ASNOVAの上田社長に突撃取材!事業内容や足場レンタルの成長シナリオをわかりやすく解説

(株式会社ASNOVA 上田社長)
やさしい株のはじめ方編集部(にしけい)が、くさび式足場※1のレンタルサービスを提供しているASNOVA(9223)(以下ASNOVA社)に突撃取材しました!
※1 くさび式足場とは、主に低層~中層建物の工事で使われる足場です。ハンマー1本で組み立てができ、施工費用が抑えられるのが特長です。
今回は、ASNOVA社の上田社長に、事業内容や創業のきっかけ、最新決算(2023年3月期第3四半期)、今後の成長戦略についてお聞きしました。なお、記事内の情報は2023年5月5日時点のものです。
この記事では、株初心者の方がASNOVA社について理解を深められるよう、わかりやすい言葉でていねいに解説します。ぜひ最後まで読んでくださいね。
くさび式足場に特化したレンタル!ASNOVAの事業内容やビジネスモデルをわかりやすく解説
ASNOVA(9223)の事業内容をひとことで表すと、「くさび式足場のレンタル」です。「足場」とは工事現場で作業員が歩くために組み上げた、金属製の構造物を言います。下のスライドのように、新築住宅はもちろん、イベントや外壁塗装、歩道橋工事、リフォーム現場などで使われるものです。
足場にはいくつか種類があり、ASNOVA社が扱っているのはその中の「くさび式足場」と呼ばれるものです。くさび式足場については、後ほど詳しく説明しますね。まずは、「そういうものを扱っているのだ」と理解していただければ十分です。
また、ASNOVA社ではくさび式足場のレンタルに関連して、足場の販売や工事の受注も一部おこなっています。それぞれかんたんに説明しますね。
事業名 | 事業内容 |
---|---|
仮設機材レンタル | 主に足場施工業者※2へくさび式足場をレンタル |
仮設機材販売 | 足場施工業者に仮設機材を販売 |
足場架払工事 | 足場施工業者から仮設機材の工事を受注 |
※2 足場施工業者とは、建設現場で足場の組み立て・解体作業をおこなう業者です。
各事業の詳しい説明をする前に、売上高の構成を確認しておきましょう。
主要な事業は「仮設機材レンタル」です。ASNOVA社の全体売上高の84%を占めています。そのため、ASNOVA社を分析する際は、仮設機材レンタル事業を中心に見ていけば良いでしょう。
仮設機材レンタル
仮設機材レンタル事業は、くさび式足場に特化してレンタルする事業です。年商3億円以下の足場施工業者が、主な顧客となっています。
にしけい
足場施工業者も足場を保有していると思うのですが、なぜわざわざレンタルするのでしょうか?
工事案件の規模によって必要な足場の量が異なるからです。すべて自社で賄えるように、足場をたくさん持っていれば、わざわざレンタルする必要はありませんよね。しかし、そうすると在庫を持て余してしまう可能性が出てきます。“足らない分の足場をレンタルする”方式にすれば、無駄な在庫や保管場所を持つ必要がなくなり、経営を効率化できるのです。
これが、弊社が足場施工業者に提供している付加価値といえますね。
上田社長
にしけい
なるほど!だから足場レンタルが必要なんですね。
ASNOVA社が扱う「くさび式足場」の特徴
ASNOVA社が扱うくさび式足場は、ハンマー1本で組み立てができるのが特徴です。また、設置や解体がかんたんで、施工費用を抑えやすいメリットもあります。
なお、足場には「くさび式足場」以外にも、主に「枠組足場」や「次世代足場」、「単管足場」の3種類があります。これらは、「くさび式足場」と「枠組足場・次世代足場・単管足場」の2つに仲間分けが可能です。それぞれどのような違いがあるのか、一覧表にしてみました。
くさび式足場 | 枠組足場・次世代足場・単管足場 | |
---|---|---|
使用場面 | 低層~中層建物(高さ45mまで)の工事 | 中層~高層建物や土木・公共工事 |
組立・解体のしやすさ | かんたん (ハンマー1本でできる) |
熟練した技術が必要 |
冒頭でも説明したとおり、くさび式足場は組立や解体がかんたんである点、低層~中層建物の工事で使われる点が特長です。一方の枠組足場や次世代足場、単管足場は、組立や解体に熟練した技術が必要で、中層~高層建物や土木・公共工事に使われる点が異なります。
にしけい
足場には複数の種類がありますが、「くさび式足場」に特化した理由は何でしょうか?
