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ビジョン【なぜコロナを乗り越えた?】グローバルWiFi事業/2024年第1四半期決算

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2024年6月14日

ビジョン(9416)会長の佐野様が、近年の業績・今後の戦略等についてIRTV※1で解説しています。

※1 IRTVとは、IR Robotics社が運営する“投資家と企業をつなぐ上場企業のIR動画メディア”です。決算情報から事業モデル・経営戦略・成長可能性まで、トップ自らがわかりやすく、かつタイムリーに解説しています。

この記事は、IRTVの動画内容を書き起こししたものです。動画の内容を文字で確認したいときに、ぜひご活用ください!

(出典:IRTV for YouTube

2024年12月期 第1四半期決算について

IRTV : 本日はビジョン(9416)より、代表取締役会長CEOの佐野様にお越しいただきました。よろしくお願いいたします。

佐野様 : よろしくお願いします。

IRTV : 本日は5月15日に開示された「2024年12月期 第1四半期決算」について詳しくお聞かせください。決算サマリーを見ると、すべての項目に「過去最高」マークが付いています。全体でも事業別でも、売上・利益ともに過去最高を更新していますね。まずは、業績が好調な要因を教えてください。

<2024年12月期 第1四半期決算について①>

2024年12月期 第1四半期決算について

(出典:2024年12月期 第1四半期決算説明資料[PDF])

佐野様 : 弊社はグローバルWiFi事業が軸となっています。現在の海外渡航者は2019年と比べて6割強の回復に留まっており、我々の売上や利益もそれに伴って減少してもおかしくない状況でした。しかし、コロナ禍の3年数か月間、法人営業だけは止めることなく続けたため、お客様を増やし続けることができました。

「今すぐに海外出張に行くわけではないが、コロナ禍が明けて復活したら海外出張に行く」というスタンスで皆様に同意いただいたことに加え、国内でのテレワークなどにご利用いただき、海外に行くときにそのまま使える状況にしました。

今の円安が進んでいる状況を考えると、日本企業が積極的に世界に進出し、日本でビジネスするよりも世界でビジネスをするほうが圧倒的に儲かる状況となっています。

逆に言うと、円安を利用して日本企業が世界に進出していることで我々の数字ができあがっています。また、個人の方が海外に行くケースも徐々に増えてきています。

IRTV : 円安が進んでもそれほどダメージは受けないのでしょうか。

佐野様 : そうですね。為替レートは1ドル=150円台で推移しており、本来であれば仕入れが1.5倍程度に上がっています。

そのような中でもダメージを受けない理由は2つあります。1つは、現場が頑張って仕入れを下げていることが挙げられます。ボリュームが増えている分、キャリア様との交渉でボリュームディスカウントが効くようになってきました。

もう1つは、法人の渡航が先ほどお伝えした理由で増加しており、仕入れが増えていても、それを上回る状態になっています。

IRTV : 海外渡航者数はまだ6割程度しか回復していないとお話がありましたが、こちらが完全に回復した場合、さらに業績が伸びていくのでしょうか。

佐野様 : そう考えていますが、まだ確定情報ではありません。3年半以上にわたって海外に行けない状態が続いていたため、我々のブランド自体を忘れてしまっている方がいるのではないかと危機感を持っています。認知度を高める戦略を実践しなければならないと考えています。

<2024年12月期 第1四半期決算について②>

2024年12月期 第1四半期決算について

(出典:2024年12月期 第1四半期決算説明資料[PDF])

IRTV : それを含め、好調な滑り出しは佐野様ご自身の予想どおりだったのでしょうか。

佐野様 : 第1四半期は空港検疫やPCRなど、Wi-Fi以外の収益も入っていました。第2四半期からはその影響がほぼなくなっていますが、その中でも良い数字を出せていました。

企業様が積極的に海外に行く流れができている点に加え、現場が頑張ってくれた結果がここにつながっており、その兆しは見えていました。

<2024年12月期 第1四半期決算について③>

2024年12月期 第1四半期決算について

(出典:2024年12月期 第1四半期決算説明資料[PDF])

初となる剰余金の配当

IRTV : 今回初めて配当金を出されますね。どのような背景があったのでしょうか。

<初となる剰余金の配当>

初となる剰余金の配当

(出典:2024年12月期 第1四半期決算説明資料[PDF])

