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【うなぎ関連株・銘柄まとめ】完全養殖で量産化は実現する?今後の見通しも解説
- お知らせ
- (2026年5月28日追加)イオンは、人工的に生産した稚魚から育てた完全養殖ウナギの蒲焼を一般消費者向けに試験販売すると発表しました。5月29日から「Green Beans」と「イオンショップ」で数量限定販売し、購入者へのアンケートを通じて社会実装に向けた検証をおこないます。
※参考:世界初!完全養殖ウナギ蒲焼の一般向け試験販売について|イオン
株式市場で注目を集める、うなぎ関連株をまとめました。
うなぎ関連株とは、うなぎの養殖や人工種苗の開発、加工・販売、外食店での提供などに関わる企業の株です。うなぎは夏の定番ですが、実は養殖に使うシラスウナギを安定して確保できるかが大きな課題になっています。
「養殖ならたくさん増やせるのでは?」と思った方もいるのではないでしょうか。現在のうなぎ養殖は天然のシラスウナギに大きく頼っているため、漁獲量が少ない年は仕入れ価格にも影響します。そこで期待されているのが、卵から人工的に育てる完全養殖です。
2026年には完全養殖ウナギの一般向け試験販売も始まり、研究だけでなく実際に消費者へ届ける段階まで進んできました。ここからは、人工種苗や養殖に取り組む企業から、うなぎを販売する外食・小売企業まで、関連の深い銘柄を紹介します。
関連株・銘柄一覧
ここではピックアップした10銘柄を、事業内容・株価・指標・配当の4つの切り口で比較できるようにまとめました。タブをタップクリックすると表示内容が切り替わるので、気になるポイントから確認してみてください。
| 銘柄名 (クリックタップで最新チャート) | 事業内容 |
|---|---|
| ヨンキュウ (9955) | 鮮魚や養殖用飼料を販売し、子会社の西日本養鰻でうなぎを養殖。2025年には、ふ化した仔魚を約200日育ててシラスウナギまで成長させることに成功し、人工種苗の生産規模拡大を進めている。 |
| ニッスイ (1332) | 水産大手。新日本科学とニホンウナギの人工種苗を大量生産する技術を共同研究しており、2027年度をめどに事業提携の可能性を検討している。 |
| 新日本科学 (2395) | 医薬品開発受託が主力。ニホンウナギの人工種苗生産技術を研究しており、ニッスイと大量生産技術の共同開発を進めている。 |
| イオン (8267) | 総合小売大手。2026年5月に完全養殖ウナギ蒲焼の一般向け試験販売に参加し、人工種苗由来ウナギの普及にも協力する方針。 |
| ユタカフーズ (2806) | 調味料や即席麺などを製造。うなぎ蒲焼などに使う「蒲焼のたれ」を業務用・家庭用で展開している。 |
| 銘柄名 (クリックタップで最新チャート) | 事業内容 |
| ジェイグループホールディングス (3063) | 東海地方を中心に飲食店を展開。「うな匠」など、うなぎ料理を提供する店舗を運営している。 |
| 関門海 (3372) | とらふぐ料理店「玄品」が主力。季節による売上の偏りを抑えるため、うなぎ料理も提供している。 |
| G-FACTORY (3474) | 飲食店支援事業に加え、うなぎ専門店「名代 宇奈とと」を国内外で展開。うなぎ料理が飲食事業の主力ブランドのひとつ。 |
| ゼンショーホールディングス (7550) | 「すき家」「はま寿司」などを展開する外食大手。「すき家」では、うな丼やうな牛などのうなぎ商品を販売している。 |
| 吉野家ホールディングス (9861) | 牛丼チェーン「吉野家」などを展開。うな重などのうなぎメニューを販売し、夏場を中心とした需要を取り込んでいる。 |
| 銘柄名 (クリックタップで最新チャート) | 市場 | 株価 (10/15終値10月15日終値) | 前日比(円) | 前日比(%) |
|---|---|---|---|---|
| ヨンキュウ (9955) | 東証S東証スタンダード | 2,653円 | -47円 | -1.74% |
| ニッスイ (1332) | 東証P東証プライム | 1,098円 | +18円 | +1.67% |
| 新日本科学 (2395) | 東証P東証プライム | 1,419円 | -78円 | -5.21% |
| イオン (8267) | 東証P東証プライム | 1,127円 | +1円 | +0.09% |
