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ソーシャルレンディングは危ない?大損する?おすすめしない場合やメリット・デメリットを解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2025年10月31日

ソーシャルレンディングとは、企業や個人へ間接的にお金を貸して、その利息をリターンとして受け取る仕組みの投資商品です。年利2%~8%(税引前)と、銀行よりも高い利回りに期待できますが、元本保証がないため、貸し倒れによる損失が出るリスクもあります。

最低1万円から投資できる運営会社が多く、少額ではじめられるのが特徴です。しかし、ソーシャルレンディングには「危ない」や「大損する」、「おすすめしない」などの評判や口コミが挙げられることもあります。

そこで、この記事では、ソーシャルレンディングが「おすすめしない」と言われてしまう理由やメリット、注意点などを解説します。ソーシャルレンディングの運営会社も比較して紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ソーシャルレンディングはなぜおすすめしないと言われる?5つのデメリット

ソーシャルレンディングがおすすめしないと言われる理由は、主に次の5つです。

では、それぞれ見ていきましょう。

① 貸し倒れリスクがある

ソーシャルレンディングには「貸し倒れリスク」があり、元本保証がない投資商品です。

ソーシャルレンディングでは、個人投資家が運営会社を通して企業にお金を貸し、利息を分配金として受け取ることで利益が出ます。つまり、貸したお金が返ってこなければ、損失が発生してしまうのです。

ソーシャルレンディングの運営会社は、独自の基準で貸出先の企業の返済能力やガバナンスの審査をおこない、返済の強制力を持たせるために、担保を取ります。しかし、貸したお金が予定どおりに返済されず、貸し倒れとなる可能性はゼロにはなりません。

企業の支払いが遅れたり、そもそも返済されなかったりした場合、分配金の支払いにも影響が生じて、最悪の場合、投資資金が全額なくなる可能性もあります。

② 運営会社の倒産リスクがある

ソーシャルレンディングには、運営会社が倒産するリスクもあります。

運営会社の破綻が起こりうるケースは、主に次の2つが考えられるでしょう。

運営会社が倒産する理由

  1. 貸付先の貸し倒れが立て続けに発生した
  2. 出資資金が思うように集まらない

このように、利益が確保できなければ破綻してしまいます。

しかし、電子募集型のソーシャルレンディングを提供する運営会社については、顧客から預かった資金を信託会社などを通じて管理(信託保全)することが義務付けられています。

信託保全(しんたくほぜん)とは?

信託保全とは、投資家の資産を信託銀行などの第三者に預けることで、運営会社が破綻してもその資産が分離・保護される仕組みです。電子募集型をおこなう事業者には、この方式での管理が義務付けられています。

電子募集型のソーシャルレンディングを提供する事業者においては、信託保全が義務化されているため、投資家資産は運営会社の破綻時にも保護される設計となっています。

③ 中途解約ができず資金の流動性が低い

ソーシャルレンディングは、ファンドを運用中に解約できない場合が多いです。投資信託の途中解約、株や社債の売却のような仕組みはありません。基本的には運用が終わるまで、資金の引き出しはできないと考えておきましょう。

ソーシャルレンディングへ投資するときは、運用期間をよく確認する必要があります。

④ 早い者勝ちで良い案件に投資できない

ソーシャルレンディングは高利回り案件が多いことから、少しでも利益を出したい投資家からいつもチェックされています。先着順を採用している運営会社が多いため、特に良い案件が出た場合、ものの数分で締め切りとなってしまうケースが多々あります。

抽選制を採用しているケースでも、倍率が高い案件の場合はかんたんには参加できないでしょう。

⑤ 不正行為の可能性が払拭できない

一部のソーシャルレンディング運営会社は、過去に「インターネット上の募集画面で投資家に虚偽の表示をおこなった」、「投資家保護上の問題が認められた」などを理由に、金融庁が登録取り消し業務停止命令などの行政処分を受けています。

信用できない運営会社が出てしまうと、おすすめできないと言われてしまうのも無理はありません。行政処分が出されてしまうと運営会社は事業継続が困難となり、サービスが利用できなくなることも想定されます。

