セゾン投信を研究する
セゾン・グローバルバランスファンドの魅力(3)
くりかえしの確認になりますが、よい投資信託のポイントは3つありました。1つ目は、「手数料の支払いができるだけ少ない」こと。2つ目は、「なるべく分配金が出ない」こと。3つ目は、「国内・国外のさまざまな資産に分散投資している」ことです。
ここでは、3つ目の「国内・国外のさまざまな資産に分散投資している」ことについてくわしく見ていきます。
なぜ分散投資が大切かといいますと、「株だけとか不動産だけとか、ある特定の資産にかたよった組み合わせだとそこがダメだった場合に、もろにダメージを受けてしまう」からです。投資信託の魅力のページで出てきました「たまごをひとつのかごに入れるな」の考え方でしたね♪
特にかたよると危ない組み合わせは、最近話題となっている中国・インド・ブラジル・南アフリカといった新興国などの株式からできている投資信託です。たしかに新興国は発展途上にあり、その成長性はとても魅力的です。ですが、その裏にはやはりそれ相応のリスクが潜んでいますので、新興国への投資は大きく取りすぎると危険です。
かつては新興国だった日本も、大きく急成長をとげた後に長い不況がありました。より安全に利益を得るためにも、どこかひとつに集中するのではなく、国内・国外のさまざまな資産に投資している投資信託を選ぶようにしてください。
国内・国外のさまざまな資産に効率よく分散投資している
セゾン・グローバルバランスファンドの魅力の一つは、世界30カ国以上の株式と、10カ国以上の国債を幅広く買っていることです。これ1本で理想とする分散投資「世界経済の成長にのる投資(投資先の比率=日本株1:外国株2:外国債2)」が、ほぼカンペキに実現できるのです!
日本は大きな経済成長をとげて、現在はすでに成熟期をむかえています。これからの経済の成長性を比べると、勢いのある外国に見劣りしてしまいます。ですから、日本の資産だけを保有するのではなく、バランスファンドのように外国の資産もうまく取り入れたいものです。