創業当時、くさび式足場のレンタル業者がなかったためです。足場施工業者からは、「くさび式足場をレンタルして欲しい」という需要があったので、事業をはじめることにしました。
上田社長
“くさび式足場のレンタルビジネス”は、上田社長自らが足場施工業者から聞き出した要望が基になっています。詳しいエピソードは、「顧客からの要望を受けてくさび式足場レンタルを開始」で紹介しますね。
くさび式足場の市場規模は?マンションや住宅の修繕需要が追い風
先ほど説明したように、くさび式足場は「低中層マンション」や「住宅」で多く使われています。そのため、市場規模を確認したい場合、低中層マンションが日本にどれだけあるのかに注目すると良いでしょう。これについて、ASNOVA社の決算説明資料にデータが紹介されていました。
上のスライドは、2021年末時点の「分譲マンションストック戸数※3」を表したものです。このうち94.6%がくさび式足場の需要が見込める低中層マンションとなっています。このことから、くさび式足場の市場規模の大きさがわかりますね。
※3 分譲マンションストック戸数とは、集計時点に現存しているマンション戸数を表した指標です。国土交通省が発表しています。
また、近年は老朽化したマンションの修繕需要が高まっていることも追い風です。日本では、1964年の東京オリンピックをきっかけにマンション開発が進んだ歴史があります。そのため、マンションの老朽化が進んでおり、修繕の必要が出てきているのです。
マンション建設は毎年おこなわれていますから、修繕の必要があるマンションは今後も出てくると予想できますね。中長期的にも、くさび式足場は需要拡大が期待できるでしょう。
年間10億円以上の大規模な足場投資を実行
ASNOVA社では毎年、10億円以上の大規模な足場投資をしています。このため、同社のくさび式足場の保有額は約101億円(2023年3月期第2四半期末時点)となっています。
にしけい
御社の売上高は約26億円(2022年3月期)なので、10億円以上の足場投資はかなり大規模な投資と言えますね!
このように、足場機材の保有量を増やしてきたことで、顧客数が増え、売上も右肩上がりに増えています。また、顧客数の増加によって、「収益が安定する」メリットも受けられるようになりました。足場の保有量の多さが、競争優位性につながっているのがわかりますね。
にしけい
足場機材に積極投資する理由は何ですか?
マンション修繕需要や住宅リフォーム需要、近年の自然災害の増加による復旧需要があり、足場の需要が高まっているためです。需要に応えるためにも、この規模の投資が必要となります。
上田社長
このような“足場需要の高まり”を受けて、ASNOVA社では2023年3月期に24億円の投資を予定しています。従来の約2倍となり、過去最高の投資額です。今後の業績成長が楽しみになる数字ですね。
なお、決算書に載っている貸借対照表では、足場は「賃貸資産」として計上されています。2022年3月期の計上額は約22億円となっているため、しっかりとASNOVA社を分析している人は違和感があるかもしれません。これは、会計処理の都合上※4、少なく計上されているだけです。実際にはもっと多くの足場機材を持っているので、貸借対照表の数字に惑わされないようにしたいですね。
※4 貸借対照表上の賃貸資産が実際よりも小さく計上されているのは、「減価償却」という処理をおこなっているためです。減価償却とは、モノの劣化具合に合わせて、評価額(他の人に売るときの値段)を減らして行こうという考え方になります。ASNOVA社の足場も、使用年数に合わせて評価額を減らしているため、実際の金額よりも低く見えてしまうのです。なお、足場は金属で劣化しにくく、長期にわたって使えます。
全国27か所に足場の拠点を保有
ASNOVA社では、全国に27か所(2023年3月末時点)の足場拠点を持っています。このうち、ASNOVA社自らが運営しているセンターが19拠点、パートナー拠点が8拠点あります。
全国各地に機材センターを持っているため、「機会損失を減らせる」点が強みです。足場施工業者にとっても、重い足場機材を大量に運ぶのは大変なので、工事現場の近くで借りられたほうがありがたいですよね。このような現場のニーズに応える点でも、拠点の多さは重要です。
また、「パートナー拠点が8か所ある」と紹介しましたが、これは同社がはじめた「ASNOVA STATION」と呼ばれる取り組みによるものです。いわゆる「名板貸し(ないたがし)」で、パートナー企業が足場レンタル事業ができる仕組みとなります。ASNOVA社にとっては「拠点を増やせる」メリットがあるのです。
パートナーになってくれる企業は、足場屋や製造業が中心なのだそうです。このような企業は、使っていない土地を持っていたり、足場を保管したり移動させたりするのに使う「フォークリフト」を持っていたりするため、相性が良いとのことでした。
自社だけでなく、パートナー企業を集めて拠点を増やして行く戦略は、とてもおもしろいですね。
にしけい
日本は地震大国なので、機材センターが地震の被害を受けると業務に影響が出そうです。何か対策はされているのでしょうか?
