ヤフーとLINE(ライン)の経営統合ニュースについて

ヤフーとLINE(ライン)の経営統合を発表!株主や株価への影響はどうなる?

担当・ゆうと

最終更新日:2019年11月18日

2019年11月18日追記)
ヤフーとLINEの経営統合が正式に発表されました。 →追記した内容はこちらです。

2019年11月14日、ヤフー※1LINE(3938)の経営統合のニュースが出ました。経営統合をかんたんに説明すると、「2つの以上の会社が共同で持株会社※2をつくって、その傘下に入ること」です。

※1 ヤフーは、持株会社に変わり、社名も「Zホールディングス(4689)」に変更しています。
※2 持株会社とは…他の株式会社を支配する目的で、その会社の株式を保有する会社を持株会社と言います。社名にホールディングス(HD)が付く会社は、いわゆる持株会社です。

今回の経営統合では、ネットショッピングやジャパンネット銀行などを持つヤフーと、対話アプリやLINE Payを展開するLINEが、1つの会社の傘下に入ります。ヤフーとLINEのサービス利用者は、合わせて1億人規模のサービス基盤になるため、ネット界の勢力図が大きく変わります。巨大なサービス基盤をつくることで、競合のアマゾンや楽天などに対抗しようという目的です。

両者の経営統合は、Zホールディングスの親会社のソフトバンクグループ(9984)と、LINEの親会社のネイバーが交渉しています。

<新しい持株会社の未来予想図>

持株会社の相関図

統合案として、次の方法が採られる予定です。

  • ①ソフトバンクとネイバーが、50%ずつ出資する共同持株会社をつくる
  • ②Zホールディングスは上場を維持して、共同持株会社が筆頭株主になる(約7割)
  • ③ヤフーと、LINE(上場廃止予定)が100%子会社として、Zホールディングスの傘下に入る

この方法では、現在のZホールディングスは上場を維持して、LINEが上場廃止になります。

Zホールディングスの株主への影響は?

Zホールディングスは上場が維持されるので、経営統合が発表になっても、引き続き市場で自由に売買ができます。LINEと経営統合で企業価値が上がる可能性があり、理論株価も上がり現在の株価に割安感が出ます。結果として、株価が上がると予想されます。

ただし、企業価値が上がるという思惑で株価が上がっているだけなので、経営統合がうまくいかなかった場合は、株価が下がるかもしれません。

Zホールディングスの株価チャート

(出典:SBI証券

LINEの株主への影響は?

LINEは経営統合が発表されると、Zホールディングスの100%子会社になるため、上場廃止になります。LINEを子会社化するために、TOBによる公開買付けになる可能性があります。TOBの場合、買付価格は株価にプレミアムを乗せた価格となるため、株価は上がると考えられます。

TOBの一般的なプレミアムは、基準日の株価に30%乗せた価格です。LINEの場合、2019年11月13日の終値4,585円に1.3を掛けた、約6,000円がTOB価格と想定されます。

ただし、TOBによるプレミアを乗せた価格になるという思惑で、株価が上がっているだけなので、経営統合が破談になれば、株価が下がるかもしれません。

LINEのTOB想定価格

(出典:SBI証券

その他、LINEを完全子会社する方法として、Zホールディングスの株との株式交換をおこなう可能性もあります。

※株式交換とは、買い手(親会社)が売り手(子会社)の株主に対して、子会社の株と親会社の株を一定の割合で交換することです。買い手(親会社)5株に対して、売り手(子会社)1株など、あらかじめ株式交換比率が決められます。

(2019年11月18日追記)

ソフトバンクとネイバーが共同で、LINEの株主から1株5,200円で公開買付けをおこないます。今回の経営統合により、すべての株主から株を買い取るため、LINEは上場廃止になります。

現在、公開買付け期間は未定です。TOBの申し込みの詳細が発表されたら、追記していきます。

まとめ

ヤフーとLINEが経営統合になるとは、まったく想像していなかったので、とても驚きました。ライバルのアマゾンや楽天との関係や、経営統合することでどのような変化が生まれるのか楽しみです。 ヤフーとLINEの経営統合のニュースは、正式発表されたものでないため、新しい情報が発表されれば、この記事に追加していく予定です。

ゆうとのプロフィール

・投資歴6年、資産バリュー投資家
・オフ会を主催、年間100回近くオフ会に参加
・いつも四季報を持ち歩き、1年の半分は株のことを考えている株オタク

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