経営統合でどう変わる?不動産業界のニッチトップを目指すタスキHDの今後の成長見通しは?
やさしい株のはじめ方編集部(にしけい)が、東京を中心とした新築投資用IoTレジデンスの建設・販売や、クラウドファンディングサービスの提供をおこなうタスキホールディングス(166A)に取材しました!
今回は社長の柏村様に、事業内容やタスキと新日本建物の経営統合の背景、オーラの株式を取得した背景、株主還元方針についてお聞きしました。
タスキホールディングスの事業内容はもちろん、経営統合によるシナジーや今後の成長、配当の方針について理解を深められる内容となっています。株主の皆様はもちろん、タスキホールディングスに興味を持っている投資家の皆様にぜひ読んでいただきたい内容です。
タスキホールディングスの事業内容
にしけい : 本日はタスキホールディングスの柏村社長に、事業内容やタスキと新日本建物の経営統合理由、オーラの株式を取得した背景、株主還元方針などをお聞きします。よろしくお願いいたします。
柏村様 : よろしくお願いします。
ニッチトップカンパニーが目標
にしけい : はじめに、貴社の事業内容についてご説明をお願いします。
柏村様 : タスキと新日本建物の経営統合により「タスキホールディングス」という会社になりました。我々は不動産領域で「ニッチトップカンパニー」を目指して事業を展開しています。
それぞれの事業内容を説明します。タスキでは、東京23区を中心に新築投資用IoTレジデンスを開発・販売しています。こちらは駅近(駅から徒歩5分以内)のコンパクトな物件です。
新日本建物は歴史が長い会社で、東京23区を中心に投資用マンションを開発・販売しています。こちらはタスキが取り扱う物件よりも大きなサイズの物件が対象です。
2024年4月に株式を取得したオーラも、東京を中心に資産コンサルティングや空き家情報プラットフォームを展開しています。
| 企業名 | 事業概要 |
|---|---|
| タスキ | 東京を中心に、駅近でコンパクトな新築投資用IoTレジデンスを建設・販売 (60~200平方メートル程度の広さの土地が対象) |
| 新日本建物 | 東京を中心に、新築投資用レジデンスを建設・販売 (150平方メートル以上の土地が対象) |
| オーラ | 東京を中心に、空き家情報プラットフォームの運営と資産コンサルティングを展開 |
柏村様 : グループの中には、タスキの子会社に「ZISEDAI」と「タスキプロス」の2社があります。これらも東京を中心に不動産領域で成長している会社です。
にしけい : 「ニッチトップ」という言葉が登場しました。ニッチトップを目指すためにどのような取り組みをされるのでしょうか。
柏村様 : ニッチな領域にこそ勝機があると考えています。常にそこを探し求めながら、事業を少しずつリニューアルして、カスタマイズしながら成長させることが弊社グループのモデルです。
SaaS事業も展開
にしけい : 貴社グループは複数の事業を展開されています。もともとは不動産事業がメインでありながら、DX文脈でSaaS事業(TASUKI TECH)も手掛けていらっしゃる点が興味深いです。SaaSのプロダクトの概要や業界内における導入状況、今後の戦略はどのようにお考えですか。
柏村様 : 我々が不動産テックに取り組もうと考えたきっかけからお話します。タスキを創業する際、ITを使って業務の効率化を図りたいという思いを強く持っていました。そのときにさまざまな業務システムを比較検討したのですが、不動産デベロッパー業務に合ったものが見つからなかったのです。
そこで、不動産デベロッパー業務に合ったシステムを自分たちで作ることにしました。開発後に社内で使う中で、業界の他社様のお役に立てると考えて外販を決定しました。
柏村様 : システム開発を手掛けた部隊については、分社化し「ZISEDAI」という会社として活躍しています。不動産デベロッパー向けの業務効率化システムをSaaS型で提供している状況です。
にしけい : 不動産業を手掛けていた貴社にとっては、システム開発はまったく別のノウハウが必要だったのではないかと推察します。最初はかなり大変だったのではないでしょうか。
柏村様 : そうですね。弊社が実務で不動産デベロッパー業務を展開している点は強みになるのですが、それをITエンジニアに伝えてプロダクトに落とし込むところに苦労しました。実務と開発の意思疎通ができるメンバーを採用して、現在も開発に取り組んでいるところです。
SaaS事業は将来的に連結化を見据える
にしけい : 今お話いただいたSaaS事業について、仕入物件情報をクラウド上で管理&社内共有が可能なSaaSプロダクトである「TASUKI TECH LAND」の導入社数が順調に拡大していますね。現在はSaaS事業が非連結となっていますが、将来的には連結になると考えて良いでしょうか。
柏村様 : 現状は数字的に軽微であるため非連結になっています。足元では業績が好調に伸びているので、将来的にSaaS事業は連結対象となる見通しです。投資家の皆様にもSaaS事業に注目していただけるよう、数字をしっかり公表していきたいと考えています。
建築プラン生成AIサービス「TOUCH&PLAN」とは?
