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凄腕のファンドマネージャー苦瓜達郎さんが買っている銘柄を調査しました

ひっきー担当:ひっきー

最終更新日:2023年11月30日

苦瓜達郎(にがうり たつろう)氏は、ベストセラーの著書「ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること(2017年著)」でも有名な、現役のファンドマネージャーです。個人投資家の人気も高く、マネー誌にもたびたび登場されます。

彼が運用しているファンドに、「大和住銀日本小型株ファンド」、「J-Stock アクティブ・オープン」などがありますが、運用パフォーマンスが優れていたため表彰を受けています。それは、「R&Iファンド大賞」と言われる賞で、国内中小型株式部門において、2017年までの6年連続で「最優秀ファンド賞」、「優秀ファンド賞」を受賞しています。

実は、それぞれのファンドの運用報告書を読むと、ファンドが保有している上位銘柄が開示されているので、後追いにはなりますが、個人投資家も同じ株を買うことができるのです。どんな会社が組み入れられているか、ファンド別で調査してみました。

大和住銀日本小型株ファンド

運用方針

東証スタンダード、東証グロースに上場する企業を投資対象としています。また、「株価水準が割安と判断する銘柄」および「将来収益への成長期待が高く、成長の持続力があると判断する銘柄」に投資します。

組み入れ銘柄(上位10銘柄)
順位 銘柄名 業種 市場
1 ニチリン ゴム製品 東証スタンダード
2 ノダ その他製品 東証スタンダード
3 ナラサキ産業 卸売業 東証スタンダード
4 第一カッター興業 建設業 東証プライム
5 イハラサイエンス 金属製品 東証スタンダード
6 クリヤマHD 卸売業 東証スタンダード
7 ニッピ その他製品 東証スタンダード
8 三協フロンテア サービス業 東証スタンダード
9 ケーユーホールディングス 小売業 東証スタンダード
10 エイジス サービス業 東証スタンダード

(2022年2月末時点)

J-Stock アクティブ・オープン

運用方針

東証市場再編がおこなわれる2022年4月4日以前は、JASDAQ(ジャスダック)上場銘柄のうち、売買代金および時価総額などについて一定の条件を満たした「J-Stock銘柄」を投資対象としていました。市場再編によりJASDAQが廃止となったため、現在は東証スタンダードや東証グロースに上場している銘柄を投資対象としています。

組み入れ銘柄(上位10銘柄)
順位 銘柄名 業種 市場
1 アバールデータ 電気機器 東証スタンダード
2 GMOフィナンシャルHD 証券、商品先物取引業 東証スタンダード
3 オリコン 情報・通信業 東証スタンダード
4 ムロコーポレーション 輸送用機器 東証スタンダード
5 ナフコ 小売業 東証スタンダード
6 シノケングループ 不動産業 東証スタンダード
7 フクダ電子 電気機器 東証スタンダード
8 東北特殊鋼 鉄鋼 東証スタンダード
9 高橋カーテンウォール工業 建設業 東証スタンダード
10 エスケーエレクトロニクス 電気機器 東証スタンダード

(2022年2月末時点)

このように、上位10社が開示されているので、個人投資家でも組み入れ銘柄を知ることができます。ただし、当然のことながら、ファンドは買いも売りも両方行うので、ファンドに組み入れられている銘柄を買えば必ず儲かるというわけではありません

とは言うものの、ファンドに組み入れられるということは、プロの目から見て投資に値すると判断されているので、それなりの購入理由があり、銘柄選びの参考になることは間違いありません。

銘柄選びに迷ったときには、このように、凄腕のファンドマネージャーが投資している先から投資先を選ぶ方法もありでしょう。「なぜその株を買っているのか?」までわかれば、自分でも銘柄を探せるようになると思います。

ひっきー

この記事の執筆者

ひっきー

投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。

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