佐野様 : まず金額の前に、弊社が持っている資金をどのように分配していくかを考えました。投資やM&A(合併・買収)に使う資金に加え、コロナ禍の経験を踏まえて、何かあったときの備えとして資金を確保しなければなりません。

その中で、どのように余剰資金を利用すべきか、取締役会の中で資金の分配を考え、これくらいの金額を配当金として出しても成長は維持できると意思決定したのが一番大きかったと思います。

新NISA(少額投資非課税制度)をきっかけに、個人の方々の投資に対する意欲がとても高まってきています。その中でソーティングされたときに、我々が選ばれないという選択を自ら下すのはナンセンスです。ビジョンを知っていただき、我々も投資先の選択肢の1つに入れていただきたいと思い、初配を決定しました。

グローバルWiFi事業

IRTV : ここからは、それぞれの事業を見ていきます。まずは、グローバルWiFi事業について教えてください。アウトバウンド、インバウンドのいずれも好調ですね。

<グローバルWiFi事業①>

グローバルWiFi事業

(出典:2024年12月期 第1四半期決算説明資料[PDF])

佐野様 : アウトバウンドについては冒頭に申し上げたとおりなのですが、円安が加速する中で法人需要が高まっています。今まで海外進出していなかった企業様も、海外でのビジネス展開を模索していたり、すでにスタートしていたりします。

背景には、日本の人口減少やマーケットの縮小があると思われます。企業の継続性という観点からは、ビジネスで収益を上げていくことが最も大事です。その応援を我々がさせていただいています。アウトバウンドは法人需要によって堅調です。

個人の状況を説明します。「海外に行きたくない」や「円安で高いから行けない」というわけではなく、航空機の便数が少ないため乗れる人が限られている状況です。

インバウンドはすでにパンパンな状態なので、席数が増えると価格にも一定の調整が入るのではと考えています。今後はLCCの就航数も増えることが確定しており、アウトバウンドも活況になるでしょう。

また、我々は空港にSIMの自動販売機を積極的に設置しています。インバウンドの影響でWi-Fiが順調に伸びてきており、その下支えでSIMカードの販売も増えている状況です。

グローバルWiFi事業は、世界中どこでも快適なインターネット環境を提供することが目的です。このため、ツールとして「Wi-Fi」、「SIMカード」、「eSIMカード」という3つのラインナップを揃えています。

外国人の方々は、「持ち運べるWi-Fiがある」という認識がものすごく低いです。Wi-Fiのレンタルビジネスは日本発のサービスであり、徐々にアジア圏に広がっていきました。

<グローバルWiFi事業②>

グローバルWiFi事業

(出典:IRTV for YouTube

佐野様 : 私たちはアメリカ市場に進出していたのですが、コロナの影響を受けて最終的に撤退しました。2019年当時、アメリカでも急速にWi-Fiが出ていました。インバウンドでも、欧米系のお客様はSIMカードを利用される方が圧倒的に多かったのですが、徐々にWi-Fiの利用者が増えてきています。

例えば、4人で旅行をする際に、SIMカードを4枚買ってそれぞれの端末に入れるのは面倒ですよね。また、アクティベートに失敗してネットに接続できない端末が出てくることもあります。

Wi-Fiであれば、自分の電話番号はそのままにいつもと同じ環境で接続できるため、とても便利です。Wi-Fiの便利さを欧米の方々が認識してくださっており、今は急速にWi-Fiの利用が増えている状況となります。

我々は「インバウンドが好調に伸びている=外国人がWi-Fiを使う需要が高い」と認識しています。このため韓国や台湾、一時期はロサンゼルスで販売していました。現在も韓国や台湾で順調に売れています。

世界中の人たちがマルチデバイスを持ちはじめており、複数人で旅をするときに、我々のWi-Fiを使っていただくことが徐々にスタンダード化されつつあります。これがこの結果につながってきており、今後も成長させていきたいと考えています。

