株式投資の応用

セゾン投信を研究する

<セゾン・バランスファンドの魅力(2)>

もう一度おさらいすることになりますが、よい投資信託のポイントは3つありましたね。1つ目は、「手数料の支払いができるだけ少ない」こと。2つ目は、「なるべく分配金を出さない」こと。3つ目は、「国内・国外のさまざまな資産に投資している」ことです。

ここでは、2つ目の「なるべく分配金を出さない」ことについてくわしく見ていきます。

【ポイント2】 なるべく分配金を出さないこと

『分配金』とは、1年に1回や半年に1回など、定期的にその投資信託を買った人がもらえるお礼のお金のことです(株式投資で言うところの“配当金”のようなものです)。みなさんは毎月お礼のお金(分配金)がもらえる投資信託と、もらえない投資信託とではどちらに魅力を感じるでしょうか!?おそらく、毎月もらえる投資信託に魅力を感じてしまうのではないでしょうか。実際、分配金が出ている投資信託は分配金を出さない投資信託よりも人気があるのが現実です。

ですが、実は「分配金を出さない投資信託の方が私たちにとってお得」だと聞いたら、みなさんはびっくりされるでしょうか!?その理由は、「分配金を出せば出すほど複利パワーが薄れてしまう」からです。(複利のパワーについては、この後に解説します。)

結論を先に言いますと、分配金を出さない投資信託は「雪だるま式(複利」に利益が増えていきます。逆に、分配金がたくさん出る投資信託は「単利」のように利益が増えていきます。 ですから、投資信託を選ぶときは、なるべく分配金を出さない投資信託を選んでください。

単利複利比較グラフ

では、ここで少し「複利」と「単利」の説明をします。まずはじめに分配金を出さないタイプの「複利」の方から説明してします。

※下に出てくる【☆☆ここから☆☆ ~ ☆☆ここまで☆☆】の内容をすべて理解する必要はありません。大切なのは「複利で運用すると、時間が経てば経つほど利益の増え方が大きくなる(雪だるま式)」という事実を知っておくことです。以下の内容はこれが本当なのかを確認しているだけですので、軽く読み流しもらってもかまいません♪

すでに「複利」と「単利」を理解されている方は、こちらから分配金と「複利」と「単利」の関係までジャンプしてください。

☆☆☆☆☆ ここから ☆☆☆☆☆

はじめに複利から解説をします。たとえば、1年後に預けた金額の10%が利子としてもらえる銀行があったとします。(利率10%の定期預金1年もの)に、100万円を預けたとします。その1年後、銀行からお礼として100万円の10%である10万円(100万円×10%)をもらいました。その10万円をそのまま銀行に預けます。この時点で預けた金額の合計は110万円になりました。

さらにその1年後、銀行からお礼として110万円の10%である11万円をもらいました。その11万円をそのまま銀行に預けます。この時点で預けた金額の合計は121万円になりました。このように、銀行からの利子をそのまま「銀行」に預けていった場合、どうなるかというと、、、

預ける
100万円
1年後
100万円+100万円×10%=100万円+10万円=110万円
2年後
110万円+110万円×10%=110万円+11万円=121万円
3年後
121万円+121万円×10%=121万円+12.1万円=133.1万円
・・・
20年後
合計=673万円

利益=673万円-100万円=573万円

この573万円の利益のことを「複利」と言います。

続いて、「単利」について説明します。

設定は先ほどと同じです。1年後に預けた金額の10%がお礼としてもらえる銀行があったとします。はじめに、100万円を預けたとします。その1年後、銀行からお礼として100万円の10%である10万円(100万円×10%)をもらいました。その10万円を今回は銀行に預けずにそのまま自分のサイフに入れます。この時点で預けた金額とサイフに入れた金額の合計は110万円です。

さらにその1年後、銀行からお礼として預けている100万円の10%である10万円をもらいました。その10万円をまた自分のサイフに入れます。この時点で預けた金額とサイフに入れた金額の合計は120万円になりました。このように、銀行からお礼としてもらったお金をそのまま「サイフ」に入れていった場合、どうなるかというと、、、

預ける
100万円
1年後
100万円+(100万円×10%)= 100万円+10万円=110万円
2年後
110万円+(100万円×10%)= 110万円+10万円=120万円
3年後
120万円+(100万円×10%)= 120万円+10万円=130万円
・・・
20年後
合計=300万円

利益=673万円-100万円=573万円

この200万円の利益のことを「単利」と言います。

以上の流れを、わかりやすくグラフで比較してみます。

単利複利比較グラフ

このように、「複利」で資産を運用したときと「単利」で運用したときとでは、将来得られる利益におどろくほどの違いが出てくるのです。

☆☆☆☆☆ ここまで ☆☆☆☆☆

ここからが重要です!ここでみなさんに知ってもらいたいことは、「分配金を多く出す投資信託ほど、『単利』の運用に近づく」ということです。分配金を受け取るということは、「投資信託で得られた利益をそのまま自分のサイフに戻す(もう一度投資信託に預けることなく)」という行為なのです。そして、さらにひどいことに自分のサイフにお金が戻ってくるときには、そのお金の20%が税金として国に持っていかれてしまうのです。つまり、分配金のうち手元に残るのは80%になってしまいます…。(※分配金には原則20%の税率がかかります。)

分配金比較

年に1回程度の分配ならそれほど大きな差にはなりませんが、「毎月分配」するとかなり大きな差となって表れてきます。

【まとめ】

「分配金なし」=「利」←オススメです♪

「分配金あり」=「利」

☆分配金を投資家に返さない、複利の運用がおすすめです。

■セゾン・バランスファンドの魅力 - (3)複利パワーが発揮される分配金の方針

セゾン投信が運用するセゾンバランスファンドの分配は、毎年12月10日の年1回のみ! さらに、分配金は大きく利益が上がったときのみ支払うので、運用資金の目減りが防げます。ですから、セゾン・バランスファンドは長期保有すればするほど複利パワーが利益を押し上げていきやすいと言えます。

まだまだセゾン・バランスファンドのメリットはありますので、ひき続いてセゾン・バランスファンドの魅力(3)を紹介していきます。