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デジタルHD株のディスカウントTOBはいつ?なぜ?今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社も解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2025年11月13日

お知らせ
(2025年11月13日追記)
公開買付期間の2回目の延長(2025年11月12日→11月27日まで)を発表!
(2025年10月28日追記)
公開買付期間の延長(2025年10月28日→11月12日まで)を発表!

博報堂DYホールディングス(2433)が、デジタルホールディングス(2389)に対するディスカウントTOB(株式公開買付)を実施し、1株当たり1,970円での全株式取得を目指すと発表しました。2025年9月12日終値2,143円を基準にすると、ディスカウント率は8.07%です。

今回のディスカウントTOBは「全株式取得」ですので、デジタルホールディングス株式を持っている方全員が何らかの方法で売却しなければなりません。売却方法は「①市場で売る」と「②指定の証券会社で申し込む」があります。

①は多くの場合、公開買付価格を下回る価格で売却することとなりますが、“すぐに現金化したい”方におすすめです。“公開買付価格ぴったりで売却したい”方は②を選びましょう。

デジタルホールディングスのディスカウントTOBの公開買付代理人はSMBC日興証券です。少しでも損失を小さくするために、公開買付価格ぴったりで売却したい方は、口座開設しておきましょう。

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デジタルホールディングスのディスカウントTOB【公開買付価格・期間・応募方法など】

デジタルホールディングスのディスカウントTOBの概要を、下の表に整理しました。

デジタルホールディングスのディスカウントTOBに関する基礎情報
公開買付者 博報堂DYホールディングス(2433)
被買収企業 デジタルホールディングス(2389)
公開買付価格 1,970円※1
2025年9月11日終値 2,143円
プレミアム -8.07%※2
利益(100株あたり) -17,300円※3
公開買付期間 2025年9月12日(金)~10月28日(火)
11月12日(水)
11月27日(木)
※2回延長
買付株数 13,754,907株
買付予定株数の下限 7,572,454株
買付予定株数の上限 -
公開買付代理人 SMBC日興証券
公開買付復代理人 -
上場 廃止
目的 デジタルマーケティング体制の強化など

※1 普通株式1株あたりの買付価格です。
※2 2025年9月11日終値に対して、何%の上乗せがあったかを表しています。
※3 TOB発表日の終値に対して何%の上乗せがあったのか計算したプレミアムを元に、公開買付価格で100株を売却した場合の利益を計算しています。

デジタルホールディングスの株式を保有している場合はどうすれば良い?

博報堂DYホールディングスによるデジタルホールディングスのTOBは「全株式取得」です。デジタルホールディングスの株式を保有している方は、「①市場で売る」、もしくは「②指定の証券会社で申し込む」のどちらかを選択することになります。

それでは、どちらを選べば良いのでしょうか。できるだけ早いうちに売却したい方は「①市場で売る」を、公開買付価格ぴったりで売りたい方は「②指定の証券会社で申し込む」を選ぶのがおすすめです。その理由をかんたんに説明しますね。

早めに売却したい方

できるだけ早いうちに売却したい方は「①市場で売る」がおすすめです。

今回は異例のディスカウントTOBのため、株価は市場売買を通じて、公開買付価格付近まで下落すると考えられます。公開買付価格を少し下回る可能性もありますが、売却ボタンを押すだけで手続きが完了するので、特別な手続きは不要です。

指定の証券会社で申し込む場合は、申込手続きが必要です。現金化までに時間がかかるので注意しましょう。

公開買付価格ぴったりで売りたい方

一方で、公開買付価格ぴったりで売りたい方は「②指定の証券会社で申し込む」を選びましょう。

指定の証券会社で申し込んだ場合、保有する株式を公開買付価格で買い取ってもらえます

確実にTOB価格で売りたい場合は、市場では売らず、ディスカウントTOBに申し込みましょう。申込は、次に紹介する指定の証券会社でおこなってください。

デジタルホールディングスのディスカウントTOBに応募する方法

続いて、ディスカウントTOBに応募する方法を説明します。3つの手順で応募可能です。

デジタルホールディングスのディスカウントTOBに応募する方法

  1. SMBC日興証券に口座開設する
  2. SMBC日興証券に株式移管する
  3. TOBに申し込む

それぞれ説明しますね。

① SMBC日興証券に口座開設する

SMBC日興証券の口座を持っていない方は、口座開設しましょう。

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② SMBC日興証券に株式移管する

デジタルホールディングスのディスカウントTOBに応募するためには、SMBC日興証券の口座に、デジタルホールディングスの株式を入れておかなければなりません。

ほかの証券会社の口座で株式を持っている方は、株式移管の手続きが必要です。株式移管の方法については、SMBC日興証券にお問合せください。

SMBC日興証券へ株式移管する際、移管元の証券会社に対して「移管手続料」の支払いが必要です。しかし、SMBC日興証券では「移管する株式の時価総額が10万円以上」の場合に移管手続料を負担するサービスを提供しています。条件を満たせば、株主が余計なコストを負担しなくて済みます。

株式・債券等の預替(移管)手続料キャッシュバックサービス

(出典:SMBC日興証券

ただし、SMBC日興証券から移管手続料を自動的に支払ってもらえるわけではありません。「移管受付整理票」などの証明書類の提出が必要です。詳しくは、SMBC日興証券のこちらのページをご覧ください。

③ ディスカウントTOBに申し込む

SMBC日興証券にログインして、ディスカウントTOBに申し込みましょう。具体的なディスカウントTOBの応募方法については、SMBC日興証券のQ&Aページや、問い合わせフォームから確認してください。

TOBの公開買付代理人に選ばれやすい証券会社

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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