IRTV : 「NINJA Wi-Fi」の申し込みが増えているのがその背景になりますね。海外渡航者の数は今後も増えていくのでしょうか。

佐野様 : そうですね。世界に目を向けると、地球上の人口が増えており、中間層以上の人々が増えています。また、国をまたぐことに価値を感じ、国境を超えたビジネスを展開することも当たり前になってきました。

さまざまなシーンで国境を超えることが、これからのスタンダードになるでしょう。海外渡航者の数は確実に増えていくと思います。

米国に子会社を設立

IRTV : グローバルな展開を加速させるため、アメリカに子会社を設立されましたね。

<米国に子会社を設立>

米国に子会社を設立

(出典:2024年12月期 第1四半期決算説明資料[PDF])

佐野様 : そうですね。もちろん、韓国や台湾も引き続き力を入れて展開していきます。ここからは、ニューヨークが1つの大きな軸になっていくでしょう。

ニューヨークに進出する理由はいくつかあります。Wi-Fiを使ってくれるユーザーがその中にいるのかどうかが1番大事なので、渡航者数を確認しなければなりません。

ニューヨークはご存知のとおり、3つの巨大空港を持っています。世界で最もインバウンド、アウトバウンドが多いエリアの1つです。3つの空港を合わせると1億4400万人が利用しており、国際線の利用者数は4890万人となります。

IRTV : この人たちを取り込んでいくわけですね。

佐野様 : もちろんです。もう1つは、ニューヨークが狭いことです。私たちはビジネスユーザーも積極的に取り込むのが得意な会社です。マンハッタンには世界的な金融企業などが集まっており、30分あればメッセンジャーですべての企業に届けられるくらいのロケーションとなっています。

アメリカにある空港すべてに出店するかというと、そうではありません。とても時間がかかりますし、お客様が面倒に感じて使ってもらえないケースも起こり得るため、Wi-Fi端末を返却することなく使ったときにチャージする仕組みを採用します。

もしくはアクティブな人であれば、サブスクである一定の金額を払ってもらえれば、それに付帯した違う法人向けのサービスを積極的に展開しています。申し込みや受け取り、返却、出張申請、精算などさまざまなプロセスがありますが、こういったプロセスを全部なくすことで、価格ではなくプロセスが大変だと思っている企業様にとても喜んでいただいています。

何かあったら大変なことになるため、「絶対にWi-Fiを使ってください」と情報システムや経理、経営者の方々が応援してくださっているサービスを、そのままアメリカに持って行くことができます。

違いは言語だけであり、そこはそれほど気になりません。元々ビジョンは私以外全員外国人ではじまった会社です。今も15~20%近くは外国人で構成されている会社となります。

情報通信サービス事業

IRTV : 続いて、情報通信サービス事業についてもお聞かせください。前年の同じ時期と比較して、こちらも大きく伸びています。

<情報通信サービス事業>

情報通信サービス事業

(出典:2024年12月期 第1四半期決算説明資料[PDF])

佐野様 : 情報通信サービス事業は、コロナ禍でも売上を継続して伸ばしてきました。クロスセル・アップセルが得意な部署です。

クロスセルは、商品をご購入いただいたお客様に別の商品を連続的に提案することです。これによって、お客様のライフタイムバリューが急速に伸びていきます。

また、専用のコンシェルジュが各企業様につくため、営業マターにならないことも特徴です。いつでも連絡がつきますし、何かあったときにタイムリーに対応できる点が強みとなります。

第1四半期に注目すると、電気やOA機器の販売が好調に推移しています。OA機器は3年半ほど伸ばし続けているものの、コロナ禍で出店が止まるなど、さまざまな要因が企業様の中であったと思います。それが普通に戻ったことで、普通の販売体制を構築できました。

電気も同様です。さまざまなモノが値上がりする中で、情報通信サービス事業は「コスト削減」というキーワードがとても強い商品群を扱っています。

コストを削減したお客様の売上を上げていくことが次のフェーズであり、積極的に取り組んでいます。コスト削減に関するサービスが順調に売れている状況です。

情報通信サービスの部署は、人材の採用と教育をおこない、優秀な人間がグローバルWiFi事業に異動したり、さまざまな事業を新しく立ち上げていくための祖業となります。人材育成やコアなビジョンの真髄が詰まっている事業です。