「機材センター」と聞くと、大きな倉庫の中に足場が保管されているイメージをされるかもしれませんね。実は、足場は屋外に保管できるのです。そのため、地震が起きたとしても“荷崩れする”程度で済むため、災害復旧などの現場ですぐに活躍できます。リスクとしては、津波がきた時くらいでしょうか。
上田社長
<足場の写真>

(出典:ASNOVA様よりご提供)
にしけい
なるほど!荷崩れする程度でしたら、業務に支障はないですね!
津波対策としては、できるだけ内陸部に拠点を構えることが考えられます。実際に同社の機材センターを見ると、多くが内陸部に設けられているので、津波の被害は受けにくいと考えて良いでしょう。
棚卸差異率の低さは業界トップクラス
ASNOVA社のように“在庫を抱えるビジネス”では、「棚卸差異率(たなおろしさいりつ)」と呼ばれる指標が重要です。棚卸差異率とは、帳簿上の在庫数と実際の在庫数のズレを表します。例えば足場の場合は、顧客が返却を忘れたり、運搬中に失くしたりすると、棚卸差異率が上がってしまいます。
棚卸差異率が高い場合、在庫の差が生まれた理由を探ったり、新しい在庫を購入したりしなければなりません。また、在庫不足で顧客に貸し出せない機会損失が発生します。
もし棚卸差異率を低く抑えられれば、このような無駄な時間や機会損失を無くせるでしょう。このため、できる限り「棚卸差異率が低い状態」を目指すのが望ましいのです。
にしけい
足場業界は棚卸差異率が高い業界とお聞きしました。その中で、「棚卸差異率を抑えるための取り組み」をされているとのことですが、どのような取り組みをされていますか?
“在庫をひとつひとつ数えて管理する”ことを徹底しています。足場業界では「棚卸差異率が高くて当たり前」と考えるのが普通ですが、私は外部の人間だったので、「棚卸差異率は低くて当たり前」と認識しています。だから、細かく数を数えているのです。
上田社長
にしけい
地道に数を数えていらっしゃるのですね…!御社の棚卸差異率と、業界平均の差異率を教えていただけませんか?
足場業界の棚卸差異率の平均値は3%です。一方、弊社の棚卸差異率は0.002%以下となります。
上田社長
にしけい
驚異的な低さですね!その分機会損失が減らせるので、効率良く経営できていることがわかります。
仮設機材販売
仮設機材販売事業は、仮設機材を販売する事業です。以前は、レンタル中の機材を顧客から返却を受けずにそのまま販売していました。
現在は、レンタル用機材として購入してから6年以上が経過した機材を、「中古機材」として販売しています。
にしけい
ASNOVA社自身、「仮設機材レンタルが会社の要」と考えているため、これから仮設機材販売事業を大きく伸ばそうとは考えていないとのことです。
足場架払工事
足場架払(かけばらい)工事事業は、その名のとおり「足場の組立作業と撤去作業」を受注する事業です。実際の工事をASNOVA社自らが実施するわけではなく、受注した後は外部業者へ委託しています。
顧客からの要望を受けてくさび式足場レンタルを開始
ASNOVA社は、2013年12月に上田社長が「くさび式足場をレンタルする会社」として創業しました。当時の社名は「日本レンテクト」で、2019年12月に現在の社名に商号変更した経緯があります。ここでは、上田社長がくさび式足場に注目してビジネスをはじめるに至った背景をご紹介します。
にしけい
くさび式足場のレンタル事業をはじめたきっかけを教えてください。
創業当時、“くさび式足場のレンタル業者が存在しなかった”ことが理由です。
上田社長
にしけい
そうなのですね!「工事規模によって足場の必要量が変わる」という課題は昔からありそうなので、当時からくさび式足場のレンタル業者があるものかと思っていました。どのようにして、その課題を見つけたのですか?
