です。

※10 健康経営優良法人とは、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みを基に、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。

<進行中の取り組み>

進行中の取り組み

(出典:IRTV for YouTube

川畑様 : さらに「DX認定※11」の取得も目指しています。将来的にはDX、SX※12、GX※13銘柄として選ばれるように、日々研究していく方針です。

※11 DX認定とは、デジタル技術による社会変革に対して経営者に求められる事項を取りまとめたデジタルガバナンス・コードに対応し、DX推進の準備が整っていると認められた企業を国が認定する制度です。
※12 SX(エスエックス)とは、企業が短期的ではなく長期的な持続可能性を重視し、ビジネスの安定だけでなくESGを両立する企業経営をおこなえるように変革していくことを指します。
※13 GX(ジーエックス)とは、温室効果ガスを発生させる化石燃料から太陽光発電、風力発電などのクリーンエネルギー中心へと転換し、経済社会システム全体を変革しようとする取り組みを指します。

IRTV : 貴社グループ全体で、サスティナビリティの観点から企業価値向上と社会貢献の取り組みを強化中という認識でよろしいでしょうか。

川畑様 : そのとおりです。

IRTV : ありがとうございます。投資家のみなさんもロードスターキャピタル社のESGの取り組みにぜひ注目してください。高評価や質問、コメントなどもお待ちしておりますね。本日はロードスターキャピタル社のCFO川畑様にお越しいただきました。ありがとうございました。

川畑様 : ありがとうございました。

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ディスクレーマー

当記事では、筆者独自の見解を述べることがありますが、証券およびその他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的ではなく証券およびその他の金融商品に関する助言や推奨をするものではありません。また、個別企業の業績予想や株価予想、投資推奨を提供する予定はありません。投資判断等は、自己責任でお願いいたします。

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

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