にしけい : SaaS事業に関連して、7月1日に「建築プラン生成AIサービス【TOUCH&PLAN】が特許を取得し、外部提供を開始」というプレスリリースが発表されました。不動産デベロッパー向けの建築プラン生成AIサービスとのことですが、具体的にどのようなことができるのでしょうか。
柏村様 : 不動産開発業者が物件を検討する際におこなう「ボリュームチェック」の自動化を可能にしました。ボリュームチェックとは「敷地に対してどのくらいの高さ・容積の建物が建つかを確認する作業」なのですが、建築法規の理解が必要であり、一般的には外部の設計事務所に依頼をすることが多いです。
その場合、1件あたりに5日~10日ほどの時間と、約10万円のコストが発生しています。TOUCH&PLANではこの作業を、1件あたり約5分で完了できるうえに、月額10万円でチェックし放題としています。
にしけい : 業界に革命がもたらされる、すばらしいサービスですね。そして、TOUCH&PLANは月額10万円で利用できるとのことで、かなり破格なサービスだと感じました。もう少し強気の価格設定でも良い気がするのですが、この価格帯に設定したのは何か理由があるのでしょうか。
柏村様 : 従来提供していた「TASUKI TECH LAND」は1社10万円と、競合サービスと比較しても価格の優位性が高くなっております。
今回リリースした「TOUCH&PLAN」では1アカウント10万円と、課金形態を変更いたしました。いずれもリーズナブルな料金設定としているのは、まずはマーケットに浸透させたいという狙いです。
にしけい : なるほど。この価格であれば利用のハードルも低いですし、多くのお客様にご利用いただけそうですね。
今回、TOUCH&PLANをリリースすることで、貴社にとってどのような変化がもたらされると考えていますか。顧客獲得がしやすくなるなど、具体的なメリットがあれば教えてください。
柏村様 : 「TOUCH&PLAN」は、前例のないサービスだと考えています。そのため、これまでのプロダクトではリーチができなかった大手企業からの引き合いも多くなっています。
にしけい : 従来アプローチできなかった顧客層を獲得できるのは良いですね。少し話が変わるのですが、今回リリースしたTOUCH&PLANは、貴社が提供している他のサービスとの連携もできるのでしょうか。
柏村様 : 当社の物件情報管理サービス「TASUKI TECH LAND」のオプション機能として提供します。「TASUKI TECH LAND」上で自動取得された情報をベースにボリュームプランを作成します。基盤のサービスである「TASUKI TECH LAND」は、お客様の要望に応じて外部サービスとの連携も可能となっており、実績もあります。
にしけい : そうなのですね。既存のお客様にTOUCH&PLANを販売したり、新規獲得したお客様にTOUCH&PLANとセットで他のプロダクトを販売したりできるので、貴社の収益拡大につながりそうだと感じました。TOUCH&PLANも引き続き追いかけていきたいですね。
タスキと新日本建物が経営統合した背景
にしけい : 2024年4月1日にタスキと新日本建物が経営統合し、タスキホールディングスが誕生しました。経営統合に至った背景や今後期待できるシナジーについて教えてください。
柏村様 : 経営基盤を強化することが大きな目的です。企業経営においては「ヒト・モノ・カネ」が大事であり、経営統合によってこれらを強化できます。
ヒトについては、タスキと新日本建物のどちらも少数精鋭で高い売上高や利益を上げています。その反面、優秀な人材の層が薄い点が課題でした。そこでタスキと新日本建物が経営統合すると、優秀な人材の層を厚くできるので、しっかりとした組織を確立できたと考えています。
カネについては、タスキと新日本建物のどちらもしっかりとした財務基盤を持っています。2社が経営統合することで、例えば金融機関からの運転資金や物件取得資金などの資金調達面でメリットがあります。オーラ社のM&Aにも関連するのですが、新日本建物の方が借入金利が低く、経営統合によって金融機関からの調達金利を引き下げることができました。
モノについては、経営統合によって取り扱う不動産の種類を増やすことができました。これによって、大小さまざまな物件を投資家様に提供できます。また、両社の顧客基盤を活用できるため、SaaS事業の販路拡大も期待できるでしょう。今、実際に成果が出始めている状況です。