関西に出向いたとき、足場施工業者と話をする機会があったのですが、その際に「くさび式足場のレンタルをやって欲しい」と言われたのです。
他の業者からも同様のお願いをされたため、「くさび式足場に商機がある」と考えて会社を設立しました。
上田社長
このように、くさび式足場のレンタル事業は“足場施工業者からの要望”を聞き取った結果、生まれた事業なのです。
取材の中で上田社長は「当時は“足場のレンタル”で仕事が成り立つとは思ってもいなかった」と語られていました。いまではマンションの修繕需要が高まり、くさび式足場は引く手あまたです。今後、どのように成長していくのか楽しみですね。
2023年3月期第3四半期の業績は?最新決算のポイントをわかりやすく解説
続いて、ASNOVA社の最新決算(2023年3月期第3四半期)※5について、上田社長に感想をお聞きしました。また、同社が開示している指標、今後の見通しについても詳しく説明します。まずは、最新決算のハイライトから確認していきましょう。
※5 2023年5月5日時点の内容です。
最新決算ハイライト
ASNOVA社の最新決算(2023年3月期第3四半期)は、下のスライドにまとめられています。
にしけい
最新決算の総括をお願いいたします。
想定以上に機材の稼働率が高い状態が続きました。本来であれば、12月・1月は機材が返却されるのですが、今期は返却が少ない状態です。ちなみに、3月末時点の稼働率は74%ほどで、これは過去最高の稼働率となります。
上田社長
にしけい
なぜ例年と比べて稼働率が高まったのでしょう?
足場需要が高まっているからです。先ほどもお伝えしたように、老朽化したマンションの修繕需要や、自然災害による復旧工事が増えています。このような需要は今後も続くと考えられるため、積極的に足場投資をしていく計画です。
上田社長
積極的な足場投資の結果、顧客数が右肩上がりで増加
下のスライドは、ASNOVA社の足場投資額と顧客数の推移を表しています。左側の棒グラフが「足場投資額」、右側の棒グラフが「顧客数」です。
まずは、足場投資額から見ていきましょう。おおむね右肩上がりに増えていますね。2021年3月期の足場投資額が急減していますが、これは新型コロナウイルスの影響で、積極的な足場投資をおこなっていなかったからです。
続いて、顧客数を見ていきましょう。足場機材への投資額に比例して、右肩上がりで増えていますね。顧客が増えると、売上高が増えるのはもちろん、売上高に占める“特定の顧客からの収入の割合”が小さくなるため、売上高が安定化するメリットもあります。
このように、足場投資額と顧客数は、ASNOVA社の成長に欠かせない要素です。決算を確認する際には、この2つの指標が増えているかを確認しましょう。
2023年3月期の業績見通し
次に、ASNOVA社の2023年3月期の業績見通しを見ていきましょう。
2023年3月決算は、増収減益の見込みです。ただし、特殊要因をのぞけば増収増益の見通しです。それでは、どのような特殊要因があったのか、確認しておきましょう。
特殊要因
- 24億円の足場投資、2店舗新規出店による売上原価の増加
- 足場中古機材の売却抑制による経常利益の減少
新規出店と足場投資を積極的におこなうため、売上原価の増加を見込んでいます。また、将来的な収益拡大を優先して、足場の中古機材売却を抑制する計画です。そのため、経常利益の予想値が前年比でマイナスになっています。
にしけい
減益の理由は、「先行投資」的な意味合いが強いでしょう。 今後成長していくために必要な投資なので、長い目で見守っていきたいですね!
