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J-LENSとは?AIで上場企業の開示情報を探せる新サービスをやさしく解説
企業の成長性や割安性に注目して株式投資する場合、毎営業日公表される適時開示情報は、企業の業績や経営方針を知る重要な手がかりです。しかし、上場企業の適時開示情報は数がとても多く、必要な情報を探すのはかんたんではありません。
このような問題を解決するのが、日本取引所グループが新たに公開した、AIを使った検索サービス『J-LENS(ジェイレンズ)』です。
このコラムでは、「J-LENSとは何か」や「J-LENSでできること」を、株初心者向けにわかりやすく解説します。記事を最後まで読んでいただき、J-LENSで銘柄発掘していきましょう。
J-LENS(ジェイレンズ)とは
J-LENSとは、日本取引所グループ子会社のJPX総研が開発した、上場企業の開示資料をAIで探せる新しい検索サービスです。東京証券取引所に上場している企業が、TDnet(適時開示情報閲覧サービス)に提出した開示資料※1が対象で、誰でも無料で使えます。
※1 2日前~3年前の開示資料の検索ができます。
出典:J-LENS
なお、J-LENSは試験公開のβ版です。予告なくサービスを停止する場合もあるようなので、注意しましょう。
J-LENSでできること
J-LENSでは、「決算短信」や「配当」といったキーワードを使った検索に加えて、下の表に整理した4つの検索ができます。
| 特徴 | 具体的な説明 |
|---|---|
| ①表記ゆれがある資料を検索できる | 「TOB/公開買付け」といった資料によって表記ゆれがある場合でも、「TOB」と検索すれば「公開買付け」というタイトルの資料も含めて結果が表示される。 |
| ②否定形や否定的な内容に関する検索ができる | 「決算短信で業績予想の数値を開示していない資料」のように、資料の内容に関する検索にも対応している。 |
| ③数値を組み合わせた検索ができる | 「売上高が前年比10%以上増加した企業」のように、スクリーニングに近い検索ができる。 |
| ④あいまいな表現や抽象的な内容の検索ができる | 「事業再編に関する方針転換が記載されている資料」のように、ざっくりとした条件で検索ができる。 |
J-LENSでは「ベクトル検索」と呼ばれる技術を使っており、AIが適時開示情報の内容を読み取り、質問に合った資料を探し出すことができます。このおかげで、従来のTDnetの検索機能と比べて、できることが格段に増えているのです。
私たち個人投資家にとってうれしいのは、表記ゆれに対応している点と、文章での検索に対応した点でしょうか。複数のキーワードを入れて検索し直す手間や、適時開示資料を読み込んで内容を把握する手間を省けるので、効率よく情報収集できますね。
せっかくなので、筆者とやさ株編集部で実際にJ-LENSを使ってみました。文章での検索がとても便利で、例えば下のような条件に当てはまる銘柄もかんたんにリストアップできます。ぜひ試してみてください。
J-LENSを使った検索事例
- 国策の恩恵を受ける銘柄
- 中期経営計画を新規策定した銘柄
- DOEを導入した銘柄
検索結果には「資料の要約」と「ピックアップの根拠」が示されています。ぱっと見で“自分が求める条件に合っているか”を判別できる点も、うれしいポイントではないでしょうか。
出典:J-LENS
日常生活の中で気になった投資のテーマがあれば、J-LENSで適時開示情報を検索してみると、新たな発見があるかもしれませんね。
まとめ
J-LENSは、増え続ける上場企業の開示情報を、AIの力で探しやすくした新しいサービスです。文章で質問でき、結果も要約付きで表示されるため、投資初心者にとって情報収集の助けになります。
「どんな企業を発掘したいか」という目的が決まっていれば、誰でもJ-LENSを使いこなすことができるでしょう。銘柄発掘のツールとして、ぜひ一度試してみてくださいね。発掘した銘柄は、moomoo証券が提供するmoomoo AIを使うと、効率よくプロ並みの分析ができます。こちらもぜひ使ってみてください。







