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値幅制限表
ここでは、値幅制限表を見ていきます。値幅制限とは、いわゆる『ストップ安・ストップ高』の時に動く株価の範囲のことです。値幅制限が存在することで、株価が一日のうちで動きすぎることを防ぐ役割を持っています。ということで、最悪な場合でも、一日にして株券が紙くずになるということはありません(ストップ安が連日続けば厳しいですが…)。
また、価格帯(前日の終値)によって値幅制限が異なります。 詳細は下の表を参照してください。
値幅制限一覧表

値幅制限の例

【ケース1】 ※1
前日の終値が150円であった場合は、制限される上下の値幅が50円(↑値幅制限一覧表の上から2番目)のため、ストップ安になった場合は100円まで下がり、ストップ高のときは200円まで上がります。
【ケース2】 ※2
前日の終値が、ちょうど10,000円であった場合は、制限される上下の値幅が3,000円(↑値幅制限一覧表の上から12番目)のため、ストップ安になった場合は7,000円まで下がり、ストップ高のときは13,000円まで上がります。(10,000円とは、『10,000円以上~15,000円未満』に入るので、値幅制限は3,000円です)
値幅制限の特別措置
株の売買が行なわれず(出来高なし)に、2日連続で『ストップ安』、もしくは『ストップ高』になった場合、値幅制限が規定の4倍に拡大されます。(ただし、ストップ安のときは下限のみの拡大で、ストップ高のときは上限のみ拡大となります)。
また、上場廃止が決まった銘柄は、東証が値幅制限を撤廃する場合があります。最初の約定値段が決まるまで値幅制限が適用されなくなるため、大量の売り注文によって一気に1円まで下がる可能性があります。通常の取引では考えられないような価格で取引が成立する場合があるので、取引には十分な注意が必要です。