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株式の相続をお得にする方法

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2023年11月30日

株式を相続する場合、その受け取りは相続する株式がある証券会社に、相続人自身も証券口座を持っているとおこなわれます。相続人がすでに同社の証券口座を持っていれば、株式を移動する手続きだけで相続を完了させることができますが、相続人が証券口座を持っていない場合は、新たに同社の証券口座を開設する必要があります。

株式の相続を終えたあと、相続した株式を“現金化”する場合、必ず売却しなければなりません。ここが株式の相続をお得にする最大のポイントです!株式を売却する際、証券会社によってかかる手数料は大きく違ってきます。たとえば、野村證券で500万円の株式を売却した場合、45,879円もの売却手数料がかかってしまいます。これに対して、SBI証券なら994円しかかかりません。その差は約4.5万円にもなります。もちろん、売却する株式の金額が大きくなればなるほど、この差は大きくなります。

ネット証券と総合証券の売却手数料の比較

なぜ証券会社によってこのように売却手数料が違ってくるのかと言いますと、大きな理由として、取引に人が関わっているかいないかが上げられます。野村證券のように実際の店舗で人が売買を受け付けしている場合、そのコスト分が売却手数料に上乗せされます。対して、SBI証券のように実際に店舗を置かずインターネット上でのみ売買を受け付けしていれば、そのようなコストが発生しないので、売却手数料をぐっと抑えることができます。

このように、インターネット上でのみ取引を受け付けている証券会社をネット証券と呼びますが、相続した株式を売却する場合は、ぜひこの売却手数料の安い“ネット証券”をご利用ください「ネット証券」と「総合証券」の違い、ネット証券の比較)。

相続した株式を現金化する流れ

株式の相続手続き

  1. 相続する株式がある証券会社に連絡
  2. 相続手続きに必要な書類が送られてくる
  3. 相続手続き書類の必要項目に記入して返信
  4. 相続手続き完了のお知らせが送られてくる

株式の移管手続き

  1. 株式の移管先の証券会社の口座を開設する
  2. 移管する株式がある証券会社に連絡
  3. 移管手続きに必要な書類が送られてくる
  4. 移管手続き書類の必要項目に記入して返信
  5. 株式が移管される

★実際の手順は、SBI証券に株式移管(入庫)をするをご参考にしてください。

株式の現金化手続き

  1. 株式を売却する
  2. 売却した資金を出金する

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会検定会員補を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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