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【新番組】ユナイトアンドグロウ/コーポレートIT総合支援事業のビジネスモデルについて

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2023年10月26日

ユナイトアンドグロウ(4486)代表の須田様が、コーポレートIT総合支援事業についてIRTV※1で解説しています。

※1 IRTVとは、IR Robotics社が運営する“投資家と企業をつなぐ上場企業のIR動画メディア”です。決算情報から事業モデル・経営戦略・成長可能性まで、トップ自らがわかりやすく、かつタイムリーに解説しています。

この記事では、IRTVの動画の書き起こしと、動画の内容を受けて当サイトの管理人ひっきーによるコメントを紹介しています。動画の内容を文字で確認したいときに、ぜひご活用ください!

(出典:IRTV for YouTube

コーポレートIT総合支援とは

IRTV : 主力となる「コーポレートIT総合支援事業」の事業内容をお聞かせください。

須田様 : 弊社のビジネスは、当社の社員が中堅・中小企業の情報システム部門へ出向いて支援するものです。社員をシェアするという意味から、弊社の社員は「シェアード社員」と名付けています。ちなみに、「シェアード社員」という商標も取っています。

<コーポレートIT総合支援とは①>

コーポレートIT総合支援とは①

(出典:IRTV for YouTube

須田様 : 人材派遣やコンサルティング、アウトソーシングと似ているように思われますが、同じではありません。そのため、弊社ではこれを「インソーシング※2事業」と呼んでいます。

※2 インソーシングとは、業務の内製化のことです。社内で業務をおこなうことや、これまで外部に委託していた業務を再び自社に取り戻す行為を指します。

私たちは人材リソースと人材が積み上げてきた知識を有しており、これを顧客に小口に分けて提供しています。実際、最初にビジネスを立ち上げた際には私もシェアード社員となり、顧客先へうかがい、仕事を推進して収益を上げていました。

タイムチャージ制のため、シェアード社員によって“1時間あたりの単価”があらかじめ決まっていて、すべて定価販売になります。定価販売にしなければ、利益の大小によって顧客先を選別してしまいかねないためです。あらゆる企業に同じ金額体系で提供しているため、人材を適切に配置でき、他の顧客先へいっても同じように活躍できる仕組みを構築しています。

<コーポレートIT総合支援とは②>

コーポレートIT総合支援とは②

(出典:IRTV for YouTube

須田様 : 現在は単一の契約書、同一の料金体系のもと、さまざまな強みを持つ社員が自分の知識と労働力を上手に提供しています。全体で200数十名が200数十社を同時サポートしているため、その様子を外からみると混沌としたように見えますが、このビジネスが顧客から高い評価を得ているのです。

また、スタッフが各社でさまざまな体験を積めるため、絶えず知識が増えていきます。各社で培った知識を他の取引先へと還元していけるサービスになることから、大きな成長を実感できるとともに、顧客にも喜んでもらえるのです。中堅・中小企業が情報システム部門を共同で作り、利用しているイメージになります。

収益構造について

IRTV : 13期連続で売上高が増大し、利益水準も高まっていますね。

<収益構造について①>

収益構造について①

(出典:IRTV for YouTube

須田様 : 今は順調に成長できていますが、初めの5年間ぐらいはずっと赤字でした。その間にターゲット企業を絞り込み、料金体系を検討し、顧客ニーズにマッチしたサービスの継続的な開発に取り組んできたのです。

<収益構造について②>

収益構造について②

(出典:IRTV for YouTube

須田様 : さまざまな工夫を継続して積み上げていくなか、赤字の状態が少しずつ解消し、一定のビジネスモデルを構築できました。黒字転換した6年目以降は、サービスをブラッシュアップし、黒字幅を拡大させてきた流れになります。

市場における成長ポテンシャル

IRTV : 事業のターゲット層は「中小企業」かと思いますが、その成長のポテンシャルをお聞かせください。

須田様 : ビジネスモデルで少し変化があったのは、フリーエンジニアではなくて正社員を提供すること。そしてもう1点、当初、数十名ほどの中小企業に最もニーズがあると考えていましたが、10数年事業を運営してきて、従業員数50名~1,000名ほどの成長志向の高い企業からの需要が最も高いということがわかりました。それ以外の企業とも取引をしていますが、ターゲットは50名~1,000名の成長志向の高い会社に設定しています。

<市場における成長ポテンシャル>

市場における成長ポテンシャル

(出典:IRTV for YouTube

IRTV : 従業員数50名未満の会社は、ターゲット外ということでしょうか。

須田様 : はい。そのような企業はビジネスモデルを作る途中であり、リスクも取らなければなりません。私たちのような専門業者と取引するよりも、社長自らがリスクを取り、社長直轄でITに詳しいフリーランスや学生を自ら探したほうが良いでしょう。私たちのような会社が役に立つのは、それ以上の規模の企業になると考えています。

競争優位性について

IRTV : 貴社がおこなっている事業と同様のサービスなど、貴社を取り巻く競合環境や競争優位性についてもお聞かせください。

須田様 : まず、中堅・中小企業の情報システムに特化したサービスを提供する会社がありません。また、コンサルティングに限らず、現場の仕事を幅広く引き受けられる会社もありません。さらに、私たちの場合、IT製品を一切販売しないため、特定のIT製品に詳しいといった切り口を設定せず、あらゆるIT製品、ITベンダーにも対応していくニュートラルな立ち位置のサービスを提供しています。

<競争優位性について>

競争優位性について

(出典:IRTV for YouTube

IRTV : 採用活動や人材育成に注力していくという認識でよろしいでしょうか。

須田様 : 当然そうなります。元々、中堅・中小企業では、優れた適切な人材を情報システムの分野ではなかなか採用ができておらずこの現状を打破したいというのが創業のきっかけになります。私たちが顧客に代わって、優秀な人材を集め、長期で働ける環境を実現していくことがビジネスの肝になるため、採用や育成に今後も力を入れていきたいと考えています。

IRTV : ありがとうございます。人と組織を強くするというミッションを体現するビジネスモデルになりますね。投資家のみなさんもぜひユナイトアンドグロウ社に注目してください。須田社長ありがとうございました。

ひっきー's Eye

指さしひっきー

ユナイトアンドグロウ社の須田社長との対談書き起こし記事、いかがでしたか?

動画の後半で語られていた“中堅・中小企業の情報システム分野で優秀な人材を採用できていない現状を打破したい”という一言が、とても印象的でした!従業員の採用と教育に取り組み、増収増益を積み上げて行けるかに注目したいですね!

IRTVでは、このほかにも上場企業の経営者との対談動画をアップしています。企業の事業内容はもちろん、今後の成長戦略を読み解くヒントがたくさん散りばめられているので、個人投資家のみなさまにぜひご覧いただきたいメディアです!

<IRTVをチェック!>

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ディスクレーマー

当記事では、筆者独自の見解を述べることがありますが、証券およびその他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的ではなく証券およびその他の金融商品に関する助言や推奨をするものではありません。また、個別企業の業績予想や株価予想、投資推奨を提供する予定はありません。投資判断等は、自己責任でお願いいたします。

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会検定会員補を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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