そこに、今度はクロスセルで自社サービスを新しく入れています。自社サービスは一時的な収益ではなく、中長期的に使っていただくクラウドサービスなどを展開しているため、売れば売るだけ一時的な利益が減ります。

例えば、コピー機を1台売れば数十万円が入ってきますが、それが5万円に変わってしまいます。しかし、ライフタイムバリューで見ると、収益は圧倒的に自社サービスのほうが大きくなります。

今まで他社様のさまざまな商品を売っており、今後も売っていくと思います。お客様に自社サービスをクロスセルすることで、長くお客様と付き合い、複数の商品を導入できます。さまざまな商品・サービスを弊社に任せていただくことが、私たちのもう1つの大きな目標です。

この辺りのバランスを考えながら、情報通信サービス事業はグローバルWiFi事業が大変なときに支え、絶好調のときには投資を増やしています。これによって、将来の収益のライフタイムバリューを含めて、さらに大きな利益を出せる仕組みを構築しているのです。以上の理由から、利益が上下する傾向にありますが、調子の好不調とは関係ありません

グローバルWiFi事業が大きく利益を出しているときに、情報通信サービス事業の投資を増やすように、バランスを取れていることが弊社の良いところでしょう。ただし、今回の第1四半期はコロナが全体的に収束し、情報通信サービス事業は今まで3年間頑張ってきた蓄積も大きく、売上と利益が過去最高を更新しました。

グランピング・ツーリズム事業

IRTV : グランピング事業も手掛けられており、とても好調に推移しています。どのような背景からはじめられたのでしょうか。

<グランピング・ツーリズム事業>

グランピング・ツーリズム事業

(出典:2024年12月期 第1四半期決算説明資料[PDF])

佐野様 : グローバルWiFi事業は旅行に関わる商品です。グローバルWiFiのアクティブユーザー数は約400万人以上であり、旅行が大好きな方々となります。ただし、コロナ禍では海外旅行に行けず、我々のグローバルWiFi事業もさまざまな事業に分散しながら収益を確保してきました。

その間に「我々として何かできることはないか」と考え、顧客資産を活かして国内でもグローバルWiFiのお客様にご利用いただける施設を作ることにしました。単純な施設を作ってもおもしろくなく、ビジョンらしくないため、全室プライベートゾーンで露天風呂と水風呂、サウナ、全天候型の食事等がすべて含まれたものとしました。これは日本で初めて認定されたグランピング施設です。

他の事業が回復したため、グランピング事業を積極的に伸ばす方針ではありません。ただし、株主様への還元や企業様の合宿などにご利用いただいており、とても役立っています。

稼働率は常に90%を超えている状況です。都心部のビジネスホテルならあり得るような水準で、ほぼシーズナリティもなく高稼働を維持しています。グローバルWiFi事業のお客様がたくさん使ってくださっており、株主の方々や一般のお客様にもご利用いただいています。

最近は外国人のお客様にも使っていただけています。残念ながら予約が取れないくらい埋まっており、平日でたまに空いている日があると外国人のお客様の予約が入る状態です。この辺りのシナジーはとても多く出ていますが、今はグローバルWiFi事業や情報通信サービス事業にリソースを振り向けています。

その当時はやらなければいけないことを作り、それが価値や未来を生み出す点で重要だったため、一旦そこに集中しました。ビジョンのグループの中に新しいノウハウを蓄積できたので、とても良かったと考えています。

THISIS株式会社との業務提携

IRTV : THISIS株式会社との業務提携について、会社の概要や今後の展開などをお聞かせください。

<THISIS株式会社との業務提携>

THISIS株式会社との業務提携

(出典:2024年12月期 第1四半期決算説明資料[PDF])

佐野様 : THISIS社のサービスはとてもおもしろいサービスで、私はこのサービスを見た瞬間に「すごいことになる」と思いました。

最終的に実現したいこととして、世界共通番号や世界中で電話もチャットも無料で使えるものができたらおもしろいなと思っています。

例えば、家にある洗濯機の調子が悪いときがありますよね。そのとき、コールセンターの番号がわからなかったり、コールセンターに電話できてもつながらなかったりすることがあります。