ソーシャルレンディングのメリット

ソーシャルレンディングならではのリスクがあり、おすすめしないと言われてしまう理由がわかったのではないでしょうか。

とはいえ、「早い者勝ちで良い案件に投資できない」で解説したように、案件によっては先着・抽選問わず人気であることも事実です。ソーシャルレンディングにどのような強みがあるのか、5つのメリットを紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

① 少額投資ができる

ソーシャルレンディングの最低投資金額は運営会社によって異なりますが、多くの運営会社では1万円を最低投資金額として設定しています。株や社債への投資のように数十万円~数百万円の投資資金は必要ありません。

少額投資ができると、複数案件に分散投資できます。少額から投資に挑戦したい初心者も、気軽にはじめられるでしょう。

多くの運営会社が最低投資金額を1万円に設定する中、Funds(ファンズ)なら最低1円からはじめられるので、数百円~数千円からお試し感覚ではじめたい方におすすめです。

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② こまめな運用状況の確認が不要

ソーシャルレンディングは、一度出資した後は分配金を受け取りつつ、償還まで待つ運用スタイルです。株のように日々の値動きを確認する必要はありません。

投資を決めるときに貸付先の企業や運用期間、利回りなどファンド情報を細かく確認する必要はありますが、運用期間中にすべきことは特にありません。

株のように緊急対応が迫られるシーンがないのは、日々投資や銘柄分析、市場チェックに時間を割けない方にとって魅力です。

③ 株式のような価格変動がない

ソーシャルレンディングは、利息が利益になる仕組みなので、価格変動リスクがありません。株式のような大きな売却益が期待できない代わりに、大きく損をしません。

値動きを気にすることなく一定の分配金が得られる点は、ソーシャルレンディングの大きなメリットのひとつです。

④ 社債よりも高利回りな案件が多い

ソーシャルレンディングの想定利回りは、2~8%(年率・税引前)程度とされており、銀行預金や日本国債、社債などと比べても高い傾向にあります。

「国債や社債などの利回りは物足りないけど、株式投資ほどのリスクは取りたくない」という方にとっては、魅力があるのではないでしょうか。

ソーシャルレンディングの利回りはファンドのリスクによって異なるため、投資の前にファンド情報やリスク・リターンを確認し、十分に検討することが大切です。

⑤ 短期間の運用もできる

国債や社債は償還まで5年や10年など長い期間が設定されていますが、ソーシャルレンディングでは短いもので3か月程度に設定されている案件もあります。

資金の流動性を確保したい方にとって、短い運用期間の案件は魅力です。

途中解約できないデメリットは、短期運用ファンドに投資することで解消できるでしょう。運用期間が短い案件を乗り換えていけば、資金の流動性を確保しつつ運用できます。

ソーシャルレンディングの運営会社を選ぶ注意点

ソーシャルレンディングの運営会社を選ぶ際に、チェックしておきたいポイントを4つ紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

① 金融庁の登録を受けているか

金融庁の登録有無は、最低限のチェックポイントです。

ソーシャルレンディングを運営するためには、金融庁からライセンスの登録を受ける必要があります。

無登録業者が出資金を募るのは違法です。無登録業者のソーシャルレンディングは詐欺の可能性があるため、注意しましょう。

登録を受けているからと言って手放しに安心できるわけではありません。登録の有無を確認した後は、運営会社についても十分に調べましょう。

② 過去に行政処分を受けていないか

過去に行政処分を受けたことがないかも確認しましょう。財務省管轄下の各財務局のWEBサイトにて、行政処分の内容が公開されています。もし過去に行政処分を受けたことがあれば、内容とともに社名が公開されているので、チェックしておきましょう。

もちろん、過去に行政処分を受けていたとしても、改善がされていれば問題ありません。ただ、その判断ができない場合は、行政処分を受けていない運営会社を選んでおいたほうが安心できます。

③ 正常償還率が低くないか

正常償還率とは、運用が終了したファンドが元本割れ(貸し倒れ)せずに、正常に分配金が償還された割合です。

例えば、運用終了ファンド100件のうち1件が貸し倒れになった場合、正常償還率は「99%」となります。

未来にどうなるかはわかりませんが、過去に一度も貸し倒れになっていない、正常償還率100%の運営会社を選ぶと安心です。

④ 融資先企業の情報が正しく開示されているか

投資先の情報が正しく開示されているか、ファンドの募集内容をよく確認しましょう。融資先企業の情報が余すところなく開示されていれば、貸し倒れや支払い遅延などのリスクを正しく見極めることができます。