| ユタカフーズ (2806) | 東証S東証スタンダード | 1,927円 | -48円 | -2.43% |
| 銘柄名 (クリックタップで最新チャート) | 市場 | 株価 (10/15終値10月15日終値) | 前日比(円) | 前日比(%) |
| ジェイグループホールディングス (3063) | 東証G東証グロース | 1,073円 | -4円 | -0.37% |
| 関門海 (3372) | 東証S東証スタンダード | 214円 | 0円 | 0.00% |
| G-FACTORY (3474) | 東証G東証グロース | 593円 | -1円 | -0.17% |
| ゼンショーホールディングス (7550) | 東証P東証プライム | 11,980円 | +280円 | +2.39% |
| 吉野家ホールディングス (9861) | 東証P東証プライム | 4,141円 | +181円 | +4.57% |
(2026年10月15日時点)
| 銘柄名 (クリックタップで最新チャート) | 時価 総額 | PER (予想) | PBR (実績) | ROE | 自己 資本 比率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ヨンキュウ (9955) | 326.4 億円 | - | 0.79倍 | 9.5% | 73.7% |
| ニッスイ (1332) | 3,351.8 億円 | 11.48倍 | 1.09倍 | 9.54% | 40% |
| 新日本科学 (2395) | 590.8 億円 | 16.88倍 | 1.42倍 | 10.98% | 41% |
| イオン (8267) | 3.14 兆円 | 42.7倍 | 2.56倍 | 6.41% | 7.9% |
| ユタカフーズ (2806) | 170.2 億円 | 125.13倍 | 0.58倍 | 0.9% | 86.3% |
| 銘柄名 (クリックタップで最新チャート) | 時価 総額 | PER (予想) | PBR (実績) | ROE | 自己 資本 比率 |
| ジェイグループホールディングス (3063) | 134.6 億円 | 41.48倍 | 7.38倍 | 17.37% | 15.7% |
| 関門海 (3372) | 30.0 億円 | 24.43倍 | 2.22倍 | 9.12% | 51.9% |
| G-FACTORY (3474) | 40.6 億円 | 114.04倍 | 3.67倍 | -19.77% | 29.3% |
| ゼンショーホールディングス (7550) | 1.93 兆円 | 34.71倍 | 6.81倍 | 15.77% | 35.5% |
| 吉野家ホールディングス (9861) | 2,697.0 億円 | 44.59倍 | 3.84倍 | 7.06% | 54.5% |
(2026年10月15日時点)
| 銘柄名 (クリックタップで最新チャート) | 配当 利回り (予想) | 1株配当 (予想) 1株配当(予想)とは、1株あたりに年間でもらえそうな配当金です。 予想配当金を発行済株式数で割って算出されます。 | 配当 性向 配当性向は、会社が稼いだ利益から、どれくらいの金額が配当に回ったかを示す指標です。 例えば、配当10円で1株あたりの利益が100円なら配当性向は10%となります。 高ければ高いほどよいというわけではなく、経営とのバランスが重要です。 | DOE DOE(株主資本配当率)とは、株主資本に対して、どれくらい配当の支払いがあるかを示す割合です。高配当株として評価されるのは、4~5%以上が目安となります。 | 連続増配 連続増配とは、毎年、配当金を増やし続けている状態のことです。 連続増配年数が長いほど、安定して利益を出し、株主還元に積極的な企業と見られます。 |
|---|---|---|---|---|---|
| ヨンキュウ (9955) | - | - | 8.09% | - | - |
| ニッスイ (1332) | 2.91% | 32円 | 35.49% | 3.25% | 7期 |
| 新日本科学 (2395) | 3.52% | 50円 | 45.58% | 4.83% | - |
| イオン (8267) | 1.33% | 15円 | 50.87% | 3.43% | 2期 |
| ユタカフーズ (2806) | 2.08% | 40円 | 136.01% | 1.53% | - |
