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米KKRがマンダムに買収提案!TOB期待で株価が上昇、今後はどうなる?現時点の情報をもとに見通しを解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2026年1月28日

2025年12月15日、男性用化粧品大手のマンダム(4917)は、米投資ファンドのKKRから買収提案を受けたことを発表しました。

2026年1月28日時点で、1株あたり3,100円での買収提案をしており、現在進行中のカロンホールディングスを通じたMBOにおける価格(2,600円)を上回る水準です。また、この買収提案を受けて、MBOの公開買付期間を延長されています。

このコラムでは、KKRがマンダムに買収を提案した理由や株価への影響について、株初心者向けにわかりやすく解説しています。

KKRによるマンダム株のTOBの基礎情報

マンダムが発表した資料によると、米投資ファンドのKKRはマンダム株を「1株あたり3,100円」で買付ける方針のようです。現在進行中のMBO価格(1株あたり2,600円)を大幅に上回る価格となっています。

KKRによるマンダム株のTOBについて、現時点でわかっている情報を表形式でまとめました。

マンダムのTOBに関する基礎情報
公開買付者 米投資ファンドKKR
被買収企業 マンダム(4917)
公開買付価格 2,800円以上
3,100円※1
2025年12月15日終値 2,519円
プレミアム +10%~※2
利益(100株あたり) 28,100円~※3
公開買付期間 2026年1月以降
買付株数 未定
買付予定株数の下限 未定
買付予定株数の上限 未定
公開買付代理人 未定
公開買付復代理人 未定
上場 廃止
目的 アジアの営業網や消費財への投資ノウハウを活用し、
マンダムの企業価値を向上させること

※1 普通株式1株あたりの買付価格です。
※2 2025年12月15日終値に対して、何%程度の上乗せが期待できるかを表しています。
※3 TOB発表日の終値に対して何%程度の上乗せが期待できるか計算したプレミアムの見込み額をもとに、公開買付価格で100株を売却した場合の利益を計算しています。

KKRがマンダムに買収提案した理由

KKRがマンダムに買収提案した理由は、KKR自身が持つアジアの営業網や消費財への投資ノウハウを活用してマンダムの企業価値を向上できると考えているからです。

マンダムは近年、若年層の減少や原材料費の上昇による価格転嫁などの課題に苦しんでおり、業績が伸び悩んでいました。

マンダム(4917)の売上高と営業利益の推移>

マンダム(4917)の売上高と営業利益の推移

(出典:マネックス証券の銘柄スカウター)

KKRは自社が持つリソースやノウハウを活用することで、マンダムの立て直しができると考えているようですね。

マンダムのMBOを巡る経緯

KKRがマンダムに対して買収提案をする前は、マンダムのMBOを巡ってアクティビストの介入がありました。時系列で表に整理したので、ぜひ参考にしてください。いずれも2025年のできごとです。

マンダムのMBOを巡るできごと
日付 できごと
9月10日 マンダムがMBOを発表
24日 野村絢※4氏らがマンダム株を6%超取得したことを報告
26日 カロンホールディングス(マンダム創業者に協力)を通じたMBOを開始
10月15日 野村絢氏らがマンダム株の17.63%を保有していることが判明
11月4日 マンダムが野村絢氏らの大量保有に対して、対応方針を策定。株主への応募推奨を撤回
5日 カロンホールディングスのMBO延長を発表
10日 野村絢氏らが10月末までにマンダム株を20.03%取得していたことが判明
19日 カロンホールディングスのMBO再延長を発表
27日 カロンホールディングスがMBO価格を2,520円に引き上げ
12月15日 米投資ファンドKKRがマンダムに買収提案をしたことが判明

※4 野村絢(のむらあや)氏は、日本のアクティビスト(物言う株主)の先駆者である村上世彰氏の長女です。村上氏と共に投資活動をしており、日本最大の個人投資家と言われています。

マンダムの株価への影響

KKRがマンダムに対する買収提案をおこなったことで、2025年12月16日にマンダム株は10%超上昇し、2,804円で取引を終えました。TOB価格は2,800円以上と開示されており、TOBの最低水準までは株価に織り込まれた形です。

マンダム(4917)の株価推移>

マンダム(4917)の株価推移

(出典:SBI証券

今後の株価見通しが気になるところですが、現時点では方向性を見定めることはむずかしいと言えます。現時点で考えられるシナリオは下の2つで、「KKRがTOBを開始できるかどうか」に大きく左右されます。

マンダムの株価見通し
シナリオ 株価見通し 詳細
①KKRによるTOB開始 上昇 マンダム取締役会が賛同してKKRが2,800円超でTOBを開始、提示水準近辺で推移
②KKRがTOB見送り 下落 マンダム取締役会からの賛同が得られずKKRがTOBを見送り、カロンHDのTOB価格(2,520円)まで下落

今後発表される情報に注目しておきましょう。

まとめ

米投資ファンドKKRによるマンダムへの買収提案について、現時点でわかっている情報や株価の見通しなどを解説しました。KKRによるTOBは、“マンダムの取締役会で賛同が得られるかどうか”に左右されます。今後の情報に注意して見守っていきましょう。

もしマンダムの取締役会で賛同が得られて、KKRによるTOBが実施されることになった場合は、当サイトで情報を詳しく解説予定です。

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やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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