配当や株主優待を手に入れるためには、『権利確定日に株を保有しているか、していないかのみ』で決まってきます。それまでの保有期間は一切関係ありません^※。

※ただし、株主優待に関しては、一定期間の株式の「継続保有」を求める企業も増えてきたので、必ず公式ホームページにて株主優待取得条件をご確認ください。

権利確定日とは、「その日に株主として記載されることにより、株主優待や配当、株式分割などの権利を得られる日」のことです。3月・9月が多いですが、企業により異なります。

銀行の金利であれば、預かり期間が利息として反映されますが、株の場合は、権利確定日がすべてです。ですから、極端な話をすれば、権利確定日の1日だけ株を持っていれば、株主優待や配当の権利を受けられるのです。

ただし注意が必要です。株主として記載されるためには、購入後2営業日の期間が必要です。権利確定日までに株を保有するためには、権利付き最終日（＝権利確定日の2営業日前）に購入しておく必要があります。例えば、31日が権利確定日の場合、権利付き最終日は、2営業日前の29日ということになります（土日の非営業日を挟まないとします）。

2024年の権利確定日カレンダー

上の説明のみでは少々わかりづらいと思いますので、配当・株主優待の権利カレンダーを作成しました。配当や株主優待を狙って投資をしたい方は、下のカレンダーで権利付き最終日をチェックしておいてください。

なお、以下のカレンダーは、月末が権利確定日となる銘柄を対象としています。まれに15日や20日が権利確定日となる銘柄がありますが、そちらは権利付き最終日が違いますので十分にご注意ください。

年 月

権利カレンダー早見表

配当と株主優待の詳細については、株初心者入門講座の応用編 『配当と株主優待を知る』でくわしく紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください。

まだ間に合う！？最短翌日に取引できる証券会社で優待をゲット！

権利付き最終日の直前に、証券口座を持ってないという人も諦めないでください！まだ株主優待をもらえるチャンスがあります。「DMM株」、「SMBC日興証券」の2社は、アカウント登録・口座開設申込み後、最短即日で取引ができ、「SBI証券」、「マネックス証券」、「大和証券」の3社は、口座開設申込み後、最短で即日（翌営業日）に取引ができます。

中でも、SBI証券は総合的なバランスがとても優れているので、迷ったらSBI証券をおすすめします。ただし、「即日」、「翌日」に取引できるのは、あくまで条件が合致した場合のみとなります。計画的に申込みを進めてくださいね。

★詳しくは、「最短で口座開設や株取引ができる証券会社は！？」をご覧ください。

クロス取引でお得に株主優待が手に入ります！

人気優待銘柄は、権利付き最終日に向けて株価が上がりやすいです。権利付き最終日に株を買ってしまうと、翌営業日の権利落ち日に株価がガクッと下がり、損失を出してしまうケースもあります。それを防ぐために、「現物買い」と「信用売り（空売り）」を同時におこなうクロス取引をおこないます。

同じ株価で買いと売りをおこなうので、相殺して損失は0円です。つまり、株価下落による損失が発生しません。一度やり方を覚えてしまえば、かんたんにできます。リスクを抑えて株主優待を手に入れたい人向けの裏ワザです。

★詳しくは、「クロス取引でお得に株主優待をゲット！」をご覧ください。