| 銘柄名 (クリックタップで最新チャート) | 配当 利回り (予想) | 1株配当 (予想) 1株配当(予想)とは、1株あたりに年間でもらえそうな配当金です。 予想配当金を発行済株式数で割って算出されます。 | 配当 性向 配当性向は、会社が稼いだ利益から、どれくらいの金額が配当に回ったかを示す指標です。 例えば、配当10円で1株あたりの利益が100円なら配当性向は10%となります。 高ければ高いほどよいというわけではなく、経営とのバランスが重要です。 | DOE DOE(株主資本配当率)とは、株主資本に対して、どれくらい配当の支払いがあるかを示す割合です。高配当株として評価されるのは、4~5%以上が目安となります。 | 連続増配 連続増配とは、毎年、配当金を増やし続けている状態のことです。 連続増配年数が長いほど、安定して利益を出し、株主還元に積極的な企業と見られます。 |
| ジェイグループホールディングス (3063) | 0.47% | 5円 | 18.54% | 3.72% | - |
| 関門海 (3372) | 0% | 0円 | 0.00% | - | - |
| G-FACTORY (3474) | 0% | 0円 | -12.96% | - | - |
| ゼンショーホールディングス (7550) | 0.67% | 80円 | 27.19% | 3.77% | 5期 |
| 吉野家ホールディングス (9861) | 0.58% | 24円 | 30.52% | 2.30% | 3期 |
(2026年10月15日時点)
関連株・銘柄の見通し
うなぎ関連株の見通しを「良い・普通・悪い」で表すと、「良い」と言えます。完全養殖のうなぎの量産化が実現すると今より値段が安くなり、売上も伸びると考えられるからです。
それでは養殖と外食にかかわる会社を少し詳しく見ていきましょう。
うなぎの養殖に取り組む会社
日本の漁獲量(漁で獲る魚の量)は、ピーク時の3分の1に落ち込んでいます。天然うなぎにいたってはほとんど獲れなくなりました。水産資源の保護を目的とした漁獲規制や漁師の高齢化などを背景に、今後はうなぎ・まぐろをはじめとする値段の高い魚種を中心に養殖ものが増えていくことが予想されます。
うなぎの卵から稚魚を育てる完全養殖は、いよいよ量産化の段階です。完全養殖の商業化には、新日本科学(2395)が目指している年10万尾(約20トン)の生産が最低でも必要となると言われています。目下の課題は天然の稚魚の3倍にのぼる高い取引価格です。
コストダウンには大量生産できる大きな設備を用意できる会社が有利です。養殖業者のヨンキュウ(9955)では、傘下の西日本養鰻が年間600トン体制でうなぎを養殖しています。また、ニッスイ(1332)などの水産加工大手も大量生産・大量販売に適した会社と言えるでしょう。
気がかりな点は、うなぎのえさに使う魚粉※3の価格や電気代が値上がりしていることです。円安の進行も相まって国内の養殖業者には逆風となっています。
※3 魚粉(ぎょふん)はサバやイワシなどの魚を乾燥させて砕き、粉状にしたものです。日本は7割弱を輸入に頼っています。
うなぎのメニューを提供する外食チェーン
大量生産が可能になり安く提供できるようになれば、うなぎをメニューに出している外食チェーンにはプラスです。
特にうなぎ専門店を持つジェイグループHD(3063)やG-FACTORY(3474)、通年でうなぎを提供する関門海(3372)や吉野家HD(9861)には追い風となります。
ただし、外食チェーンは、人手不足による賃金の値上がりとインフレでかさむ仕入れ高に利益が圧迫されている点に注意が必要です。
テーマ株に投資するなら持っておきたい証券口座3選
まとめ
完全養殖によるうなぎの大量生産の開始を目前に、うなぎ関連株には関心が集まりつつあります。養殖技術を開発する会社や養殖業者、メニューにうなぎを使う外食チェーンに期待が寄せられることになるでしょう。
しかし、養殖に必要なエサ代や電気代などのコストが値上がり傾向にあることや、外食チェーンの人手不足やインフレによる原材料高には要注意です。また、漁獲規制など世界の国々の動きに目を配ることも忘れないようにしましょう。
完全養殖で育てたうなぎの量産化が順調に進めば、今よりも気軽にうなぎを楽しめるようになる日がやってくるでしょう。大いに期待したいですね。
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