赤口（しゃっこう）とは、日本の六曜のひとつで、古くからさまざまな信仰や風習に影響を与えてきました。六曜とは、毎日の吉凶（縁起の良し悪し）を占う考え方で、赤口のほかに先勝（せんしょう）、友引（ともびき）、先負（さきまけ）、仏滅（ぶつめつ）、大安（たいあん）、赤口（しゃっこう）の合計6種類があります。

六曜の中でも「赤口」は凶日とされ、特定の行動を避けるべきとされていますが、実際のところ、何をやってはいけなくて、何をやっていい日なのでしょうか。

この記事では、赤口の日にやっていいこと＆やってはいけないことを、簡潔にご紹介します。直近に待っている最強ラッキーデイも紹介するので、気になる方はぜひ参考にしてください。

赤口にやってはいけないこと

赤口は、鬼が支配する凶日として、特にお祝い事に向かない日とされています。また、「赤」という字が入っているため、火や血の出ることには要注意です。

赤口の日にやってはいけないことを5つ紹介するので、参考にしてください。

上記などが挙げられます。ただし、赤口の日であっても11時～13時までであれば、凶の影響が緩和されるようです。11時～13時は「午の刻（うまのこく）」と呼ばれ、古来から吉の時間帯とされます。

人々はこの時間帯を「鬼が昼寝をする時間」と考え、鬼が活動しないため、不吉な影響が少なくなると信じられていたようです。

それでは、赤口の日にやってはいけないことを、それぞれなぜやってはいけないのか、かんたんに解説します。

結婚式・入籍

特に結婚式には不向きとされており、キャンドルサービスやウェディングケーキの演出も避けるべきとされています。入籍も避けたいですが、どうしてもその日に入籍する場合は、11～13時におこなうと良いでしょう。

引っ越し

引っ越しも、火事を連想させる赤口には不向きとされています。11時～13時のたった2時間で終わらせるのはむずかしいため、気にする方は別の日を選ぶと良いでしょう。

なお、同じ理由で不動産の売買も、避けたほうが良いとされています。

納車

血を連想させる赤口の日の納車は避けるべきです。

お見舞い

病院は血や刃物などと関連が深いため、赤口の日のお見舞いは避けるべきです。どうしても行かなければいけない場合は、11時～13時に短時間で済ませましょう。

お宮参りや七五三などのお祝い事

これらのお祝い事も避けるべきです。やむを得ずおこなう場合は、11時～13時に済ませるようにしましょう。

赤口にやっていいこと

続いて、赤口の日でもやっていいことを紹介します。

上記などは、赤口の日でもやっていいそうです。それぞれ、かんたんに解説します。

葬式・お通夜

六曜は宗教行事とは無関係なので、葬式やお通夜は赤口の日でも問題ありません。

法事・仏事

法事も赤口の日におこなっても問題ありません。11時～13時に済ませることをおすすめします。

お参り

神社へのお参りも問題ないです。気になる場合は11時～13時に参拝すると良いでしょう。

宝くじ購入

宝くじの購入には赤口の日に特に影響はないとされています。縁起を担ぐ場合は11～13時に購入すると良いです。

赤口の日に、銀行や証券会社の口座開設をしても良い？

赤口の日に銀行や証券会社の口座開設をするのは、一般的には縁起が良くないとされています。赤口は、六曜の中でも特に凶日とされており、新しいことをスタートするには不向きとされるからです。

しかし、11時から13時の間、いわゆる「午の刻（うまのこく）」と呼ばれる時間帯なら吉となります。どうしても赤口の日に口座開設をしなければいけない場合には、この時間帯に行動すると良いでしょう。

ただし、赤口の「午の刻」は「凶日の中での吉」に過ぎず、「大安」といった吉日に比べると縁起の良さでは劣ります。気になる方は、一粒万倍日や天赦日といったラッキーデイに口座開設してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

このコラムでは、六曜のひとつ赤口にやっていいこと＆やってはいけないことをまとめました。

赤口は、鬼が支配する凶日として、特にお祝い事に向かない日とされています。また、「赤」という字が入っているため、火や血の出ることには注意したほうが良いでしょう。

ただし、11時～13時の「午の刻（うまのこく）」なら吉の時間帯です。別日にできない場合は、11時～13時に済ませるようにしましょう。

個々の信念や文化的背景により、どの日をどのように解釈するかは人それぞれ異なります。重要な行事に関しては、吉日を選ぶことが一般的ですが、あくまでも占いの一種であり、過剰に信用しすぎないことが大切です。吉日や凶日はあくまで参考とし、最終的な判断は自分自身でおこないましょう。