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大阪製鐵による自己株TOBはいつ?なぜ?今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社も解説
大阪製鐵(5449)が自己株TOB(自己株式の公開買付)を実施し、1株当たり2,450円での一部株式取得を目指すと発表しました。今回は資本効率の向上と流通株式比率の改善を主な目的としたディスカウントTOBで、2025年1月31日終値2,723円を基準にすると、ディスカウント率は10.03%です。
このコラムでは、大阪製鐵の自己株TOBの概要や今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社はどこなのかを、株初心者向けにわかりやすく解説しています。ぜひ最後まで読んでくださいね。
大阪製鐵の自己株TOB【公開買付価格・期間・応募方法など】
大阪製鐵の大阪製鐵に対する自己株TOBの概要を、下の表に整理しました。
公開買付者 | 大阪製鐵 |
---|---|
被買収企業 | 大阪製鐵(5449) |
公開買付価格 | 2,450円※1 |
プレミアム | -10.0%※2 |
公開買付期間 | 2025年2月17日(月)~2025年3月17日(月) |
買付株数 | 9,000,000株 |
買付予定株数の下限 | - |
買付予定株数の上限 | 9,000,100株 |
公開買付代理人 | 大和証券 |
公開買付復代理人 | - |
上場 | 維持 |
目的 | 資本効率の向上と流通株式比率の改善 |
※1 普通株式1株あたりの買付価格です。
※2 2025年1月31日終値に対して、何%の上乗せがあったかを表しています。
大阪製鐵の株式を保有している場合はどうすれば良い?
大阪製鐵のTOBは「一部株式取得」です。大阪製鐵の株式を保有している方は、「①市場で売る」、「②指定の証券会社で申し込む」、「③そのまま保有する」のどれかを選択することになります。
しかし、今回は公開買付価格が株価を下回る「ディスカウントTOB」です。自己株TOBに応募してしまうと、株式市場で売るよりも低い株価で取引することになってしまいます。「③そのまま保有する」が望ましいでしょう。
大阪製鐵の公開買付代理人・復代理人はどこの証券会社?
大阪製鐵のTOBに応募する場合、指定の証券会社で申し込む必要があります。指定の証券会社のうち、公開買付者から業務・権限を委託された証券会社を「公開買付代理人」、公開買付代理人の業務を請け負う証券会社を「公開買付復代理人」と呼びます。
公開買付代理人 | 大和証券 |
---|---|
公開買付復代理人 | - |
大阪製鐵の株式を保有している方で、市場で売却せずTOBへの応募を考えている方は、大和証券に口座開設して株式を移管する必要があります。
公開買付代理人や復代理人には、SBI証券やマネックス証券などのネット証券が指定されるケースがあります。TOBの応募をスムーズに進めるためにも、今のうちに口座開設しておくのがおすすめです。