経営統合相手に新日本建物を選んだ理由
にしけい : ご説明ありがとうございます。「ヒト・モノ・カネ」の拡充により経営基盤を強化することが目的だったとご説明いただきました。経営統合するにあたって、新日本建物以外にも選択肢があったかと推察されますが、新日本建物を選んだ決め手は何だったのでしょうか。
柏村様 : おっしゃるとおり、我々は成長していく過程でM&Aを常に検討していました。実際、他社様との経営統合のお話もさせていただいていましたが、新日本建物との経営統合に至った理由として、文化が共通している点が挙げられます。
にしけい : 貴社の沿革を拝見したところ、タスキの前身となるTNエステートという会社は、新日本建物の子会社として設立されたのですね。
柏村様 : そうなのです。このため、文化が共通していました。ここが経営統合の理由として、一番大きなものと言えます。
また、事業的にも補完的な立ち位置である点も理由のひとつです。投資用レジデンスでいうと、タスキは小さな物件を扱いますが、新日本建物はタスキよりも大きな物件に強みを持っています。このように、差別化が図れており、かつ補い合う関係だったため、良いパートナーになれると考えて経営統合しました。
にしけい : 文化が共通しており、補い合う関係であることから、これ以上の良いパートナーはなさそうですね。物件の規模について話題が出ましたが、今後は“タスキが扱わなかった広い土地を新日本建物に融通し、新日本建物が扱わなかった狭い土地をタスキに融通する”ようなことができるのでしょうか。
柏村様 : 今後はそういったこともできるでしょう。実際、現在はこの辺りの制度を整えています。仕入だけでなく、物件の販売や次世代のお客様の開拓といった面でも効率化できるよう、制度を作っている段階です。
オーラの株式を取得した背景
にしけい : 2024年4月22日に、株式会社オーラの株式を取得されました。株式取得の理由や今後期待することをお聞かせください。
柏村様 : まずは、株式取得の背景についてご説明します。タスキとオーラは以前からつながりがありました。どのようなつながりかというと、代表の横山がオーラを創業する際に、当社グループが支援した経緯があるのです。こういったつながりがあり、オーラが弊社グループに加わりました。
ただし、オーラは創業当初から当社グループへの参画を目指していたわけではないのですが、今回、グループにジョインすることで大きなシナジーが生まれる可能性に賛同していただきました。
にしけい : 今後、オーラとはどのような関わりになるのでしょうか。
柏村様 : タスキホールディングスとしては、プライム市場への上場市場変更をひとつの目標に掲げています。オーラを含むグループが一体となり、プライム市場への上場申請をおこない、グループとして成長していく共通認識を持ち、一緒に歩んでいきたいです。
にしけい : ありがとうございます。オーラは売上高が4億円(2023年4月期)から49億円(2024年4月期予想)へと急成長する見通しですね。今回の買収金額は23億円なので、割安感のある買収だったように感じます。
柏村様 : 割安だったかどうかは、今後の業績次第になるかと思います。今回、オーラがタスキホールディングスのグループに入ったことで、事業計画の達成確度は高まったと考えています。この点で良い投資だったのではないでしょうか。
オーラ自身も資金や人を増やしていかなければなりません。今後はタスキや新日本建物のリソースを使いながら成長できるでしょう。グループとしてのシナジーを追求しながら、業績目標を達成したいです。
経営統合や株式取得後もオーガニックな成長を見込む
にしけい : 経営統合は「非連続な」成長と言われます。今後、経営統合による効率化などによって、オーガニックな成長が期待できるのか、多くの投資家様が気になっていると思います。今後の成長見通しについて、貴社の見解をお聞かせください。
柏村様 : 先ほどお話したとおり、仕入情報・物件販売・次世代SaaSの営業について効率化が期待できます。もうひとつは、不動産ファンドの拡大による成長が考えられます。
新日本建物は、不動産をファンドに販売しています。一方、タスキは現在、不動産ファンドの組成を積極的に推進しようと考えており、体制を整えているところです。具体的には、クラウドファンディング(TASUKI FUNDS)でのファンド組成や、SPC(特別目的会社)を活用したオフバランスファンドをいくつか組成しています。
