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欧州系投資ファンドEQTによるフジテック株のディスカウントTOBはいつ?なぜ?今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社も解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2026年1月8日

お知らせ
(2025年11月13日追記)公開買付期間が発表されました。「2025年11月14日(金)から12月15日(月)まで」の期間で実施されます。

スウェーデンの投資ファンドEQTが、フジテック(6406)に対するTOB(株式公開買付)を実施し、1株当たり5,700円での全株式取得を目指すと発表しました。2025年7月29日終値6,205円を基準にすると、ディスカウント率は8.14%です。

しかし、TOBの憶測報道前の株価(2024年10月29日終値4,839円)に対しては17.79%のプレミアムが付与されています。

このコラムでは、フジテックのTOBの概要や今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社はどこなのかを、株初心者向けにわかりやすく解説しています。ぜひ最後まで読んでくださいね。

フジテックのディスカウントTOB【公開買付価格・期間・応募方法など】

スウェーデンの投資ファンドEQTによるフジテックのディスカウントTOBの概要を、下の表に整理しました。

フジテックのディスカウントTOBに関する基礎情報
公開買付者 Bospolder 1株式会社
(スウェーデンの投資ファンドEQTの完全子会社)
被買収企業 フジテック(6406)
公開買付価格 5,700円※1
プレミアム
(発表日終値※2
-8.14%
プレミアム②
(TOB憶測報道前日終値※3
17.79%
公開買付期間 2026年1月下旬(予定)
2025年11月14日(金)~12月15日(月)
買付株数 71,547,486株
買付予定株数の下限 45,520,881株
買付予定株数の上限 -
公開買付代理人 SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券会社
公開買付復代理人 三菱UFJ eスマート証券
上場 廃止
目的 非公開化による経営の安定性確保や、
中期経営計画の着実な実行を支援するため

※1 普通株式1株あたりの買付価格です。
※2 本TOBが発表された2025年7月29日の終値6,205円に対して、何%の上乗せがあったかを表しています。
※3 TOBの憶測報道があった前日2024年10月29日の終値4,839円に対して、何%の上乗せがあったかを表しています。

フジテックの株式を保有している場合はどうすれば良い?

によるフジテックのTOBは「全株式取得」です。フジテックの株式を保有している方は、下の画像の「全部買付の場合」に書かれているように「①市場で売る」、もしくは「②指定の証券会社で申し込む」のどちらかを選択することになります。

自分の保有株がTOBされた場合のイメージ例

それでは、どちらを選べば良いのでしょうか。いますぐに利益確定したい方は「①市場で売る」を、公開買付価格ぴったりで売りたい方は「②指定の証券会社で申し込む」を選ぶのがおすすめです。その理由をかんたんに説明しますね。

いますぐに利益確定したい方

いますぐに利益確定したい方は「①市場で売る」がおすすめです。

TOBが発表された後、その株式の市場価格は市場売買を通じて、公開買付価格付近まで上昇します。公開買付価格ぴったりでは売れませんが、売却ボタンを押すだけで手続きが完了するので、特別な手続きは不要です。手間をかけずに利益確定できます。

指定の証券会社で申し込む場合は、申込手続きが必要です。現金化までに時間がかかるので注意しましょう。

公開買付価格ぴったりで売りたい方

一方で、公開買付価格ぴったりで売りたい方は「②指定の証券会社で申し込む」がおすすめです。

指定の証券会社で申し込んだ場合、保有する株式を公開買付価格で買い取ってもらえます。市場で売る場合には、公開買付価格ぴったりでは売れず、それよりも少し安い価格で取引することになります。

TOBのプレミアムをまるっと受け取りたい場合は、市場では売らず、TOBに申し込みましょう。申込は、次に紹介する指定の証券会社でおこなってください。

フジテック株を保有したまま放置するとどうなる?

フジテックの株を保有したまま、「①市場で売る」、「②指定の証券会社(SMBC日興証券・三菱UFJモルガン・スタンレー証券・三菱UFJ eスマート証券)でTOBに申し込む」のどちらもせずに放置し続けた場合、最終的には「スクイーズアウト(株式の強制買い取り)」という手続きがおこなわれます。

スクイーズアウトによる買取価格は、公開買付価格と同額の5,700円なので、一見すると損失は発生しません。

しかし、現金が支払われるまでにかなり時間がかかる点に注意が必要です。例えば、2025年5月に実施された住信SBIネット銀行のTOBは、次の流れでスクイーズアウトが進みました。

住信SBIネット銀行
TOBからスクイーズアウトまでの流れ
日付
(2025年)
段階
5月30日 TOB開始
7月10日 TOB終了
7月17日 TOBに応募した株主へ売却代金を支払開始
8月28日 臨時株主総会で株式併合(スクイーズアウト)を承認
9月25日 上場廃止
9月29日 株式併合の効力発生日
(51,552,600株を14株に併合)
一般株主は端数株となり現金交付対象に
10月27日~11月18日 端数株の現金受取方法に関する案内送付・振込指定書提出期間
12月25日 売却代金(スクイーズアウト対価)を交付

TOBに応募した方は7月17日以降に売却代金が支払いされたのに対し、スクイーズアウトによる交付はその5か月後となる12月25日に実施されました。

つまり、金銭的な損失はありませんが、数か月に渡って資金拘束されてしまうのです。スクイーズアウトが終わるまで、別の投資先に資金を使えず機会損失となってしまうので、放置はおすすめしません。

公開買付価格ぴったりで早期に資金を確保したいなら、公開買付代理人であるSMBC日興証券か三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ eスマート証券に口座開設をして、TOBの手続きを進めましょう。

フジテックの公開買付代理人・復代理人はどこの証券会社?

フジテックのTOBに応募する場合、指定の証券会社で申し込む必要があります。指定の証券会社のうち、公開買付者から業務・権限を委託された証券会社を「公開買付代理人」、公開買付代理人の業務を請け負う証券会社を「公開買付復代理人」と呼びます。

フジテックの公開買付代理人
公開買付代理人SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
公開買付復代理人三菱UFJ eスマート証券

フジテックの株式を保有している方で、市場で売却せずTOBへの応募を考えている方は、SMBC日興証券か三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ eスマート証券に口座開設して株式を移管する必要があります。

代理人・復代理人によって、公開買付期間や公開買付価格が変わるわけではなく、同じ条件で応募できるので、どちらかひとつの口座があればOKです。

フジテックのTOBに応募する方法

続いて、TOBに応募する方法を説明します。3つの手順で応募可能です。

フジテックのTOBに応募する方法

  1. SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ eスマート証券のいずれかに口座開設する
  2. 口座開設した代理人の口座に株式移管する
  3. TOBに申し込む

それぞれ説明しますね。

① SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ eスマート証券のいずれかに口座開設する

SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ eスマート証券のいずれの口座を持っていない方は、口座開設しましょう。

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② 口座開設した代理人の口座に株式移管する

フジテックのTOBに応募するためには、口座開設した代理人の口座に、フジテックの株式を入れておかなければなりません。

ほかの証券会社の口座で株式を持っている方は、株式移管の手続きが必要です。株式移管の方法については、口座開設した証券会社にお問合せください。

③ TOBに申し込む

三菱UFJモルガン・スタンレー証券/三菱UFJ eスマート証券にログインして、TOBに申し込みましょう。具体的なTOBの応募方法については、三菱UFJモルガン・スタンレー証券/三菱UFJ eスマート証券のQ&Aページや、問い合わせフォームから確認してください。

TOBの公開買付代理人に選ばれやすい証券会社

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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