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楽天証券の本社へ取材してきました!(2)

楽天ブランドと、その強みから見た今後の展開

幸崎さん : ここまできたら、(楽天ブランドを)もう活かすしかないんですよね(笑) ブランドもそうですが、実は楽天市場や楽天クレジットカードなど、楽天の中で経済圏があることが何よりの強みなんです。まずは、手始めに金融の事業の中で、これらの相乗効果を高めていきたいと思っています。相乗効果を高めるというと、わかりづらいかもしれませんが、簡単に言えば「グループ内での流通を活性化していきたい」ということです。そのためにも、今後は銀行、証券、クレジットカードといったプラットフォームの上でポイントが動かせるようなサービスに特に力を入れていきます。その上で、利用される方にサービスを使いこなしていただくことが重要なので、まずは金融分野の中で相乗効果をしっかり感じ取ってもらい、その後、グループ全体で相乗効果を感じ取ってもらえる仕組みを作っていきたいと思います。

古田 : 私も「楽天市場」のユーザーですが、普段の買い物の支払いを楽天カード(楽天のクレジットカード)でして、発生したポイントが「楽天市場」の買い物で再利用できる(1ポイント=1円)のは本当にうれしいです。さらにこれからは、「楽天市場」だけでなく、今までポイントが利用できなかった他の楽天のサービスでも、順次ポイントが使えるようになっていくそうです。この話を聞いて、私はさらにワクワクしてきました。
また、2010年6月1日からは、イーバンク銀行が「楽天銀行」となるので、グループでの流通がますます活発になると思います。グループ内でのサービスがつながっていけば、生活で必要なことが“楽天”の中ですべて完結してしまう、そんな日も近いかもしれませんね。

サービス面から見た楽天証券の今後の展開

幸崎さん : 楽天証券はもともと、“株”重視でやってきた経緯がありまして、当初はマーケットスピードを軸にお客様の好評を得てきました。ただ、今はそれだけでなく、投資信託やETFなどアセット型(資産の管理を代行する商品)の運用にも注目して取り組んでいます。もちろんマーケットスピードは重要ですが、アセット型のサービスをより強めていく方針に若干シフトしてきています(実際、新しく始められるお客様も、マーケットスピードでグルグル取り引きを回していきたいというより、投資信託で少額の積み立てを始めたいという流れにあります)。ですので、今後はそういった方のご期待に添えれるようなウェブサービスを発表できるかと思います!それと、モバイルの機能も強めていますので、こちらも“乞うご期待”といったところですね。

あと、楽天証券での[08] ポイントの取り扱いについては、新規で始められるお客様に対しては、現在ポイントをプレゼントするようにしています。…ただ、既存のお客様に対しては、今のところ投資信託の積み立て金額によるポイント還元のみなので、そちらでのポイントサービスに関しましても課題意識をもって取り組んでいるところです。

古田 : 幸崎さんの話から私が感じたことは、楽天証券はまだ発展途上にある、ということです。新しいサービスの開発にチャレンジしていく姿勢や、既存のサービスへの課題意識がしっかりしていたので、これからも新しいサービスがどんどん出てくるのではないでしょうか。投資教育に関わる私としては、みなさんが投資をはじめるきっかけや、続けていくモチベーションにもなってくれる、ポイントサービスの充実を切に願っています。
また、ウェブサービスとして提供しているマーケットスピード(モバイルでも使用可能)については、動画でのマニュアル説明があるので、初心者の方でもすぐに使えるようになっています。「カスタマイズ」や「銘柄の登録」など、便利な機能を初めの3か月間、無料で使うことができるのは見逃せません。
あと、モバイルサービスについては、専門の部署を立ち上げて対応を急いでいるそうなので、今後iPhoneやWindows Mobile、GoogleのAndoridといったスマートフォン向けのサービスにも期待したいですね。

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インタビュア : かえる
それでは次に、投信債券事業部の佐藤さんと外国株式事業部の新井さんに、投資信託や海外ETFなどの投資商品についてお話をうかがっていきます。

ちなみに、今ではずいぶんと本数が増え、投資家の間でも注目されている海外ETFも、ネット証券の中では最初に購入できるようになりました。そして、今話題の投資信託の1,000円積み立てサービスをネット証券で最初にスタートしたのも楽天証券なのです。

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