財務諸表分析ツール

財務諸表分析ツールの紹介

企業分析をするのには、貸借対照表(B/S)損益計算書(P/L)キャッシュフロー計算書(C/F)を読みとく力が欠かせませんが、これらを決算書から細かく調べるのは、とにかく骨が折れる作業です。そんな面倒な作業を一手に引き受けてくれるのが、財務諸表分析ツールです。3年から10年分の時間の流れとともに、視覚的にチェックできるツールなので大変便利です。

前のページで紹介した「株価分析ツール」や「経営分析ツール」と同じく、GMOクリック証券に口座を持っていれば使えるツールなので、これらを合わせて使うと、さらに分析の精度が上がると思います。

■ ソフトバンク〔9984〕を例にして、財務諸表分析ツールを使ったサンプル画像です。
<過去3年分貸借対照表を見た場合>

過去3年分の貸借対照表

<過去10年分貸借対照表を見た場合>

過去10年分の貸借対照表

【上の図の解説】

ソフトバンクの過去3年分、過去10年分の貸借対照表をグラフに表したものです。過去3年分(上グラフ)で見ると大きな変化はありませんが、最近10年分(下グラフ)で見ると、2007年に「長期借入金」が大きく膨らんでいることがわかります。これは、ソフトバンクがボーダフォンの買収するときに資金調達して、貸借対照表全体が膨らんだことが原因です。純資産と比べると、有利子負債は減ってはきているものの、まだまだ負債が大きいな~という印象を受けます。

■ソフトバンクの損益計算書を見ると・・・(最近5年分と10年分を選択できます)

ソフトバンクの過去10年分の損益計算書

【上の図の解説】

ソフトバンクの過去10年分の損益計算書をグラフに表したものです。「売上高」、「営業利益」、「純利益」の3つ項目の、2002年から2011年までの10年間の推移がわかります。上のグラフは、その3項目すべてを示していて、下のグラフは「営業利益」と「純利益」の2つの絞って表したものです。

このグラフからは、2005年まで赤字続きだったソフトバンクの事業が、2006年から黒字に転換し、その後毎年伸びてきていることがわかります。ボーダフォンの買収の後、事業拡大はうまく行っているといえそうです。

■ソフトバンクのキャッシュフロー計算書を見ると・・・(最近10年分)

ソフトバンクのキャッシュフロー・マトリックスとキャッシュフロー計算書1
ソフトバンクのキャッシュフロー・マトリックスとキャッシュフロー計算書2
ソフトバンクのキャッシュフロー・マトリックスとキャッシュフロー計算書3

【上の図の解説】

一番上のキャッシュフローポジションの推移を見ると、2008年まで「投資期」でしたが、2009年から「安定期」に入ったことがわかります。真ん中のマトリックス表を見ると、視覚的に「投資期から安定期へ」とよい方向に移っている様子がわかります。

一番下のグラフからは、2007年に大きな変動がみられます。この年にボーダフォンを買収したので、投資キャッシュフローが2兆円近くのマイナスとなり、買収のための資金調達をしたことによって、財務キャッシュフローが大きくプラスになっています。2009年からは、営業キャッシュフローから投資キャッシュフローを引いた「フリーキャッシュフロー」が伸びてきており、順調に事業が回っていることがうかがえます。

■経営分析ツールの使い方を紹介します(無料で使えます!)

1、GMOクリック証券に口座開設後、ログインします。

GMOクリック証券にログイン

2、「株式」をクリックします。

株式をクリック

3、検索窓に、調べたい会社名「(例)ソフトバンク」、もしくは、銘柄コードの「9984」と打ち込み、「検索」ボタンをクリックします。

銘柄名または銘柄コードを入力

4、「財務分析」をクリックすると、株価分析ツールのページがはじめに表示されます。

財務分析をクリック

5、(株価分析ツールのページへ)ここで、「財務諸表」をクリックします。

財務分析のページ

6、財務諸表分析ツールのページが表示されました。

財務諸表のページ

このように、財務諸表分析も手軽にできますので、「会社の分析はちょっと…」という方も、GMOクリック証券財務諸表分析ツールを一度チャレンジしてみてください♪会社の現状やこれまでの傾向など、自分の考えとは違った見方ができるので参考になると思います。

最後は、シミュレータの紹介です。売上高や営業利益の成長率などをお好みで調節して、自分だけの理論株価を算出することができます。

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企業分析ツールの参考ページ目次

  1. 1、株価分析ツール
  2. 2、経営分析ツール
  3. 3、財務諸表分析ツール
  4. 4、シミュレータ