ソーシャルレンディングの運営会社は、公式ページで案件を公開しているところがほとんどなので、口座開設前にチェックしておくといいでしょう。

⑤ 運営会社の情報開示で、透明性の高さは確保されているか

貸付先の企業だけでなく、運営会社の情報開示も正しくなされているか見極めましょう。運用歴が長く、豊富に案件を扱っていて公開できる実績の数もそろっていれば、ある程度は安心です。

また、上場して事業を継続している運営会社なら、透明性の高い事業をおこなっている裏付けとなります。

運用実績や上場の事実によって100%安心できるわけではありませんが、より良い運営会社を選ぶときにチェックしておきたい情報です。

ソーシャルレンディング運営会社の比較

ソーシャルレンディング運営会社10社を、5つの項目で比較しました。

ソーシャルレンディング運営会社10社を比較(2025年10月31日時点)
会社名 設立年 最低投資金額 予定利回り
(年率・税引前)
正常償還率 投資先
Funds
(ファンズ)
2019 1円 2%~3% 100%※2 上場企業など
オルタナバンク 2016 1万円 4%~9.9% 100% 不動産、海外投資
AGクラウドファンディング 2021 1円 1.03%~6.5% 100% アイフル関連企業、消費者金融
OwnersBook
(オーナーズブック)
2014 1万円 5%~7.5% 100% 不動産
バンカーズ 2020 1万円 5%~10.13% 100% 企業向け貸付
クラウドバンク 2013 1万円 1.7%~7.1% 99.8% 不動産、事業投資
Lendex 2017 2万円 5%~9.5% 100% 不動産関連
CrowdCredit 2014 1万円 5.9%~9% 95% 新興国のベンチャー
COMMOSUS
(コモサス)
2022 1万円 6%~9% 95% 不動産、事業投資

※1 直近10件の予定利回りの下限~上限を掲載しております(2025年10月31日時点)。
※2 2025年10月時点の実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません

初心者の方がソーシャルレンディングをはじめる上で、特に注目しておきたいのは正常償還率です。しっかり分配金が支払われた割合なので、100%の運営会社は特に安心と言えます。

正常償還率が100%ではない運営会社は、予定利回りが高めなので、リスクを取って高利回りの案件に投資したい方におすすめです。

10社の中で、投資初心者の方におすすめできるのは、Funds(ファンズ)Alterna Bank(オルタナバンク)です。

【Funds(ファンズ)】1円から投資できる堅実な運営会社

Funds(ファンズ)
(出典:Funds

Funds(ファンズ)は、2019年1月にサービスを開始し、2025年10月19日時点で終了ファンド数は555件、累計募集金額1,000億円を超える実績を積み上げてきました。正常償還率は100%※1を維持しており、元本割れ(貸し倒れ)になった案件はひとつもありません。

※1 2025年10月時点の実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。

さらに、1円から少額投資でき、数か月運用の短期ファンドもあるため、投資初心者がソーシャルレンディングをはじめる運営会社としてぴったりです。

投資先は上場企業が中心なのも魅力。口座開設から投資、出金まで、Fundsで発生する手数料はない※2ので、手数料負けすることはありません。

※2 ご利用の金融機関から、デポジット口座に送金する際の振込手数料は負担する必要があります。

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注意

Fundsで取り扱うファンドは金融商品です。Fundsでは掲載するファンド組成企業やファンドの登録を行う際に、都度審査をおこなっていますが、 金融商品である以上100%元本割れが起きないと言い切ることはできません。投資をする際には、ファンド詳細ページをよく確認の上、ご自身で投資判断をしましょう。

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Alterna Bank(オルタナバンク)は、SAMURAI証券株式会社が運営するソーシャルレンディングサービスです。2025年3月時点で累計ファンド募集件数は520件、応募総額は500億円に達し、元本割れゼロの実績を誇ります。

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まとめ

ソーシャルレンディングがおすすめしないと言われている理由やメリット、注意点などを解説しました。まだ歴史が浅く、複数の運営会社が行政処分を受けていることなどを背景に、まだまだ怪しいと見られていますね。

運用期間の短さや少額投資のメリットを活かして、機動的な立ち回りによる利益を目指してみてはいかがでしょうか。

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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