柏村様 : 従来は、新日本建物は外部のファンドに物件を販売していましたが、今後はタスキが組成するファンドに販売します。ストック収入である「アセットマネジメントフィー」が得られるようになるため、今後はこういった部分をどんどん内製化していく予定です。
将来的にはファンドの規模が大きくなると考えられるため、私募リートや、上場してJ-REITになるかもしれません。今後も皆様には成長をお見せできると考えています。
にしけい : とてもおもしろいですね。最近ですと、不動産クラウドファンディングのサービスがいくつか登場しており、投資家からの人気もあるかと思います。貴社が運営する不動産クラウドファンディングは、他社のサービスとはどのような点が差別化ポイントになるのでしょうか。
柏村様 : 自社で不動産を開発し、その不動産を集めてファンド化している点です。おそらくこのような企業は数が少ないと思います。
不動産クラウドファンディングに投資している方は、不動産の安全性を気にされるでしょう。弊社の場合は、自分たちが自信を持って開発した物件を扱っているので、信用度が高いのではないでしょうか。
時価総額の拡大により機関投資家とのやりとりも変化
にしけい : 経営統合の結果、タスキホールディングスの時価総額は300億円程度となりました。時価総額の拡大によって、今後は機関投資家による保有も期待できます。機関投資家向けのIRに関する取り組みや、足元の変化があればお聞かせください。
柏村様 : 経営統合後2~3か月が経ち、機関投資家様の属性が変化しています。これまでは短期の機関投資家様が多かったのですが、現在は中長期の機関投資家様とのミーティングが増えている状況です。
これは今後投資家層が変わっていく兆しではないでしょうか。我々としても機関投資家様と積極的にミーティング対応させていただいていますし、今後もそういったオファーを常に受け付けています。
また、海外の投資家様にご注目いただくため、英文開示にも積極的に取り組む計画です。ちょうどいま準備しております。加えて、英文開示について弊社はFinCity.Tokyo(一般社団法人東京国際金融機構)の令和6年度英文開示支援事業の選定企業となりました。今後もIR活動にご注目いただければと思います。
出典:FinCity.Tokyo【令和6年度】上場企業向け 英文情報開示支援プログラムの対象事業者が選定されました。
財務数値の注目ポイント
にしけい : ここからは、財務数値に関するご質問となります。個人投資家が貴社の決算資料を見る際、「ここは絶対に見て欲しい」というポイントはございますか。
柏村様 : 「利益成長」と「ROE」の2つにご注目いただきたいです。1つ目の「利益成長」については、ホールディングス化した直後なので、向こう1年程度は決算資料で前期比の伸び率を表示できません。2025年9月期から前期との比較が可能になるので、こちらにご注目いただきたいです。
2つ目の「ROE」については、人的資本に積極的な投資をおこない、指標としてそれを可視化して、企業価値の向上につなげていきます。このサイクルを可視化する尺度として、ROEを重視しているのです。
にしけい : ROEについて、今後何%を目標とされていますか。
柏村様 : 現在、経営統合後の貸借対照表を作成している途中なので、ROEの目標値を具体的にお伝えすることはできません。ただし、現状のROEよりも高い水準にしたいと考えています。
にしけい : わかりました。ROEを高める方法として、「①純利益を増やす方法」と「②資本構成を変えて自己資本比率を低くする方法」があります。貴社の場合、どういった方法でROEを高めるおつもりでしょうか。
柏村様 : 弊社の場合、利益を増やすことでROEを高めていきます。多くの投資家様は「不動産業はビジネスの期間が長い」イメージを持っていらっしゃいます。しかし、タスキでは1年以内に事業を終わらせて、回転を早くすることにこだわっていました。
この部分はグループでもこだわっていきます。事業期間を極力短くし、利益を最大限に高めていくことで、人的資本などへの投資をおこない、効率性を追求しながら、ROEを向上させる計画です。
タスキの棚卸資産残高が急増した理由
にしけい : タスキの棚卸資産残高を見ると、2024年9月期 第2四半期に急増しています。市場環境に変化があったのでしょうか。
