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ソニーグループによるKADOKAWA(角川)株のTOB・買収はいつ?なぜ?今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社も解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2024年11月20日

2024年11月19日、ロイター通信が「ソニーグループ(6758)KADOKAWA(9468)の買収に向けて協議している」と報道しました。正式な発表ではなく、TOB価格や期間、公開買付代理人などの詳細は決まっていません。

この記事では、現時点でわかっている情報を基に、ソニーグループがKADOKAWAの買収を検討している背景について解説します。詳細情報が発表され次第、こちらのページに追記していく予定です。

ソニーグループがKADOKAWAの買収を検討している理由

報道によると、ソニーグループがKADOKAWAの買収を検討している理由として、ソニーグループが展開するアニメやゲームなどのエンターテイメント事業の強化が挙げられています。

実際にソニーグループでは、アニメや音楽、ゲームなどの知的財産権に関する事業を拡大する方針を掲げています。今後3年間の経営計画では、1.8兆円の予算の枠組みの中で買収を検討すると明らかにしていました。

第五次中期経営

出典:ソニーグループ|Corporate Report 2024 統合報告書

ソニーグループはもともとKADOKAWAの株式を2%保有しており、さらにゲームの子会社に出資しています。もともと関係を持っていた会社ということもあり、買収の検討に至ったと考えられます。

KADOKAWAはさまざまな知的財産を持っているため、ゲームや映画を手がけるソニーグループとの親和性は高いといえるでしょう。今後の動向に注目ですね。

KADOKAWAの事業内容

KADOKAWAは日本を代表するエンターテイメント企業の一角です。角川文庫など書籍の出版やアニメ制作、ゲーム開発など幅広い事業を手掛けています。『サマーウォーズ』や『時をかける少女』など、有名な作品を世の中に送り出しました。

具体的には、KADOKAWAは以下の6つの事業を展開しています。

KADOKAWAの事業内容
セグメント名 事業内容
①出版・IP※1創出事業 書籍や雑誌の出版・販売を手がける。
②アニメ・実写映像事業 アニメや実写映像の企画から配信などをおこなう。
③ゲーム事業 ゲームソフトの企画から販売までを展開。
④Webサービス事業 「ニコニコ」などの動画コミュニティサービスなどを運営。
⑤教育・EdTech事業 オンライン教育事業や専門校の企画・運営などを手がける。
⑥その他事業 キャラクターグッズの企画・販売などをおこなう。

※1 IPとは「Intellectual Property」の略語で、日本語では「知的財産」を指します。

KADOKAWAのTOB【公開買付価格・期間・応募方法など】

ソニーグループのKADOKAWAに対するTOBの概要について、2024年11月20日時点でわかっている情報を下の表に整理しました。

KADOKAWAのTOBに関する基礎情報
公開買付者 ソニーグループ(6758)
被買収企業 KADOKAWA(9468)
公開買付価格 未定
プレミアム 未定
公開買付期間 未定
買付株数 未定
買付予定株数の下限 未定
買付予定株数の上限 未定
公開買付代理人 未定
公開買付復代理人 未定
上場 未定
目的 ソニーグループが手掛けるアニメやゲームなどのエンタメ事業を
強化する目的と考えられる

TOBの公開買付代理人に選ばれやすい証券会社

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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