電話がつながったら「型番を教えてください」と言われるでしょう。しかし、型番がわからないこともありますよね。名前を登録していれば良いと思いますが、そこにたどり着くまでにとても時間がかかってしまうため、いらだちを感じることもあるでしょう。

そこで、洗濯機に型番などの情報が入ったQRコードを付けます。QRコードを読み込むだけで、コールセンター側は「どの型番の製品から連絡が届いたか」がわかる仕組みです。これなら型番を質問する必要はありません。

万が一電話がつながらなかった場合でも、ユーザーはメッセージで状態を伝えることもできますし、予約日時を伝えてもらうことも可能です。

IRTV : 洗濯機の例だと、メーカー様と組むことになるのでしょうか。

佐野様 : そうですね。今はさまざまなメーカー様とお話をさせていただいており、大手のメーカー様からは好感触を得ています。

旅行の分野においても、さまざまなモノにQRコードを付けることにより、旅行先で失くしてしまったものを探すことができます。拾った人はQRコードを読み取ることで落とし主を確認し、メッセージを送ることも可能です。

IRTV : お財布やバッグなどにも対応しているのでしょうか。

佐野様 : 何でも大丈夫です。ただし、アクセサリーなど小さなものは、マイクロQRみたいにQRを小さなものにするか、無線自動識別(RFID)などで処理することになるでしょう。QRのほうが圧倒的にコストが安いため、さまざまなものにQRコードを貼ることによって、その間の連絡が取り合えるようになります。

外国人が日本のJR線の車内に忘れ物をしたとしましょう。拾った人は駅員に届けますが、JR側も荷物を受け取ったところで誰のものかわかりません。英語で問い合わせの連絡が来ても、英語が話せるスタッフが準備できていないこともあるでしょう。

警察に届けられたとしても、警察にも言語の問題の壁がありますし、忘れ物を取り扱うメインのところに移動させられたら、その外国人は忘れ物にたどり着けません。忘れ物がパスポートだったら一大事です。

旅行に持って行くさまざまなアイテムはもちろん、電気なども含めて日常のあらゆるものに対してQRコードを発行し、貼って使用できます。壊れて連絡が必要なときはQRコードを読み込むことで、そのまま連絡できます。

IRTV : これは私たちの生活が大きく変わりますね。ぜひ、このサービスをはじめていただきたいです。

佐野様 : 我々は「通信」という新しいテクノロジーを作っている会社と組み、法人でオフィスに置いているものの管理もできます。何かあったときの連絡先として、QRコードを設置して読み込めばそのまま連絡できます。受付に設置すれば、特定の人を呼び出すこともできるでしょう。

逆に、組みたい方はご連絡いただければと思います。新しいカテゴリーとして、ホテルの内線としても使っています。追加注文も携帯から全部できます。支払いはPayPayのコードを送って読み込むだけで済むので、何百万円もする内線電話は必要ありません。

今後のビジョンについて

IRTV : 新しいことにチャレンジされていますが、今後のビジョンについて教えてください。

佐野様 : 第1四半期が終わったばかりですが、過去最高の結果となり、中間の予想にかなり近い水準まで頑張ってくれています。

期末に向けて投資を積極的におこないながらM&Aのチャンスがあれば良いパートナーを増やしつつ、この数字を上回れるよう全社一丸となって取り組んでいく方針です。

明言はできませんが、第1四半期は皆が準備を整えてきて、その成果が出てきています。第2、第3、第4四半期と連続的に好調な結果が出せるよう、私は全員の応援団長としてさまざまなところをケアしていきたいと思っています。

<今後のビジョンについて>

今後のビジョンについて

(出典:2024年12月期 第1四半期決算説明資料[PDF])

IRTV : 今後も楽しみにしています。今日は株式会社ビジョンより代表取締役会長CEOの佐野様にお越しいただきました。ありがとうございました。

佐野様 : ありがとうございました。

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ディスクレーマー

当記事では、筆者独自の見解を述べることがありますが、証券およびその他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的ではなく証券およびその他の金融商品に関する助言や推奨をするものではありません。また、個別企業の業績予想や株価予想、投資推奨を提供する予定はありません。投資判断等は、自己責任でお願いいたします。

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。当サイトを見て、少しでも“勉強になった”と思っていただければ幸いです。

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