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確定申告をしてかしこく節税 - 繰り越し控除
前のページでは、確定申告をする大きなメリットの1つとして、「損益通算」をご紹介しました。今回は、もう1つのメリットである「3年間の繰り越し控除」についてご紹介していきます!
確定申告のメリット その2
3年間の繰り越し控除ができる
株や投資信託などで損を出してしまった場合は、申告すれば翌年以降3年間にわたって利益から引くことができます。利益を減らすことで税金を減らしたり、さらにはゼロにすることも可能です。
もし、2016年に損失が出たら、その分を3年後の2019年まで繰り越すことができます。例えば、2016年に50万円の損失を出して、(損失の)繰り越し申告をしていたとします。2017年に5万円の利益が出ても、損失の金額のほうが多いため税金はかかりません。
さらに、残った損失(50万円-5万円=45万円)は2018年の利益から引くことができます(↓の表をご覧ください)。なお、繰り越すためには、取引をしなくても毎年忘れないように確定申告が必要です。
年 | 損益 | 計算 | 税金 |
---|---|---|---|
2016年←●ここから | -50万円 | -50万円 | 0円 |
2017年 | +5万円 | -50万円+5万円=-45万円 | 0円 |
2018年 | +10万円 | -45万円+10万円=-35万円 | 0円 |
2019年←●ここまで有効! | +20万円 | -35万円+20万円=-15万円 | 0円 |
2020年 | +15万円 | +15万円 | 3万円 |
確定申告をするために税務署へ行くのが面倒な方は“イータックス”を利用しよう!
毎年、わざわざ税務署や大型ショッピングセンターなどに設置された確定申告会場に行くのは面倒!という方は、インターネット上のやりとりだけで申告ができる【e-tax(イータックス)】を利用してみてはいかがでしょうか?
イータックスなら24時間送信可能です!また、確定申告ができる期間は、申告方法に関わらず2月16日から3月15日の間と決められています。
イータックスを利用する前にあらかじめ準備するもの
- 電子証明書…住民票のある市区町村の窓口で、「住基カード+電子証明書」を申請する。500円~2,000円程度。
- ICカードリーダー…量販店などで3,000円程度で買えます。e-tax対応と書いてあるのを選びましょう。ICカードリーダーは最初に1回買っておけばその後もずっと使えます。
☆損をしたときも確定申告をして節税しましょう!