足場への投資と新規出店がカギ!ASNOVA社の今後の成長戦略をお聞きしました
ASNOVA社では、今後の成長戦略として以下の内容を掲げています。
今後の成長戦略
- 足場機材への投資を増やす
- 機材センターを増やす
それでは、各項目について具体的に説明していきますね。
足場機材への投資を増やす
ASNOVA社では、引き続き足場機材への積極的な投資を計画しています。具体的には、2023年3月期に約24億円投資する予定です。
また、2022年3月期第2四半期時点では、約101億円分の足場を保有しています。いままで以上に世の中の需要に応えられるようになりますね。
にしけい
積極的に足場投資をしていくのですね!今後も足場の需要は高まっていくのでしょうか?御社の見立てを教えてください。
足場の需要は右肩上がりで高まっていくと考えています。その理由は下の2つです。
上田社長
足場需要の見通し
- 老朽化したマンションが増えていくため、今後も修繕需要の高い状態が続く
- ここ10年で自然災害による復旧工事が増えている点を考えると、今後もその傾向が続くかもしれない
特に、「老朽化したマンションの増加」は重要です。当然の話ですが、建てた当初は新しいマンションも、年数が経つと老朽化していきます。そのようなマンションに対しては、修繕工事を施さなければいけません。
修繕工事の必要があるマンションは、今後も次々出てくるでしょう。このため、修繕工事の件数は増えていき、足場の需要も高まります。したがって、ASNOVA社は需要に応えられるよう、足場の保有量を増やす必要があるのです。
また、足場を大量に保有すると、需要が落ち着いたときに「余剰在庫」となってしまいます。経営効率が落ちる懸念があるので、気になる方がいるかもしれません。
しかし、修繕の必要があるマンションは次々出てくるので、修繕の需要が高い状態が終わるとは考えにくいのです。この点で、ASNOVA社にとっては、足場の保有量を増やせば増やすほど、レンタルによって収益を得るチャンスが増えていきます。
機材センターを増やす
ASNOVA社では、2023年3月期第3四半期時点で19拠点の機材センターを所有しています。パートナー企業の拠点を合わせると27拠点です。拠点数は業界No.1であり、第2位は9拠点なので、その差は大きいと言えるでしょう。
また、年間1~2か所の新規出店を予定しています。足場レンタルにおいては、拠点を多く持っていることが参入障壁につながるのでした。拠点数の増加によって、参入障壁がどんどん高くなっていきますね。
にしけい
自社で運営する機材センターは「年間1~2か所の新規出店」を予定されているとのことですが、ASNOVA STATIONは今後どれくらいまで増やして行こうと考えていますか?
ここ3年で、30か所のパートナー企業を獲得したいと考えています。
上田社長
自社で運営する機材センターだけでなく、パートナー企業の“ASNOVA STATION”も増やして行く計画です。カバーできる地域が増えるため、「工事現場の近くで借りられる」という付加価値を高めていけますね。
個人投資家へのメッセージ
ひっきー
最後に、個人投資家へのメッセージをお願いいたします!
足場は工事が終われば撤去されてしまうため、あまり印象に残りにくいかもしれません。しかし、足場は昔から建設現場で使われており、古くは紀元前のエジプトで“ピラミッド建設”に使われていたと言われています。実は、「社会インフラを支える存在」なのです。
繰り返しにはなりますが、足場は今後も需要が高まっていくと考えられます。足場のレンタル事業で社会を支える弊社を、ぜひ長い目で応援していただけるとうれしいです。
上田社長
ひっきー
この度は取材にご協力いただき、ありがとうございました!
ASNOVA社への取材は以上となります。社会インフラを支える「足場」を扱う同社は、マンションの修繕需要の高まりと、それに合わせた足場投資によって、今後も事業を成長させていくでしょう。中長期的に追いかけて行きたいですね!
今回紹介したASNOVA社では、IR情報に力を入れています。同社が運営するオウンドメディアでは、ブログ形式で事業に関する様々な投稿がされているので、ASNOVA社の事業を“より身近に”感じられるでしょう。ぜひ一度チェックしてくださいね。
ひっきー
当サイトでは、上場企業に取材させていただき、事業内容や成長戦略などを株初心者向けにわかりやすく解説した“企業紹介記事”を公開しています。こちらで記事の一覧を公開していますので、ぜひご覧ください。株初心者の方が企業を知るきっかけになれますと幸いです。
また、当サイトの取材を希望される上場企業の担当者様は、お問い合わせフォームからご連絡をお願いいたします。ご連絡をいただいた担当者様に、企業紹介記事の企画概要資料をご送付するほか、取材のご案内をいたします。
ディスクレーマー
当記事では、筆者独自の見解を述べることがありますが、証券およびその他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的ではなく、証券およびその他の金融商品に関する助言や推奨をするものではありません。また、個別企業の業績予想や株価予想、投資推奨を提供する予定はありません。投資判断等は、自己責任でお願いいたします。
くさび式足場のレンタルや販売、足場工事を受注している会社です。