柏村様 : 仕入れを積極的におこなった結果、物件を積み上げることができたからだと考えています。加えて、2023年6月からスタートした、中古物件のバリューアップをおこなう「リファイニング事業」が好調に推移したことも影響しています。
2024年9月期の配当金予想
にしけい : 次に、株主や投資家の方々が気になっているであろう、2024年9月期の配当金予想についてご説明をお願いいたします。
柏村様 : 2024年9月期は「1株あたり15円」を予定しています。今回は変則決算なので、半期配当15円という形です。
今後の配当見通し
にしけい : 半期配当15円なので、仮に年間配当が倍とすると「30円」となりますね。ここで、新日本建物とオーラの今期業績が12か月分まるっと計上された場合のEPSを計算すると、74.72円※1となります。
※1 計算根拠:(タスキ 2024年9月期予想純利益1930百万円+新日本建物 2024年3月期1680百万円+オーラ 2024年3月期330百万円×71.10%)÷発行済株式総数51,455,153株=74.72円
このEPSを基に連結配当性向を計算すると40.15%となるため、少し無理しているような印象を受けました。今後も同様の配当水準が維持できるのか気になるのですが、いかがでしょうか。
柏村様 : 今後も同様の配当水準は維持できると考えています。これについて、詳しく説明しますね。
まず、経営統合について情報を補足します。今回の経営統合における株式移転比率は、新日本建物が「1.00」、タスキが「2.24」でした。新日本建物は2024年6月に1株あたり30円(通期ベース)の配当を出すため、こちらを弊社グループのベンチマークにしています。
柏村様 : 2024年9月期決算は各社が変則決算となっているため、通期ベースに計算し直して、若干の成長を加味すると、ちょうど連結配当性向35%で1株あたり30円の配当が出せる計算です。がんばって業績を伸ばすことができれば、プラスαの配当も検討しています。
にしけい : ご説明ありがとうございます。会社四季報の配当予想が「30~32円」となっているのは、そういった理由があるからなのですね。
今後の経営方針は期末決算で公表予定
にしけい : 最後に、今後の経営方針についておうかがいしたいのですが、経営統合したばかりなので、いつ頃に公表できそうか見通しを教えていただけないでしょうか。
柏村様 : 2024年9月の期末決算発表時(11月頃)までに経営方針を固め、公表したいと考えています。そのときまで楽しみにしていただければと思います。現時点でお伝えできることとしては、必ず成長するということです。
にしけい : 承知しました。決算発表を楽しみにお待ちしております。
ビジョンに賛同してくれる企業を積極的にM&A
にしけい : 貴社はオーラ社の株式を取得されましたね。今後もM&Aによる非連続な成長も視野にあると思います。貴社のM&A戦略についてご説明いただけないでしょうか。
柏村様 : 我々としては「不動産テック」を積極的に取り組む事業に位置付けています。この領域で、我々のビジョンに賛同してくれるパートナー企業様を積極的にM&Aしていきたいです。
にしけい : 実際に面談などされているのでしょうか。
柏村様 : M&A案件について、いろいろとご紹介していただいています。その中でよりシナジーが期待できる領域の企業様を買収したいと考えています。
個人投資家へのメッセージ
にしけい : 最後に、個人投資家に向けてひとことメッセージをお願いします。
柏村様 : タスキホールディングスとしては、「ベンチャー精神」をグループ全体の志として持っていたいと考えています。前半で「ニッチトップカンパニー」という言葉を使ったとおり、業界の中で「突き抜けていく」ことが市場価値を高めるために重要なことと考えているからです。
また、タスキが上場を目指した2017年当時、売上高は2億円でした。現在はグループ全体で売上高400~500億円規模に成長しています。今後もベンチャー精神を強く持って成長していきたいと考えているので、応援よろしくお願いします。
にしけい : 本日は取材にご協力いただき、ありがとうございました!
ディスクレーマー
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